「日本の教育DXとICT教育の国際動向を深める勉強会」第4弾(3月30日)

「世界のICT教育に警鐘を鳴らす、ユネスコグローバル教育モニタリングレポート」
~教育効果についての確固たる証拠はほとんどない、適切な管理と規制を~

レポート概要2023『教育におけるテクノロジー:誰のためのツールなのか』(日本語版)は以下からダウンロード

■UNESCOレポートのダウンロード■

 

  

第35回共同研究集会「教育DX」対抗軸としての教育実践(3月20日)

 3月20日(木祝)は,第35回共同研究集会です。大阪教文センターは,これまで田中康寛事務局次長を中心に,世界各国のICT教育の動向を見てきました。しかし日本では,一人1台端末,GIGAスクール構想,教育DX…等,「教育のデジタル化」が強く叫ばれています。そうした中,教育の超デジタル化を推しすすめてきたスウェーデンでは,国を挙げて「デジタルからアナログ(紙の教科書)」へ移行しつつあります。


 端末の使いすぎによる,子どもの成長・発達に与える悪影響などが世界各国の論文でも取り上げられていたり,日本では闇雲にICT機器に授業を任せるなど,教師の専門性に関わる事例なども現れ,学校現場のあらゆることが「デジタル化」する中で,様々な矛盾も現れてきています。いまや「教育のデジタル化」によって,教育のあり方そのものが問われつつあります。
 大阪教文センターは,こうした「教育のデジタル化」の実態やICT先進国の状況を明らかにするとともに,「教育DX」等に関する問題提起と対抗軸としての実践報告をおこなっていきます。


3月20日㈭ 13時半 たかつガーデン 3Fローズ
【講演】…田中康寛事務局次長
演題=「世界に広がるICT教育の見直し〜失ってはならない大切なもの」
【シンポジウム】
コーディネーター 山口 隆大阪教文センター代表
小学校報告 (6年国語の授業を中心として)
中学校報告 (学年のとりくみ・文化発表会を中心として)

【感想】
●今日、受けとめた中身
「人間の教育は、人間が行う」…この言葉につきると思います。
「教育DX」をすすめることで「『学力』をつける」ことにつながる…かもしれないけれど「人を育てる」ことはできないと思いました。
「自由進度学習」「個別最適化」とか「不登校などの多様な子どもに対してor「コロナ禍での学力保障とか、いずれも「学力」に関わることでしかない。
そこに、教育として教師の存在理由があると思うし、それを大事にしていきたいと思いました。ありがとうございました。

●講演)膨大なユネスコの報告書などを読みこんで教育のデジタル化の問題性や課題をわかりやすくまとめ報告していただきありがとうございました。
拙速なICT教育の進展が子どもの心身に及ぼす悪影響ははかりしれないと思いました。特に認知機能にかかわる脳の領域への発達阻害の問題はショックでした。企業の収益、利便性、効率性が人間を壊すことになっているのではと思いました。
シンポジウム)お二人の先生から、教科書会社のつくった指導書の実際や現場の様子も教えてもらいました。ICT化のもとでますます先生方が伴走者(ファシリテーター)化し,それを良しとする風潮が伝わってきてよくわかりました。
ありがとうございました。

●講演:1歳半の娘がおり、父親としても聞かせてもらいました。”1人1台〜”が始まった頃はタブレットと本と理解度を比較しても変わらない報告もあったが、本日の講演で日々の授業等でデジタルでの学習(調べるだけなら良いと思います)に抵抗があったことがスッキリしました。私は高校の教諭だが、文科省データで不登校、問題行動において、小中高において大阪は上位にある。他の国での授業が困難な場合に対しての対応などにも興味、調べてみたいと思いました。

