教育実践講座「ザ・作文教育」(10月12日)

教育実践講座「ザ・作文教育」
●学級づくりと作文教育●
〜表現したいと思える学級をめざして〜
【実践編】子どもの作文をどう読むか
講師:なにわ作文の会

と き:2004年10月12日(土) 13時半〜16時
ところ:たかつガーデン 2Fガーベラ

講師の方は「子どもたちの今を知りたい」「子どもたちの表現を大切にしたい」という思 いから作文教育に出会います。お互いが理解し合えて,成長しあえる学級をつくるために必要不可欠なことが「書く」こと,「表現すること」と語っています。作文で自分自身を見つめ表現する,そして一人ひとりが表現した作品を学級で大切に読み 合う,その積み重ねが安心感や居心地の良さに繋がり,集団の中での成長が感じられる教室になる。そんな体験を経験してみませんか。

【講師の方から】
 私が教師として
 働かせていただくようになってから
 現場はどんどんと変わってきました。
 手書きだった通知表がデジタルになったり、
 各教室にタブレットが入ったりと、
 毎年のように大きな変化が起きています。 
 その変化の波に乗って、
 目新しいことに注目が集まりつつある今ですが、
 「子どもたち一人ひとりを大切にする」という
 根幹の部分を見失ってはいけないと強く感じます。
 できれば毎日一人ひとり、全員と話がしたい。
 だけど、そんな要領の良さは私にはなく、
 「あの子と話したいことあったのになあ」と
 後悔する日も少なくありません。
 だからこそ、子どもたちが今何を考え、
 何に喜びを感じ、
 何に悩んでいるのかなどを知りたくて、
 子どもたちの『表現したい』という想いを
 大切にしたいと考えています。
 その軸となる取り組みとして、
 私が学び続けていることが
 日記や作文など『書くこと』を
 大切にする生活綴方教育です。
 自分自身を見つめて表現する。
 そして、
 一人ひとりが表現した作品を
 学級で大切に読み合う。
 その積み重ねが、
 安心感や居心地の良さへと繋がり、
 集団だからこそできる成長が感じられる
 教室になっていくと思っています。

 

  

ワクワクドキドキ・図工の授業【教育実践講座】(6月22日)

 大阪教文センターの教育講座は,従来の教育講座の他に,新たに実践(実技)講座を企画しています。第1弾は「先生も子どもも ワクワクドキドキ 図工の授業」です。
 昨年の教育講座で「実際にクレパスや絵の具を使って,色の作り方や使い方を見せていただけたら…」との感想を受け,今年度は実技講座を行います。
 クレパスの実技指導を昨年度の講師(大阪美術教育の会),物語「くじらぐも」(小学1年)「にじいろのさかな」(低学年)の絵の指導を講師(同)がつとめます。子どもの気持ちになって,実際に作品を作ってみたり,作品を鑑賞したりして図工の指導に生かしていく,講座です。
 今年度は算数・数学,社会,国語など教科の実践講座も予定しています。ぜひ,ご参加を。

「図工の時間は、手作業を保障できる最後の砦のような時間です。手をたくさん使わせてあげたいです。子どもたちは、「図工が楽しかった」「早く明日の図工の時間になってほしい」などと言ってくれます。やはり、子どもたちは、手作業が大好きなのです。それが子どもたちの発達要求なのです。図工の時間を大事にしていきたいです。
 また、図工は、一人一人の個性がダイレクトに表現できる授業です。だからこそ、それに喜びを感じる子もいれば、抵抗を感じる子もいます。みんなが安心して自分を表現できるようにするためには、やはり集団づくりが大切になってきます」
(おおさかの子どもと教育106号「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室〜」より)

●教育実践講座・図工
●6月22日㈯ 13時半〜16時 資料代500円(サポーター無料)
●大阪府教育会館(たかつガーデン)3Fカトレア
●用意するもの クレパス(お持ちでない方は教文センターで用意しますので,上のQRコードから申込みを)

■6月以降の実践講座・教育講座など■
◆ジェンダー教育 7月13日㈯ 14時 大阪府教育会館705号室 
(ジェンダー平等教育研究会)
◆インターネットと部落問題 9月7日㈯ 13時半 大阪府教育会館2FコスモスB
(「部落問題解決と教育」研究会)
◆社会・実践講座 1月18日㈯ 13時半 大阪府教育会館3Fローズ

