第34回共同研究集会「世界の新たな動きと子どもが輝く教育実践」(3月20日)

第34回共同研究集会
「世界の新たな動きと子どもが輝く教育実践」
〜UNESCOの新「教育勧告」と「憲法を生かす教育」を結ぶ〜

■チラシは画像をクリック■

【よびかけ】
いま世界は,地球の限界を超えた環境破壊による気候崩壊の危機や戦争拡大の危機,格差と貧困の拡大の危機など,人類的危機に直面しています。

これに対して,ユネスコが「教育の未来」世界報告書(2021年)を発表して「新たな教育変革と人類的共同のとりくみ」を提起しました。

その後世界的な協議を通じて,194加盟国が全会一致で採択したのが新たな「教育勧告」(「平和,人権,持続可能な発展のための教育に関する勧告」2023年11月20日)です。

その内容は,危機を引き起こした根源である新自由主義と,真正面から対抗する人類的共同を求める内容となっており,「憲法を生かす教育」と結んでいけば,現在の日本の新自由主義教育政策を転換させていく上でも,大きな力となります。

第34回共同研究集会では,ユネスコの新たな「教育勧告」,「教育の未来」世界報告書と「憲法を生かす教育」を結び,具体的な実践報告も交えて教育研究を深め合い,教育の新たな前進に向けて語りあいましょう。

と き 3月20日(水・祝)13時半
ところ 大阪府教育会館 3Fローズ

■基調報告(13時40分)
世界の新たな流れと結んで,「憲法を生かす教育」を前進させよう
—個人の尊厳に基づく,自立と人間的共同性を育む—
田中康寛(大阪教文センター事務局次長)

■実践報告(14時10分)

1「気候変動問題を考える」世界との出会いと共同の学び (高校)
2ジェンダー問題を学び,人間関係を広げ,自立し始めた生徒たち (高校)
3子どもの声で学級をつくる!(小学校)
4図工大好き,子どもの表現が生まれる教室(小学校)
■討論とまとめ(16時半終了)

  

第5回教育講座「人類の生存危機の中,求められる環境教育」(2月18日)

第5回教育講座 2月18日(日) 13時半 たかつガーデン 3Fカトレア
「人類の生存危機の中,求められる環境教育」
■画像をクリックすると,PDFファイルが開きます■

 大阪教文センターは,2月に2つの教育講座を開催します。

ユネスコ「REIMAGINING A new social OUR FUTURES contract for TOGETHER education」では,「私達は複数の重なり合う危機に直面している。社会的・経済的不 平等の拡大,気候変動,生物多様性の損失,地球の境界を超えた資源の仕様,民主主義の交代,破壊的な技術の自動化,暴力は私達の現在の歴史的岐路の特徴」とし,「人類の生存,人権,そして生きている地球が危険にさらされている」とし,教育に関する新しい社会契約を提案しています。現在は,環境問題に関わる深刻な問題が誰の目 にも明らかな状況です。このような中で,次の世代とともに環境問題の根本原因と展望を探求する環境教育の役割が重要になっています。

第5回は青山政利さん(元近畿大学)から「人類生存の危機の中,求められる環境教育」と題する講演をしていただき,学習と討議を中心にすすめていきます。その後昨年と同様各団体,個人の報告を聞いて,求められる環境教育の課題を明らかにして行く予定です。ぜひ,今の地球の状態を把握するところから学習をすすめていきませんか。 また環境教育研究会では,第2回環境教育交 流会という形で,学校だけでなく環境教育にかかわる団体にも参加を呼びかけています。

  

第4回教育講座「子どもの声で学級をつくる!」(2月3日)