●講演内容は堺の子教連(子どもと教育を守る連絡会)でも、学童関係、保育関係、保護者・市民、学校関係の参加者の間で、たえず議論になっている課題でとても参考になりました。この問題意識、現状等をできる限り速く、多くの関係者の共通理解・共通認識にしていかなければならないなと痛感しました。
○中学校の文化発表会で3年間通して、クラスで演劇発表に取り組んだという事実だけでも驚異であり感動でした。
○堺でも、このような共同研究集会が開催できたらいいなと思いました。

●<講演のみ>
ずっとICT教育に対して漠然とした疑問・不安を感じていたのですが、今回ユネスコのデータ等とともに脳におよぼす影響など、実態を知ることができて本当によかったです。自信を持ってICT教育への疑問を提することができるという気持ちです。とても中身の濃いお話,この2倍か3倍の時間をかけてもっとじっくりお聞きしたい
くらいでした!ありがとうございました。

●田中さん(いつもながら、研究力に圧倒されています)ICT先進国の実態と変化よくわかりました。対抗軸…対面で、集団の中で子どもも教師も育っていくのですネ。
小学校 教材研究の大切さ、市販テストや指導書などいろんな面で拘束されている中で、がんばっている先生に感動しました。発問まで書かれているのにびっくりしました。
中学校 学年での合意を大切に、みんなで協力して行事を作りあげられている,努力に感動しました。
自由進度学習は、指導要のねらいそのものですネ。こんなので学力はつかないと思う。

●ICT教育見直しの世界的動向と現場での活用状況・問題点がよくわかり,とても興味深かったです。お2人の実践報告は子ども同士(教師も含)が関わり合い、深め合うことが教育本来の営みだと痛感させてもらいました。
とても学びが多く、まわりの方々にもその一端を紹介していきたいと思います。
ありがとうございました。

●すいません、何度も発言してしまいましたが、もう少し発言したい位でした。
座席が前を向いていたので、他の方の様子が見えなかったので、交流討論の際の机の配置はやはり円卓が良いですね。
今年度秋に市が文科省の役人を呼んで講演をさせました。多くのICTを使う理由を言っていましたが、あくまでツールですと言っていましたし、不登校の子どもに学習をとどけられるためにもタブレットは必要であると、学びを止めるな、皆が使ってくれないとタブレット予算ひき上げられてしまうと言っていました。そこが本音だったと思います。
シンガポール程度の使用状況が適切だと実感として思います。

●マルクスが言う「労働の疎外」が学習(学校での)にも起こっていると考えていて、なぜなのかどうしたらよいのかという答はまだみつかっていないですが人間とは何か,人間が人間を教育する、教育は人間によってしかできない、機械にはできないと言語化してもらったことで,何か見えてきた気がします。
学びの疎外があるから、不登校・いじめ・暴力行為の原因の1つとなっているのではないかと思います。労働の疎外と照らし合わせれば,学んだことが実感できない、一人(独り)にされる、学びが何かの手段になる、学びが強制される,などでしょうか。たぶん、同じことを考える人がいるとは思いますが。

●デジタル機器が子どもや教師を苦しめ、発達阻害,専門性の破壊をしていることがわかり、勉強になりました。現場の様子もわかり「個別最適化」「多様性」の言葉で子どもたちの全面発達、公教育が奪われていることもよくわかりました。ICT活用術②」をしっかり読んで学びたいです。大学ではアナログを大事にしています。感想文に手書きで返事を書き、レポートも手書きでもワードでもいいとしています。(手書きは2割ぐらいですが)レポートの文章を見て「あれ?」と違和感を持つことが増えてきました。AIの使用を見抜ける自分の力もつけないとと思っています。

●きょう、ここにくる電車の中で、隣にすわっている母と子(小学2,3年生の男児)が綾取りをしていた場面に出会ったのですが、きょうのシンポ,学校で子どもが各々にタブレット向かっている場面とを比較して、子どもたちの情緒が豊かに育つための場面、どちらがいいのか、答は即出る。
子どもの育ち、発達にとって何が大切か〜ICT教育がすすめられていく中で、ほんとしっかりと考えていかなければと痛感させられる半日でした。