◆その他,算数・数学,理科,国語などの教科実践講座,環境教育,学校統廃合・小中一貫教育大阪交流集会等も予定しています。 

  

第34回共同研究集会「世界の新たな動きと子どもが輝く教育実践」(3月20日)

第34回共同研究集会
「世界の新たな動きと子どもが輝く教育実践」
〜UNESCOの新「教育勧告」と「憲法を生かす教育」を結ぶ〜

■チラシは画像をクリック■

【よびかけ】
いま世界は,地球の限界を超えた環境破壊による気候崩壊の危機や戦争拡大の危機,格差と貧困の拡大の危機など,人類的危機に直面しています。

これに対して,ユネスコが「教育の未来」世界報告書(2021年)を発表して「新たな教育変革と人類的共同のとりくみ」を提起しました。

その後世界的な協議を通じて,194加盟国が全会一致で採択したのが新たな「教育勧告」(「平和,人権,持続可能な発展のための教育に関する勧告」2023年11月20日)です。

その内容は,危機を引き起こした根源である新自由主義と,真正面から対抗する人類的共同を求める内容となっており,「憲法を生かす教育」と結んでいけば,現在の日本の新自由主義教育政策を転換させていく上でも,大きな力となります。

第34回共同研究集会では,ユネスコの新たな「教育勧告」,「教育の未来」世界報告書と「憲法を生かす教育」を結び,具体的な実践報告も交えて教育研究を深め合い,教育の新たな前進に向けて語りあいましょう。

と き 3月20日(水・祝)13時半
ところ 大阪府教育会館 3Fローズ

■基調報告(13時40分)
世界の新たな流れと結んで,「憲法を生かす教育」を前進させよう
—個人の尊厳に基づく,自立と人間的共同性を育む—
田中康寛(大阪教文センター事務局次長)

■実践報告(14時10分)

1「気候変動問題を考える」世界との出会いと共同の学び (高校)
2ジェンダー問題を学び,人間関係を広げ,自立し始めた生徒たち (高校)
3子どもの声で学級をつくる!(小学校)
4図工大好き,子どもの表現が生まれる教室(小学校)
■討論とまとめ(16時半終了)

■感想■
報告することで頭の整理ができた
●9年間の義務教育の中で傷つき,学校・人間不信に陥っている生徒を高校で受けとめ,学び直しをしている側面があります。小学校であんなに素晴らしい取り組みをされている先生がいらっしゃることを知れて,失礼ですが,安心しました。小学校の図工の実践報告の中で,「子どもは手作業が発達要求となっている」という言葉にはとても納得しました。高校生でも,授業中ノートを1ページもとらず,ケータイを触ったり化粧が止められない人がいます。しかし,文化祭での作業で模造紙に書くという作業になると,寝転びながらも2枚書き上げた生徒がいました。ICTがスウェーデンでもどんどん縮小されているという話も大変興味深かったです。私にも中学生の娘がいますが,なかなか大変な様子です。今日は貴重なお話が聞けてよかったです。ありがとうございました。私も報告させてもらうことで,頭の整理ができました。ありがとうございました。

教師は専門職!
●教師とは専門職であることを改めて考えさせられる集会でした。自分のやっていること,考えていることに自信を持ち,実践していきたいと思いました。そのために時間と余裕を!! あと給料も!!

元気が出た
●ユネスコの教育勧告を学習できる貴重な機会をいただきました。また,教育実践を知ることもでき,大変な小学校の実態も知れて,よい時間でした。元気が出ました。呼んでいただき,ありがとうございました。

世界的危機に立ち向かうためには
●今日は,パネリストとして参加させていただきました。気候変動のこと,ユネスコの「教育の未来」世界報告書と「教育勧告」のこと,知らなかったことをたくさん知れました。この世界的な危機に立ち向かうためには,私たちがこれまで大切にしてきた実践を続けていくことが,大切だと改めて思いました。