第4回教育講座 2月3日(土) 13時半 たかつガーデン 3Fカトレア
「子どもの声で学級をつくる!」
〜てるてる坊主から平和学習まで〜6年生の集団づくり

■画像をクリックすると,PDFファイルが開きます■

 大阪教文センターは,2月に2つの教育講座を開催します。
 第4回教育講座は集団づくりです。「子どもの声で学級をつくる!〜てるてる坊主から平和学習まで〜」と題して,今年度初めての6年生担任となった,実践報告です。
 実践者は,この1年近く,集団を意識して学級づくりをすすめてきました。「班長を核として,学級会を回していきたい」と,班長会議や班会議を重視してきました。学級会で学級目標を検討し,それに合わせて班長会議で班編成を行い,日常生活での困っていることやトラブルの解決,学級内レクリェーションや校外学習・修学旅行に向けたとりくみなどをすすめていきます。
 さらに「この形で学級会を行うことで,いつもの私の学級では意見を出すことが難しい感じの子どもから意見が出ていたり、少数意見でも班長を介して全体に意見が出てきたりと小さい意見が大切にされる学級会になってきたように感じた」といいます。また,「目標への意識も変化し、子どもたち自身が課題意識を持ち学級会の議題に目標を達成するためにこうしようと提案する声が出てくるようになった」と振り返っています。
 本教育講座は,このとりくみを通して,子どもたちがどんどん成長していく姿を,現在進行形で報告していきます。是非参加していただき,子どもたちの成長を共有していただけたらと思います。

【感想】

●今日はありがとうございました。一番近くて遠いAさんの実践をきくことができてよかったです。私自身も集団づくり,自治にこだわって実践していますが,本当に大変です。実践を聞く中で,子どもの声を聴くとはどのようなこと(営み)か?そのためには子どもたちそして大人達がどのような集団であるべきか,どうあったらいいか?これから考えていけたら面白いなと思いました。

●子どもの声,自治を中心に据えた思い切った実践が爽快で,大変勉強になりました。子どもの話し合う内容から,子どもの要求や見方,授業に求めることもよくわかり,それをクラスで共通認識,目標にしていく姿がよかったです。管理に偏らず,個人の責任に押し込めず,自分たちの集団をどうしていくか真剣に考えていく。この経験が今後,自分たちの社会をどう変えていくかの道すじを示してくれているようで,さらにいいなぁという思いになりました。佐藤先生の「外界に働き換え変更していくことで,自分自身が働きかけられ変化していく」というマルクスの言葉が残りました。今日はありがとうございました。

  

第3回教育講座「部落問題の解決とは」(10月14日)

第3回教育講座 10月14日(土)13時半 たかつガーデン 3Fローズ
「部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜」

【内容】
基調提案 ①部落問題とは何か 
②部落問題の解決とは何か
③「部落」,「同和地区」は存在しない 
④「部落」,「同和地区」を語るものとのたたかい
⑤部落問題が解決したもとで,「新たな差別」とのたたかいが課題
講演 部落問題のそもそも論

■ブックレット「部落問題の解決」を発行(24年1月)■【第3回教育講座内容】
●基調報告。
教育の前提となる,そもそも論を述べる。①部落問題とは何か(明治以後に起こった,新しい身分制)②部落問題の解決は何か(問題にしない,何も知らなくていい,解決は複合的)③「部落」「同和地区」は存在しない(対象地域は多様)④部落差別が解決したもとで,「新たな差別を生む」ものとのたたかい(部落差別解消法は特別扱い・復活の根拠にならない,附帯決議を大切にすることが差別解消への道,大阪市教委=附帯決議に説明)

●講師のお話。①Oh,Happy Days(家族の動画)②「属地・属人」主義,申請方式による同和行政が混乱を作り出した(行政が差別を作り出す)③21世紀をめざす部落解放の基本方向(1987年 時代の制約)④地区指定なくなる(2016年)⑤「属性論」法務省=本来的にあるべからざる属性に基づく差別 ⑥民権連終結宣言大会⑦民権連運動の終結と全国への広がり ⑧維新政治を許さないたたかい
部落問題の概要を語るには短い時間であったが,感想にもあるように,非常にスッキリとした内容でまとめた講座となった。