●自分の実践を見つめ直して,価値を見つける良い機会を頂きありがとうございました。ICTととその周辺(個別最適化)によって,教員の専門性と子どもとの距離を奪われていく日との中で,やはり大切にしたいと思えるものが見えてきました。子どもと深くつながろうとするからこそ見えてくるもの,聞こえてくること,感じられる時間があり,教材を深く…

●話が深まっていき楽しかったです。
世界の情勢も勉強できて、国語の教材の読み取りも全く楽しかったです。こういう実践がICTの対抗軸になっていけば教育の希望が見えますね。

  

大阪環境教育交流会「集まって話そう地球の環境、私たちの未来」(3月23日)

 

第1部は小学校の実践です。

【3月23日 環境教育交流会★感想】
●今日は実践報告させて頂きありがとうございました。現場の先生方だけでなく、環境団体の方のお話も聞かせて頂けてとても勉強になりました。
「環境問題は人権問題だ」という認識をもっと教職員にも広げていかないといけないなと思いました。

●実践報告がとても興味深かったです。そして、一人の教員のエネルギーだけで、その取り組みが成り立っているのかな とも思わされました。どの先生でもできる授業というのは、結局のところ、教科書に載っている内容を伝える授業ということになってしまうのかもしれません。専門分野で活動されているNPOやNGOなどの方と上手にコラボしていきたいなと思いました。

●様々な取り組み方を知ることができ、大変参考になりました。また、リソースの情報も得られたので、今後の活動に役立てていきたいと思います。

●4年生の子ども達の活躍が学級通信などから伝わって来てその熱意と深く考え話し合っている姿に勇気ももらえました!! 先生の子ども達の意見を受けとめる姿勢にとても心を打たれました。たくさんのゲストティーチャーの方にコンタクトをとり、子ども達の熱量がまた周囲の大人,家族や地域にまで交わっていく教育はまさに現代に求められる資質を育てていると感じました!! 今後に更に飛躍して欲しいです☆ 学校のなかで、対企業として、あるいはクリーンセンターなど公共施設の社会のしくみを子どもたちが,大人がよりよくして行けるという実感を育て人の力を育てていきたいです。

●話せる環境(機会)を作ることは大切。
・教育者側の批判的な視点のアップデートも必要では、
・また、あらためて「コミュニケーション」について再考する必要がある
・意志決定の場や社会に少しでもつながっているというはたらきかけも
・また、「学校の先生には時間がない」という構造を変える必要も、

●先生の取り組みを聞くことができ、とてもよかった。事前・事後の取り組みや日頃のコミュニケーションの大切さ、実践的な取り組みが大切であることがわかった

●SDGsの授業実践では、クイズによって、関心を引き出し,生徒の感想をていねいに集めるという方法がよいと思いました。
出前授業や授業相談など、多彩な活動が報告され、若い人の知恵とパワーに関心しました。環境問題に関する世界の取り組みを、真っ向から逆向させようとする大統領のことを批判する取り組みも始めた方がよいかも知れませんね。

  

勉強会第3弾「学力世界一フィンランドにおける「学力低下」と格差拡大」1月26日

勉強会第3弾「学力世界一フィンランドにおける「学力低下」と格差拡大」

【子どものネットリスク教育研究会HPより】申込みは画像をクリック

大学院までの教育無償化、少人数学級、自主性を尊重した個性重視の教育で「教育の先進国」と評されているフィンランド。ところが、PISA学力調査の3科目平均点は、2006年に世界一だったことを最後に、以後下がり続けています。多くの皆さんが「なぜか」と思われるでしょう。

講師の田中氏は、経済戦略としての「教育の輸出」と、国内の教育産業界が一体となった「教育DX」の展開が、従来の国内教育制度との矛盾を広げ「教育の荒廃」が生じてきていると考え分析をしています。スウェーデンとは異なる展開のフィンランド。興味津々です。

  