確かな手応えが
●それぞれの先生方が,技術や知識を教えることだけでなく,子どもたちの思いや考えを尊重した学びを実践されており,とても力を頂けたと感じています。時間や上からの圧力など,制約がある中でも,子どもの思いを大切にしていくことの大切さ,子どもから返ってくるものの確かな手応えが,この集会で明らかになったのではと感じました。前に立ってくださった四人の方の思いをさらに広められるように,私も頑張っていけたらと思っています。ありがとうございました。

実践を聞いて学んで,心も体も元気に
●今日のお話を聞いて,授業も学校生活も管理してそろえたい人たち(教員の中にもたくさんいる)と,子ども主体で自由に授業や学校をつくっていきたい人たち(自分もそうでありたい)とのせめぎ合いがずっと続いている,いまの学校のことを思いました。そして,そのせめぎ合いに本当に疲弊し,管理とスタンダードに押され続けている,自分も学校もすり減っているようなことも思いました。でも,こういった場に来て,子どもがいきいきとしている豊かな実践を聞くことで,学んで心も体も元気にして,あきらめずに自分もただしいと思えたことを信じて,やっていけます。もっともっとたくさんの人たちに,今日のような実践を知らせたいです。

未来の子どもたちのための教育を想像できるのは,教職員
●いまの政府の教育施策,それに大きく影響されていて,学習指導要領は,「今」や「直近」という近視感的な社会観のまま,「今の社会構造の中にどう組み込める人材を育てるか」というものに成っていると感じている。そうではなく,子どもたちを「10年後,20年後の社会を新しく創っていく主体者」として育てていく観点から,貴重提案と4つの実践報告をつないでいくことができるのではないかと思う。そして,10年後,20年後の子どもたちのための教育を想像できるのは,やはり目の前の子どもたちに直接教育をおこなう教職員だと思う。

実践報告に感銘
■共同研究集会には初めて参加しました。基調提案はスケールが大きく,刺激的なものですが,十分消化できていないので,改めてきちんと読んで学びたいと思います。方向性はまちがっていないと思いますが,現場でどう具体化し,実践していくかは,集団的な議論が必要ですね。4名の方の実践報告は,どれもすばらしいものばかりで感銘を受けました。退職して丸一年,今後地元で教文センターの活動を細々ですが,すすめていけたらなと思っています。私の2024年度のテーマは,授業づくり,学級(集団)づくりにしたいと思っていますので,本日の報告を大いに参考にさせていただきたいと思います。今日は,ありがとうございました。

地球的課題の解決に向けて,教育はどう立ち向かうかが示された
■「教育の未来」世界報告書と新たな「教育勧告」の話は,人類が直面する様々な地球的課題の解決に向けて,教育はどう立ち向かうかについて示された,包括的な指針であることがわかりました。個人の尊厳と平和と人権,環境を大切にすること,教育と子どもを歪める新自由主義教育政策や競争と管理の評価を拒絶することの意義が理論化されていると思いました。この指針に基づいて世界中の教育者が実践することが求められていると思いました。後半の4人の方の実践報告はどれも感動的なものでした。ありがとうございました。

「学級の声を大切にしてくれてありがとう」
■感動的で,多くの気づきを与えてもらった研究集会でした。ありがとうございました。小学校の報告に,特に6人の子らに「学級の声を大切にしてくれてありがとう」の声は,すばらしいと感じました。

個人の尊厳を大事にした教育がここにある!!
■「ユネスコの新たな動き」すごい学びとなりました。
「個人の尊厳と人間的共同性」新しいキーワードにしたい!!それぞれに,子どもたち,生徒たちが輝く瞬間を大切にした授業実践や集団づくり,社会的課題の学びの実践を知り,ブラックな現場でがんばっている現場の先生たちに,心から拍手を送りたい。まさに,個人の尊厳を大事にした教育がここにある!!と実感しました。ありがとうございました。最後,大阪教育文化センターの存在,すごいです!!