【感想】同和問題の本質,スッキリした
●本日の講座は,私にとってとても貴重で学びの多かったお話を聞くことができました。私は,結婚して実家を出るまでZ市の住民でした。自分が子どもの頃,両親から聞かされてイメージができてしまった同和地区,小学校で受けてきた同和教育,そして中学生のとき初めて感じた逆差別意識。教職に就いてからは,すべてが疑問だらけでしたが,同和問題の本質が短い時間で知れて、スッキリしました。ありがとうございました。

●お二人の講演はどちらも素晴らしく,スッキリとしました。ありがとうございます。

●教育の現場では,部落問題と拉致問題の研修の押しつけが甚だしいので,話を聞かせてもらいました。わかりやすい話でよかったです。

●お二人から直接に話を聞かせて頂いて,本当にうれしくありがたかったです。あたかも「部落差別」があるかのように,つくられたものであることをしっかり指摘し続けなければならないと思う。「解放教育」なるものの欺瞞性を大いに暴露することが大事なのかなぁ?世の中が動いていることをはっきりと示すべし!

がんばっている教職員がいる!
●組合員ががんばっています。とにかく,未だに部落問題学習,部落問題研究,人権押しつけ行事を続けさせられている。しかし,たったひとりの彼は,ことごとく反対し,意見を述べることに何も反論できず,行事も減り,問題学習も弱くなっている。※やっぱり,金の流れを断たないとダメだと思う(府,市議会)。

誇らしく有意義な学習だった
●先日 部落研OB会があり,昔の仲間(と言っても私よりさらに先輩の75,6歳が中心)が30人近く集った。こもごも思い出は学生当時のたたかいが中心で,飲み食いして散会した。今日の部落問題学習をその折,みんなで確認できればよかったとつくづく思った。いろんな分野で奮闘されている先輩諸氏の運動が,私もそのほんのわずかの一端を担ったと考えると,大変誇らしく有意義な学習でした。

初任研で語られるべき内容
●初任者研修で語られるべき内容の講座だと思う。初任者研修で,「この地域が部落です」「その特徴は…」と言うことをH市でされてきた身からすると,毎年夏期に行われる夏の登校日の人権研修(悉皆,しかも保護者もともに参加させられる)なんかも,「平和登校日」からかけ離れたものであり,やはりおかしなものだったのだと改めて思った。まずは,市教委に対して夏期の「人権研修」改めさせていこうと思う。夏の大人教が大々的に夏季研を続けていることも気になるが…

ネットの差別事象
●今日はありがとうございました。「今も差別がある」と言い続けたい人たちにとって最近のよりどころは,「ネット」だと思っています。今日は質問する時間がありませんでしたが,最近のいわゆる「ネットでの地名さらし」について,どう考えていけばいいか,お二人にお聞きしたかったです。また機会があれば。

歴史はゆっくりと正しい方向に
●歴史はゆっくりと正しい方向に向かっているという言葉が印象的です。「部落差別はある」と言いきる人がいます。もちろんあるのはあるのかもしれませんが,部落民は本人が部落民だといわない限り,存在しないことは今日のお話でも明らかです。女性や男性のような属性とは違う,まさに人為的につくられたものです。学校教育で,どう教えるか教えないかは我々教員にかかっています。校内で子どものためにならない人権教育は是正するために,学習を続けていきます。

「もともとなかった」わかりやすかった
●問題は解決した,ということがよくわかりました。学校が本当に遅れている,教員管理の道具にまだ使おうとしている勢力もいますが,それも少数派になってきています。おかしいことはおかしいと言い続けます。「もともとなかった,人為的につくられたものだ」わかりやすかったです。

講師の言葉に確信を持って
●学校では「部落問題はまだある」「解決されなければならない」という教員がおり,団体があり,研究会がいまでもあります。「部落はない」「部落民はおらん」という講師の言葉に確信を持って,ひとり一人の人権を大切にする教員でありたいと,改めて思うことができました。

●学校現場でも「部落差別はある」という認識がずーっと残っています。今日の話を胸に,身近なところから少しずつできることをやっていきたいと思います。

学校における問題も取り上げて
●部落の基本に関する重要なことが聞けてよかったと思っています。部落も部落問題もなく,人が自由で幸せに生きていけるようにめざしていく大切さを感じました。できれば学校における(教育における)問題も取り上げてもらって討論もできたらと思いました。