シオリーヌさん講演「医療者が知っておくべき性教育の現状と課題」(11月30日)

大阪府保険医協会 女性医師歯科医師の会

【補足】統一教会と性教育(北日本放送9月2日)

【補足2】統一教会と性教育 その後(北日本放送 12月16日放送 前編)

【補足2】統一教会と性教育 その後(北日本放送 12月16日放送 後編)

【補足3】北日本放送公式チャンネルKNBふるさとスペシャル
「駅ナカ保健室 性教育は誰のものか」
知ることは、力になる 2023年5月28日(日)午後4時

■KNB公式チャンネルよりCM視聴(1分)■
生理中の痛みやピルの使用方法など、学校で教えきれていない“性”のこと。
ひとり思い悩む若者が気軽に相談できるようにと、去年4月富山駅に無料の保健室が開設した。

妊娠への具体的な行為や避妊について、若者たちの理解不足は人工妊娠中絶にもつながり、大きな社会問題となっている。

日本ではなぜ性教育がすすんでいないのか?
その背景には何があるのか?

学校教育の歴史も振り返りながら、性教育は誰のものかを考える。

 

■教文センターの2024年度サポーターになって下さい■

■ あなたも教文センターのサポーターに ■

サポーターになるには

① 右のQRコードから直接申し込む。

② 下の■申し込み先■をクリックして,送付先の住所・氏名等必要事項を記入の上,件名に「サポーター希望」とお書きの上,メールを発信してください。

後日,直近の大阪教育文化センターだより,おおさかの子どもと教育とあわせ,郵便振替用紙をお送りいたしますので,郵便局で振込をするか,直接教文センター事務局へカンパをお渡しください。
なお,ゆうちょ銀行や郵便局内のATMも利用可(局によっては土日利用可)。

■ 申し込み先 ■

  

教育実践講座「ザ・作文教育」(10月12日)

教育実践講座「ザ・作文教育」
●学級づくりと作文教育●
〜表現したいと思える学級をめざして〜
【実践編】子どもの作文をどう読むか
講師:なにわ作文の会

と き:2004年10月12日(土) 13時半〜16時
ところ:たかつガーデン 2Fガーベラ

講師の方は「子どもたちの今を知りたい」「子どもたちの表現を大切にしたい」という思 いから作文教育に出会います。お互いが理解し合えて,成長しあえる学級をつくるために必要不可欠なことが「書く」こと,「表現すること」と語っています。作文で自分自身を見つめ表現する,そして一人ひとりが表現した作品を学級で大切に読み 合う,その積み重ねが安心感や居心地の良さに繋がり,集団の中での成長が感じられる教室になる。そんな体験を経験してみませんか。

【講師の方から】
 私が教師として
 働かせていただくようになってから
 現場はどんどんと変わってきました。
 手書きだった通知表がデジタルになったり、
 各教室にタブレットが入ったりと、
 毎年のように大きな変化が起きています。 
 その変化の波に乗って、
 目新しいことに注目が集まりつつある今ですが、
 「子どもたち一人ひとりを大切にする」という
 根幹の部分を見失ってはいけないと強く感じます。
 できれば毎日一人ひとり、全員と話がしたい。
 だけど、そんな要領の良さは私にはなく、
 「あの子と話したいことあったのになあ」と
 後悔する日も少なくありません。
 だからこそ、子どもたちが今何を考え、
 何に喜びを感じ、
 何に悩んでいるのかなどを知りたくて、
 子どもたちの『表現したい』という想いを
 大切にしたいと考えています。
 その軸となる取り組みとして、
 私が学び続けていることが
 日記や作文など『書くこと』を
 大切にする生活綴方教育です。
 自分自身を見つめて表現する。
 そして、
 一人ひとりが表現した作品を
 学級で大切に読み合う。
 その積み重ねが、
 安心感や居心地の良さへと繋がり、
 集団だからこそできる成長が感じられる
 教室になっていくと思っています。