  

第5回教育講座「人類の生存危機の中,求められる環境教育」(2月18日)

第5回教育講座 2月18日(日) 13時半 たかつガーデン 3Fカトレア
「人類の生存危機の中,求められる環境教育」
■画像をクリックすると,PDFファイルが開きます■

 大阪教文センターは,2月に2つの教育講座を開催します。

ユネスコ「REIMAGINING A new social OUR FUTURES contract for TOGETHER education」では,「私達は複数の重なり合う危機に直面している。社会的・経済的不 平等の拡大,気候変動,生物多様性の損失,地球の境界を超えた資源の仕様,民主主義の交代,破壊的な技術の自動化,暴力は私達の現在の歴史的岐路の特徴」とし,「人類の生存,人権,そして生きている地球が危険にさらされている」とし,教育に関する新しい社会契約を提案しています。現在は,環境問題に関わる深刻な問題が誰の目 にも明らかな状況です。このような中で,次の世代とともに環境問題の根本原因と展望を探求する環境教育の役割が重要になっています。

第5回は青山政利さん(元近畿大学)から「人類生存の危機の中,求められる環境教育」と題する講演をしていただき,学習と討議を中心にすすめていきます。その後昨年と同様各団体,個人の報告を聞いて,求められる環境教育の課題を明らかにして行く予定です。ぜひ,今の地球の状態を把握するところから学習をすすめていきませんか。 また環境教育研究会では,第2回環境教育交 流会という形で,学校だけでなく環境教育にかかわる団体にも参加を呼びかけています。

★感想★「みんなで生きること」,経済成長主義を革命していくこと
●青山先生の「みんなで生きること」,経済成長至上主義の社会システム(価値観)を革命していくこと,というお話が心にささりました。見通しがぼやけ,為すべきことが曖昧な世界の状況に「為せば成る 為さねば成らぬ成る業(わざ)を 成らぬと捨つる人のはかなき」という武田信玄の言葉が頭に浮かびました。それぞれの社会的な役割の中で,為すことから環境教育を前進させる「自然と共に生きる人づくり」を成す教師になりたいと思えました。ぜひとも来年もこの会を続けてくださいますよう,お願い申し上げます。せいわエコクラブさんやあおぞら財団さんの「未来を創る人を育てる」という理念にも勇気づけられました。

ショックを受けたが,がんばります
●本日は貴重な講演,ありがとうございました。私は2010年生まれなので,90歳になるころには,地球はオワタになってしまうことにショックを受けました。なので,私は悪足掻きして死のうと思いました。がんばります。(中学生)

●久しぶりに青山先生のお話を聞き,環境のとりくみへの思いが新たになりました。また,ユネスコ報告の紹介も励まされる内容でした。ありがとうございます。

地球温暖化が解決に向かわないのは,経済のしくみにあるのだろうか
●オゾンホールが解決に向かう一方,地球温暖化(気候変動)が解決に向かわないのは,やはり大量生産・大量消費(商品・エネルギー)の経済のしくみにあるのだろうか。それを若い世代に伝えるには,どうしたらよいのだろうか。せいわエコクラブ・あおぞら財団・いけだエコスタッフなどの実践にそのヒントがあると感じたのは私ひとりではないのではないだろうか。
UNESCOもいいこと言っていますね。「不平等の拡大」が根本的な問題だということ…,その原因は…?

「まったなし!」と再認識
●青山先生の講演で「待ったなし!」と再認識しました。教育現場ではなかなかすすんでない現実もわかりました。本日の講演で,今後も声を上げていかなければと思いました。
気になったのは,環境教育の交流会なので,参加者には当日,ペットは使わないとすることはどうですか?水筒持参必須。せいわは外部講師の方にもペットボトルのお茶は出さなくなりました。講師の方からのお話で実現しています。

せいわエコクラブの活動はサポートがしっかりしている
●青山先生のお話は,大変勉強になった。1965年水準に戻ればよいということや10年前の環境教育のすすむべきが今も通じる内容であること等参考になった。せいわエコクラブのとりくみは毎年素晴らしいなと思いながら,聞いている。継続して参加する子どもたちがいるのは楽しい活動でありつつ,やりがいがあり,目指す方向がはっきりしていること等,サポートがしっかりしているのかなぁと思った。
UNESCO環境教育に関する報告は大変参考になった。「協力と連帯の教育学へ」は大事にしたい部分である。