講師の情報分析に敬意
●お二人のお話は,本当にわかりやすく,本質に基づくものだと思います。講師の情報収集力,情報を整理し,分析していく力に敬意を表します。次のお話は,いつもそうですが,本当にわかりやすい言い切りで,私たちに力を与えてくださっています。大阪歴教協の中で,また全国の歴教協の中で、今日の話で得た確信を伝えていきたいと思います。

●部落問題について,大変よくわかりました。「差別」の問題を「人権」の問題の第一の問題とすること自体が問い直さなければならないことだと思います。自由権,社会権をはじめ,幸福追求権,平和的生存権など「人権」は広く深いものです。

しっかり受けとめることができた
●前半の話。後半からしか聞けませんでしたが,部落問題の根本についての話として,しっかり受けとめることができました。後半の話。完全に濃縮されたものでした。個々の問題は,それぞれが自主的に(深めたければ)深めるのがよいのではないかと受けとめました。

●年に1回くらい,今日のような話を聞かないと,「部落差別はまだある」論に流されてしまいそうになります。ありがとうございました。

若い先生に今日の話を聞いてほしい
●お二人のお話を聞くことができて,今日は本当によかったです!!人為的につくられた差別は認められない!! その思いに,まわりの人々が共感を!! 日本は「人権後進国」であることがはっきり理解できました。誰もが普通に幸せに暮らしていけるためには,物事の本質を見抜く力だと訴えられる講師の言葉に共感します。現場で働く若い先生方に,今日のお二人の話を聞いて頂きたい!!という思いを強くしました。

友達は友達
●A市では,未だに「差別はある」として差別行政が残っています。毎年度屠畜場に市が6000万円入れており,修繕費等を含めると約1億にのぼります。前市長のときに10億で手打ちにしようとする動きもあったそうですが,うやむやにされ,今に至っています。市の議員団は,議会でも「逆差別ではないか」と指摘し,行政をただそうとがんばっています。私の友だちにも一部の地域に住んでいる子がいますが,友達は友達。どこに住んでいようが,友達に変わりないです(*^_^*)よいお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました。

●いい話,ありがとうございました。ぼくも大部発想の転換ができてない方ですが,もっと多くの人に部落問題の話を,かつてとは違った内容でしなければと思いました。

部落問題に対する的確な見解が示された
●基調提案では,部落差別解消法制定後7年を経過した現状をふまえて,「部落差別の解消」はどうなったのか,部落問題の解決のために今,何が大切なのか,そのために私たちは問題をどう捉え,どのように考えることが必要かについて,的確な見解が示されたと思います。この見解や方針が社会全体に普及することが解決の道だと思いました。講師の講演は,部落問題の解決をめざして,解同の攻撃に対して身体を張って闘ってきた生き方や人生が伝わってきて心が揺り動かされました。

あかんものはあかん!
●あかんものはあかん,と言い続けることが大事と改めて認識しました。Z市は,「同和地区はある」「同和地区住民がいる」と言う立場に立っていて,○○地区に住んだことがあったが,当時から「部落差別はなかった」と言ったら,それが差別発言だとして登録されてしまって悔しい思いをしています。やっぱり言い続けることが大事なんでしょうね。

 

「部落差別解消推進法のトリセツ」発行(2023.1.23)

研究会作成のホームページ「人権教育事典」 https://jinken-kyoiku.org/

 

  

第2回教育講座・図工大好き(9月16日)

 第2回教育講座
図工大好き
〜子どもの表現が生まれる教室〜

9月16日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア

「こんな大きな絵,どうやって描いているのだろう」と,印刷会社の担当者を感嘆させた,「大根の絵」。
毎回,「おおさかの子どもと教育」の表紙を飾る絵です。
四つ切(約50cm×70cmほど)いっぱいに描かれた大根は,子どもたちの表現によって,躍動感あふれる作品となっています。

第2回教育講座は,「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」です。
「おおさかの子どもと教育」99号〜104号の表紙と「表紙の絵のことば」を中心に,実践者にお話していただきます。
どんな実践で,子どもたちの絵が生まれたのか,クラスや子どもたちの様子も含めて描画等の技術的なことも語っていただきます。
美術が専門でない方も,気軽に参加できます。お忙しい時期と思いますが,ぜひご参加ください。

◆第2回教育講座◆
「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」
講師・報告者 (大阪美術教育の会)
とき:9月16日(土)13時半
ところ:たかつガーデン3Fカトレア
資料代:500円(教文センターサポーターは無料)

■ビラのDLはコチラ■

今後の予定
【第3回教育講座】
部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜
10月14日(土) 13時半〜
たかつガーデン 3Fローズ

★参加者の感想★

作品作りのポイントや導入の大切さを学べた
●どの作品も,子どもたち1人ひとりが楽しく描いたのだろうなと想像できるものばかりでした。いつも「子どもと教育」の表紙に先生の実践作品が載せられていて,「どうやって描かせているのだろう」と思っていました。今日のお話で,作品作りのポイントや導入の大切さ等を学べて,本当にお話が聞けてよかったと思いました。
今日は,たくさんの作品の紹介をして頂いてありがとうございました。

何かいいアイデアないかと参加した
●今日は,12月にある作品展に向けて,何かいいアイデアがないかなーと思って来ました。まだ先ですが,運動会の絵をぜひ描かせたいなと思いました。
 2年生,2回目ですが,たまごから生まれる絵をかかせて,すぐ飽きて,これでいいと持ってくる子,何が生まれるのかわからん,と言って,好きなものがなかなか描けない子がいて,びっくりしました。そういう子に自信を持ってとりくんでもらうにはどうしたいいかな〜と思いました。

●夏の全国大会は行けなかったので,今回ははじめて聞かせてもらって,たくさんの実践が勉強になりました。
 これだけの絵を作り上げて,子どもたちも満足だろうと思います。今日はありがとうございました。

授業のヒントがもらえた
●今回は,貴重なお話をありがとうございました。私は支援学校の高等部で美術を担当していますが,どんな題材を準備したら良いか,またどのように教えたらよいか悩んでいました。今回の講座を受けて,これからの授業に生かすヒントを得ることができました。
 これからさらに教材研究を重ねていき,子どもにあった題材や技法で授業を行っていけたらと思います。ありがとうございました。

●本日はご講演ありがとうございました。現在,支援学校に勤務しており,今年度美術を担当することになりました。美術の知識があるわけでもなく,教材にも行き詰まり,何かヒントになればと,今回参加させて頂きました。
 子どもたちの図工への気持ちの持っていき方,技法など大変参考になりました。今後の参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
 
絵を描く前のイメージさせる時間が大切
●図工の研修ってあまりないし,講演に行ったことがなかったので,興味を持ち,参加させて頂きました。私は図工が得意ではないので,子どもたち任せの授業,図工が好きな子どもたちに助けられた授業しかできていません。先生の実践を聞いて,絵を描く前のイメージさせる時間,知識を教えたり,体験したりする時間が大切なのだと学びました。特に低学年は,見方を豊かにする体験と絵を描くセットが子どもを大きく成長させるのだなと思わされました。これからの授業に生かしていきたいです。
 子どもたちの絵を紹介しているときの先生の笑顔がステキだなと思いました。

ぜひ実践したい 実技もほしかった
●教育講座の案内のくじらぐもに惹かれて,今回参加させてもらいました。もうすぐ,くじらぐもの授業に入るので,ぜひ実践してみたいと思います。
 先生のお話は,どれも興味深かったのですが,少人数の参加なら実際にクレパスや絵の具で色の使い方,作り方を見せて頂けたら良かったかと,時間や労力などいろいろな課題もあるかもしれませんが,またご検討ください。大人もやってみて子どもの苦労を知りたい…です。ラミネートの絵の具指導,さっそくやってみますね(^_^)
 もっと早く先生のお話を聞けばよかった。先週から絵の具を始めてしまいました。