現状の危機をデータで伝える
●小学校6年理科の最後の単元に「自然と共に生きる」という学習があり,私たちの暮らしと環境について扱われています。しかし中身は,水や空気の循環と食物連鎖について,概括するだけです。子どもたちは,自分のこととして受けとめたり,行動することにはつながりません。心がけで何とかしようとする態度を押しつけているみたいに思えます。現状の危機をデータで伝えて,教える中身を変えないとダメですね。私自身は,若い人の活躍を紹介したりしてきましたが。ユネスコの2023報告は詳しく読んでみます。

  

第4回教育講座「子どもの声で学級をつくる!」(2月3日)

第4回教育講座 2月3日(土) 13時半 たかつガーデン 3Fカトレア
「子どもの声で学級をつくる!」
〜てるてる坊主から平和学習まで〜6年生の集団づくり

■画像をクリックすると,PDFファイルが開きます■

 大阪教文センターは,2月に2つの教育講座を開催します。
 第4回教育講座は集団づくりです。「子どもの声で学級をつくる!〜てるてる坊主から平和学習まで〜」と題して,今年度初めての6年生担任となった,実践報告です。
 実践者は,この1年近く,集団を意識して学級づくりをすすめてきました。「班長を核として,学級会を回していきたい」と,班長会議や班会議を重視してきました。学級会で学級目標を検討し,それに合わせて班長会議で班編成を行い,日常生活での困っていることやトラブルの解決,学級内レクリェーションや校外学習・修学旅行に向けたとりくみなどをすすめていきます。
 さらに「この形で学級会を行うことで,いつもの私の学級では意見を出すことが難しい感じの子どもから意見が出ていたり、少数意見でも班長を介して全体に意見が出てきたりと小さい意見が大切にされる学級会になってきたように感じた」といいます。また,「目標への意識も変化し、子どもたち自身が課題意識を持ち学級会の議題に目標を達成するためにこうしようと提案する声が出てくるようになった」と振り返っています。
 本教育講座は,このとりくみを通して,子どもたちがどんどん成長していく姿を,現在進行形で報告していきます。是非参加していただき,子どもたちの成長を共有していただけたらと思います。

【感想】

●今日はありがとうございました。一番近くて遠いAさんの実践をきくことができてよかったです。私自身も集団づくり,自治にこだわって実践していますが,本当に大変です。実践を聞く中で,子どもの声を聴くとはどのようなこと(営み)か?そのためには子どもたちそして大人達がどのような集団であるべきか,どうあったらいいか?これから考えていけたら面白いなと思いました。

●子どもの声,自治を中心に据えた思い切った実践が爽快で,大変勉強になりました。子どもの話し合う内容から,子どもの要求や見方,授業に求めることもよくわかり,それをクラスで共通認識,目標にしていく姿がよかったです。管理に偏らず,個人の責任に押し込めず,自分たちの集団をどうしていくか真剣に考えていく。この経験が今後,自分たちの社会をどう変えていくかの道すじを示してくれているようで,さらにいいなぁという思いになりました。佐藤先生の「外界に働き換え変更していくことで,自分自身が働きかけられ変化していく」というマルクスの言葉が残りました。今日はありがとうございました。

  

第3回教育講座「部落問題の解決とは」(10月14日)

第3回教育講座 10月14日(土)13時半 たかつガーデン 3Fローズ
「部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜」

【内容】
基調提案 ①部落問題とは何か 
②部落問題の解決とは何か
③「部落」,「同和地区」は存在しない 
④「部落」,「同和地区」を語るものとのたたかい
⑤部落問題が解決したもとで,「新たな差別」とのたたかいが課題
講演 部落問題のそもそも論

■ブックレット「部落問題の解決」を発行(24年1月)■【第3回教育講座内容】
●基調報告。
教育の前提となる,そもそも論を述べる。①部落問題とは何か(明治以後に起こった,新しい身分制)②部落問題の解決は何か(問題にしない,何も知らなくていい,解決は複合的)③「部落」「同和地区」は存在しない(対象地域は多様)④部落差別が解決したもとで,「新たな差別を生む」ものとのたたかい(部落差別解消法は特別扱い・復活の根拠にならない,附帯決議を大切にすることが差別解消への道,大阪市教委=附帯決議に説明)