「明日も来たい」学校に
●大根,プール,花火,自分の好きなもの,遊んだいるところ,物語,身近にある,子どもたちにとっても親しみのあるものを題材にした学びは,最近増えつつある「AI生成」の作品に対してどう考えるかのヒントとなるような気もします。
 また,子どもたちが作品を楽しんでつくれる工夫も,どの作品も認められて大切にされていることも大事と思います。また,紙版画を通じて,判子や印刷のしくみついても繋がるのは,実物に触れることのできる図工の学びの一つだなと思います。
 子どもたちの自己表現を(文でしたら作文ですが),より多彩な形でできるのも図工の魅力ですね。
 最近,学校が子どもたちにとっても教職員にとっても「今日は楽しかった」「明日もまた来たいな」「明日が楽しみだな」と思える場になっているのか,とても気になっています。今日の図工の実践は,まさに子どもたちが「明日もまた来たい」と思う実践だったのではないかと思います。

  

第2回教育講座・図工大好き(9月16日)

 第2回教育講座
図工大好き
〜子どもの表現が生まれる教室〜

9月16日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア

「こんな大きな絵,どうやって描いているのだろう」と,印刷会社の担当者を感嘆させた,「大根の絵」。
毎回,「おおさかの子どもと教育」の表紙を飾る絵です。
四つ切(約50cm×70cmほど)いっぱいに描かれた大根は,子どもたちの表現によって,躍動感あふれる作品となっています。

第2回教育講座は,「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」です。
「おおさかの子どもと教育」99号〜104号の表紙と「表紙の絵のことば」を中心に,実践者にお話していただきます。
どんな実践で,子どもたちの絵が生まれたのか,クラスや子どもたちの様子も含めて描画等の技術的なことも語っていただきます。
美術が専門でない方も,気軽に参加できます。お忙しい時期と思いますが,ぜひご参加ください。

◆第2回教育講座◆
「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」
講師・報告者 (大阪美術教育の会)
とき:9月16日(土)13時半
ところ:たかつガーデン3Fカトレア
資料代:500円(教文センターサポーターは無料)

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今後の予定
【第3回教育講座】
部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜
10月14日(土) 13時半〜
たかつガーデン 3Fローズ

  

第2回教育講座・図工大好き(9月16日)

 第2回教育講座
図工大好き
〜子どもの表現が生まれる教室〜

9月16日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア

「こんな大きな絵,どうやって描いているのだろう」と,印刷会社の担当者を感嘆させた,「大根の絵」。
毎回,「おおさかの子どもと教育」の表紙を飾る絵です。
四つ切(約50cm×70cmほど)いっぱいに描かれた大根は,子どもたちの表現によって,躍動感あふれる作品となっています。

第2回教育講座は,「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」です。
「おおさかの子どもと教育」99号〜104号の表紙と「表紙の絵のことば」を中心に,実践者にお話していただきます。
どんな実践で,子どもたちの絵が生まれたのか,クラスや子どもたちの様子も含めて描画等の技術的なことも語っていただきます。
美術が専門でない方も,気軽に参加できます。お忙しい時期と思いますが,ぜひご参加ください。

◆第2回教育講座◆
「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」
講師・報告者 (大阪美術教育の会)
とき:9月16日(土)13時半
ところ:たかつガーデン3Fカトレア
資料代:500円(教文センターサポーターは無料)

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今後の予定
【第3回教育講座】
部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜
10月14日(土) 13時半〜
たかつガーデン 3Fローズ

  

学校統廃合・小中一貫教育 大阪交流集会(6月18日)

学校統廃合・小中一貫教育大阪交流集会

■新版パンフレットはコチラ■

6月18日(日) 13時半〜16時 たかつガーデン・3Fカトレア
(大阪教育文化センター教育講座の一環として行う)
●講演
「『少子化=学校統廃合』は正しいのか
ー少子化時代における学校と地域のあり方を考える」
        講師 中山 徹さん(奈良女子大学)