●講師のお話。①Oh,Happy Days(家族の動画)②「属地・属人」主義,申請方式による同和行政が混乱を作り出した(行政が差別を作り出す)③21世紀をめざす部落解放の基本方向(1987年 時代の制約)④地区指定なくなる(2016年)⑤「属性論」法務省=本来的にあるべからざる属性に基づく差別 ⑥民権連終結宣言大会⑦民権連運動の終結と全国への広がり ⑧維新政治を許さないたたかい
部落問題の概要を語るには短い時間であったが,感想にもあるように,非常にスッキリとした内容でまとめた講座となった。

【感想】同和問題の本質,スッキリした
●本日の講座は,私にとってとても貴重で学びの多かったお話を聞くことができました。私は,結婚して実家を出るまでZ市の住民でした。自分が子どもの頃,両親から聞かされてイメージができてしまった同和地区,小学校で受けてきた同和教育,そして中学生のとき初めて感じた逆差別意識。教職に就いてからは,すべてが疑問だらけでしたが,同和問題の本質が短い時間で知れて、スッキリしました。ありがとうございました。

●お二人の講演はどちらも素晴らしく,スッキリとしました。ありがとうございます。

●教育の現場では,部落問題と拉致問題の研修の押しつけが甚だしいので,話を聞かせてもらいました。わかりやすい話でよかったです。

●お二人から直接に話を聞かせて頂いて,本当にうれしくありがたかったです。あたかも「部落差別」があるかのように,つくられたものであることをしっかり指摘し続けなければならないと思う。「解放教育」なるものの欺瞞性を大いに暴露することが大事なのかなぁ?世の中が動いていることをはっきりと示すべし!

がんばっている教職員がいる!
●組合員ががんばっています。とにかく,未だに部落問題学習,部落問題研究,人権押しつけ行事を続けさせられている。しかし,たったひとりの彼は,ことごとく反対し,意見を述べることに何も反論できず,行事も減り,問題学習も弱くなっている。※やっぱり,金の流れを断たないとダメだと思う(府,市議会)。

誇らしく有意義な学習だった
●先日 部落研OB会があり,昔の仲間(と言っても私よりさらに先輩の75,6歳が中心)が30人近く集った。こもごも思い出は学生当時のたたかいが中心で,飲み食いして散会した。今日の部落問題学習をその折,みんなで確認できればよかったとつくづく思った。いろんな分野で奮闘されている先輩諸氏の運動が,私もそのほんのわずかの一端を担ったと考えると,大変誇らしく有意義な学習でした。

初任研で語られるべき内容
●初任者研修で語られるべき内容の講座だと思う。初任者研修で,「この地域が部落です」「その特徴は…」と言うことをH市でされてきた身からすると,毎年夏期に行われる夏の登校日の人権研修(悉皆,しかも保護者もともに参加させられる)なんかも,「平和登校日」からかけ離れたものであり,やはりおかしなものだったのだと改めて思った。まずは,市教委に対して夏期の「人権研修」改めさせていこうと思う。夏の大人教が大々的に夏季研を続けていることも気になるが…

ネットの差別事象
●今日はありがとうございました。「今も差別がある」と言い続けたい人たちにとって最近のよりどころは,「ネット」だと思っています。今日は質問する時間がありませんでしたが,最近のいわゆる「ネットでの地名さらし」について,どう考えていけばいいか,お二人にお聞きしたかったです。また機会があれば。

歴史はゆっくりと正しい方向に
●歴史はゆっくりと正しい方向に向かっているという言葉が印象的です。「部落差別はある」と言いきる人がいます。もちろんあるのはあるのかもしれませんが,部落民は本人が部落民だといわない限り,存在しないことは今日のお話でも明らかです。女性や男性のような属性とは違う,まさに人為的につくられたものです。学校教育で,どう教えるか教えないかは我々教員にかかっています。校内で子どものためにならない人権教育は是正するために,学習を続けていきます。

「もともとなかった」わかりやすかった
●問題は解決した,ということがよくわかりました。学校が本当に遅れている,教員管理の道具にまだ使おうとしている勢力もいますが,それも少数派になってきています。おかしいことはおかしいと言い続けます。「もともとなかった,人為的につくられたものだ」わかりやすかったです。

講師の言葉に確信を持って
●学校では「部落問題はまだある」「解決されなければならない」という教員がおり,団体があり,研究会がいまでもあります。「部落はない」「部落民はおらん」という講師の言葉に確信を持って,ひとり一人の人権を大切にする教員でありたいと,改めて思うことができました。

●学校現場でも「部落差別はある」という認識がずーっと残っています。今日の話を胸に,身近なところから少しずつできることをやっていきたいと思います。

学校における問題も取り上げて
●部落の基本に関する重要なことが聞けてよかったと思っています。部落も部落問題もなく,人が自由で幸せに生きていけるようにめざしていく大切さを感じました。できれば学校における(教育における)問題も取り上げてもらって討論もできたらと思いました。

講師の情報分析に敬意
●お二人のお話は,本当にわかりやすく,本質に基づくものだと思います。講師の情報収集力,情報を整理し,分析していく力に敬意を表します。次のお話は,いつもそうですが,本当にわかりやすい言い切りで,私たちに力を与えてくださっています。大阪歴教協の中で,また全国の歴教協の中で、今日の話で得た確信を伝えていきたいと思います。

●部落問題について,大変よくわかりました。「差別」の問題を「人権」の問題の第一の問題とすること自体が問い直さなければならないことだと思います。自由権,社会権をはじめ,幸福追求権,平和的生存権など「人権」は広く深いものです。

しっかり受けとめることができた
●前半の話。後半からしか聞けませんでしたが,部落問題の根本についての話として,しっかり受けとめることができました。後半の話。完全に濃縮されたものでした。個々の問題は,それぞれが自主的に(深めたければ)深めるのがよいのではないかと受けとめました。

●年に1回くらい,今日のような話を聞かないと,「部落差別はまだある」論に流されてしまいそうになります。ありがとうございました。

若い先生に今日の話を聞いてほしい
●お二人のお話を聞くことができて,今日は本当によかったです!!人為的につくられた差別は認められない!! その思いに,まわりの人々が共感を!! 日本は「人権後進国」であることがはっきり理解できました。誰もが普通に幸せに暮らしていけるためには,物事の本質を見抜く力だと訴えられる講師の言葉に共感します。現場で働く若い先生方に,今日のお二人の話を聞いて頂きたい!!という思いを強くしました。

友達は友達
●A市では,未だに「差別はある」として差別行政が残っています。毎年度屠畜場に市が6000万円入れており,修繕費等を含めると約1億にのぼります。前市長のときに10億で手打ちにしようとする動きもあったそうですが,うやむやにされ,今に至っています。市の議員団は,議会でも「逆差別ではないか」と指摘し,行政をただそうとがんばっています。私の友だちにも一部の地域に住んでいる子がいますが,友達は友達。どこに住んでいようが,友達に変わりないです(*^_^*)よいお話を聞かせて頂きました。ありがとうございました。

●いい話,ありがとうございました。ぼくも大部発想の転換ができてない方ですが,もっと多くの人に部落問題の話を,かつてとは違った内容でしなければと思いました。

部落問題に対する的確な見解が示された
●基調提案では,部落差別解消法制定後7年を経過した現状をふまえて,「部落差別の解消」はどうなったのか,部落問題の解決のために今,何が大切なのか,そのために私たちは問題をどう捉え,どのように考えることが必要かについて,的確な見解が示されたと思います。この見解や方針が社会全体に普及することが解決の道だと思いました。講師の講演は,部落問題の解決をめざして,解同の攻撃に対して身体を張って闘ってきた生き方や人生が伝わってきて心が揺り動かされました。

あかんものはあかん!
●あかんものはあかん,と言い続けることが大事と改めて認識しました。Z市は,「同和地区はある」「同和地区住民がいる」と言う立場に立っていて,○○地区に住んだことがあったが,当時から「部落差別はなかった」と言ったら,それが差別発言だとして登録されてしまって悔しい思いをしています。やっぱり言い続けることが大事なんでしょうね。

 

「部落差別解消推進法のトリセツ」発行(2023.1.23)

研究会作成のホームページ「人権教育事典」 https://jinken-kyoiku.org/

 

  