◆地域・高校からの報告
1「大阪府立高校統廃合の現状と公教育の価値について」
2「『子育てするなら岸和田で』を再び実現するためにII
ー岸和田市の幼保再編計画と小中適正化計画に関わっての取り組み」
3「豊中市における新たな学校統廃合・再編計画~南部2校+3校義務教育学校・学園制」

◆参加者の感想◆

資料代 500円(教文センターサポーター無料)

■大阪交流集会のチラシはコチラ■

◆今年の教育講座◆
●第2回教育講座 「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室〜」 図工・美術
9月16日(土) 13時半 たかつガーデン 3Fカトレア

●第3回教育講座 「部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜」
10月14日(土) 13時半 たかつガーデン 3Fローズ

●環境教育 1月予定

■研究会へ参加される皆さん■

■教文センターの2023年度サポーターになって下さい■

■ あなたも教文センターのサポーターに ■

サポーターになるには

① 右のQRコードから直接申し込む。

② 下の■申し込み先■をクリックして,送付先の住所・氏名等必要事項を記入の上,件名に「サポーター希望」とお書きの上,メールを発信してください。

後日,直近の大阪教育文化センターだより,おおさかの子どもと教育とあわせ,郵便振替用紙をお送りいたしますので,郵便局で振込をするか,直接教文センター事務局へカンパをお渡しください。
なお,ゆうちょ銀行や郵便局内のATMも利用可(局によっては土日利用可)

■ 申し込み先 ■

  

第33回共同研究集会(3月21日)

 大阪教文センターは,3月21日に第33回共同研究集会を開きます。岸田政権下で憲法のもとで「当たり前」がどんどん壊されていく状況の中,「憲法を守る」から「憲法を実現する」「個人の尊厳を実現する」日本をめざす集会となるよう,以下の内容で行います。ぜひ多くの方の参加を希望します。
第33回共同研究集会 
と き:3月21日㈷ 13時半 
ところ:大阪府教育会館【訂正】2Fコスモス

【骨子】(テーマ) 今だからこそ,「憲法を生かす教育」について考えあおう
        ー個人の尊厳を重んじ,真理と平和を希求する子どもを育むー
 「安保3文書」の閣議決定によって,いま日本は「戦争か,平和か」の大きな岐路に立たされています。「戦争する国づくり」を許さず,憲法に基づき,日本と世界の平和をどう実現していくのか。あらためて「憲法を生かす教育」に焦点を当て,「個人の尊厳」を根本に据えた,平和,人権,地球環境,民主主義の課題へのとりくみや教育・学校づくりについて,実践報告をもとに語り合い,研究を深め合う集会に。

【基調提案】個人の尊厳を実現していく,人間的共同性を育む教育を
        〜平和,人権,環境,民主主義の課題と結んで〜
(基調提案 田中康寛事務局次長)
 ①いま日本社会は「戦争か平和か」,そして教育も重大な岐路に直面
 ②「憲法を生かし」,個人の尊厳に基づく人間的共同性を育む教育を
 ③子どもの輝き,教師の輝き,教育の輝き—身近な教育実践から—
 ④平和,人権,地球環境,民主主義の課題と「憲法を生かす教育」

【実践報告】
 ①【小学校】「命の大切さ,平和を考える」授業・集団づくり
 ②【中学校】「日常の教育活動の中で,平和・人権意識をはぐぐむ」
 ③【高校】「個人の尊厳,共感・連帯をはぐくむ」学校づくり

■ビラのDL■

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第5回教育講座・授業づくり(1月28日)

 第5回教育講座「授業づくり」
 「子どもが主体的にとりくむ授業をつくりたい
—国語・物語教材「くじらぐも」(小学1年生)を通して—」

授業づくり研究会では,この半年ほど「対話的学びを生み出す授業の構図」(久田敏彦・大阪青山大学)にも学びながら,物語教材「くじらぐも」の教材観や授業計画を検討してきました。そして何度もの教材観や授業計画の書き直しを通して,2学期中盤の授業にのぞみました。単元終了後,授業記録や子どもの感想をもとにさらに研究討議をおこない,今回の報告に至っています。
本講座では,教材研究や実際の授業を通して,「子どもが主体的に取り組む授業とは何か」「物語教材をどう扱うのか」などを考えることができればと思います。

1月28日㈯ 13時半〜16時15分
たかつガーデン(大阪府教育会館)B1オリーブ
資料代 500円(サポーター無料)

【第5回教育講座感想】
自分の授業に新しい気づき
●お話を聞いて,改めて,自分の授業に新しい気づきを得ることができました。子どものがんばり,成長に皆さんの意見から気づくことができたと思います。発問1つで,子どもたちの意見の深まりは,大きく変わっていきます。発問を精選するための時間は,とても大事だと感じました。また,同年代の先生方の意見もすごく参考になりました。改めて,教材研究をさらに進めていけたらと思いました。今日は勉強させていただき,ありがとうございました。

発表者のクラスの理解の深さやイメージの豊かさを感じた
●授業記録から初や活動への意義や意図を学ぶために,大変参考になりました。発問の段階で,迷っていることが多く,今日の実践は自分の少し先を見せてもらっているような感覚でした。ペアトークや班での議論など,学習集団の高まりを意識していない自分の発見につながり,授業づくりの難しさを感じました。「とりあえず」「いったん」の思いで,入れてしまっているので反省しました。授業づくりの中で,教材分析の大切さはようやく理解してきたのですが,それを授業に起こすことの難しさに対面しています。また,より一層研究していきたいと思いました。今日の発表で,報告者のクラスの理解の深さやイメージの豊かさを感じました。一年かけて1歩ずつ積み上げてきて読むことへの楽しさを記録から感じました。ありがとうございました。

子どもたちが登場人物のようにイメージして読めているなぁと
●4場面授業記録から。「しゅー!って感じ」「ぷくぷくおよいでいった」「気持ちいいところ」等々。子どもたちが登場人物になったようにイメージして読めているなぁと感心しました。そのイメージの中に,くじらぐものスピード感,「空を泳ぐ」キレイな表現,すてきだなぁと思いました。質疑討論の中で,お話のあった「どんなものが見える?」「どっちの方向に?」といった,自然な形で同化して読めるように促していく方法をもっと学びたいなとおも追いました。授業記録の中で,先生と子どもたちのあたたかなやりとりがよいなと思いました。教材分析の深さと,子どもとの関係性,たくさん学ばさせていただきました。ありがとうございます。

短い感想文の中に学習のプロセスで生じた変化が示されていた
●とても興味深い報告,有り難うございました。課題とされた「同化体験の不十分さ」ですが,久田先生が それがいかに難しいことかコメントされていましたが,フロアからの意見にも合ったように,この実践は既に作品世界への自己投入に,かなり成功されていると感じました。感想文だけではわからない学習後の「成果」も,また学びたいと思いました。話が変わりますが,自分自身も,今でもふと,空を見上げて「あの雲,〜に似ているなぁ…」って何気に雲を見つめ,そこから空想の世界に遊んだりすることがあるのですが,それって例えば,日常の悲しみや苦しみから一瞬だけでも逃れたりする「方便」になる気がしますが,こういったボーッとする時間,一見何もしていないような時間こそがイメージを豊かに膨らませ,ときに現実の困難さを相対化したり,空想の世界に遊んだ先に見えてくる幻想が現状を変えていく力へと転化したりするのかなぁって思ったりしました。
ちなみに僕が,注目したのが,14番の子どもです。「雲は割れる」という現実的な初発の感想から,「ヤッター」という,作品世界との一体化,そして,最後の「くじらぐもみっけ…」という観察眼の獲得。それぞれ短い感想文ですが,学習のプロセスで生じた変化が,端的に示されていて,興味深かったです。まさに,同化体験を血肉化して,日常に活かす,そんな力の育成ではないでしょうか。

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