第2回教育講座・図工大好き(9月16日)

 第2回教育講座
図工大好き
〜子どもの表現が生まれる教室〜

9月16日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア

「こんな大きな絵,どうやって描いているのだろう」と,印刷会社の担当者を感嘆させた,「大根の絵」。
毎回,「おおさかの子どもと教育」の表紙を飾る絵です。
四つ切(約50cm×70cmほど)いっぱいに描かれた大根は,子どもたちの表現によって,躍動感あふれる作品となっています。

第2回教育講座は,「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」です。
「おおさかの子どもと教育」99号〜104号の表紙と「表紙の絵のことば」を中心に,実践者にお話していただきます。
どんな実践で,子どもたちの絵が生まれたのか,クラスや子どもたちの様子も含めて描画等の技術的なことも語っていただきます。
美術が専門でない方も,気軽に参加できます。お忙しい時期と思いますが,ぜひご参加ください。

◆第2回教育講座◆
「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」
講師・報告者 (大阪美術教育の会)
とき:9月16日(土)13時半
ところ:たかつガーデン3Fカトレア
資料代:500円(教文センターサポーターは無料)

■ビラのDLはコチラ■

今後の予定
【第3回教育講座】
部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜
10月14日(土) 13時半〜
たかつガーデン 3Fローズ

★参加者の感想★

作品作りのポイントや導入の大切さを学べた
●どの作品も,子どもたち1人ひとりが楽しく描いたのだろうなと想像できるものばかりでした。いつも「子どもと教育」の表紙に先生の実践作品が載せられていて,「どうやって描かせているのだろう」と思っていました。今日のお話で,作品作りのポイントや導入の大切さ等を学べて,本当にお話が聞けてよかったと思いました。
今日は,たくさんの作品の紹介をして頂いてありがとうございました。

何かいいアイデアないかと参加した
●今日は,12月にある作品展に向けて,何かいいアイデアがないかなーと思って来ました。まだ先ですが,運動会の絵をぜひ描かせたいなと思いました。
 2年生,2回目ですが,たまごから生まれる絵をかかせて,すぐ飽きて,これでいいと持ってくる子,何が生まれるのかわからん,と言って,好きなものがなかなか描けない子がいて,びっくりしました。そういう子に自信を持ってとりくんでもらうにはどうしたいいかな〜と思いました。

●夏の全国大会は行けなかったので,今回ははじめて聞かせてもらって,たくさんの実践が勉強になりました。
 これだけの絵を作り上げて,子どもたちも満足だろうと思います。今日はありがとうございました。

授業のヒントがもらえた
●今回は,貴重なお話をありがとうございました。私は支援学校の高等部で美術を担当していますが,どんな題材を準備したら良いか,またどのように教えたらよいか悩んでいました。今回の講座を受けて,これからの授業に生かすヒントを得ることができました。
 これからさらに教材研究を重ねていき,子どもにあった題材や技法で授業を行っていけたらと思います。ありがとうございました。

●本日はご講演ありがとうございました。現在,支援学校に勤務しており,今年度美術を担当することになりました。美術の知識があるわけでもなく,教材にも行き詰まり,何かヒントになればと,今回参加させて頂きました。
 子どもたちの図工への気持ちの持っていき方,技法など大変参考になりました。今後の参考にさせて頂きます。ありがとうございました。
 
絵を描く前のイメージさせる時間が大切
●図工の研修ってあまりないし,講演に行ったことがなかったので,興味を持ち,参加させて頂きました。私は図工が得意ではないので,子どもたち任せの授業,図工が好きな子どもたちに助けられた授業しかできていません。先生の実践を聞いて,絵を描く前のイメージさせる時間,知識を教えたり,体験したりする時間が大切なのだと学びました。特に低学年は,見方を豊かにする体験と絵を描くセットが子どもを大きく成長させるのだなと思わされました。これからの授業に生かしていきたいです。
 子どもたちの絵を紹介しているときの先生の笑顔がステキだなと思いました。

ぜひ実践したい 実技もほしかった
●教育講座の案内のくじらぐもに惹かれて,今回参加させてもらいました。もうすぐ,くじらぐもの授業に入るので,ぜひ実践してみたいと思います。
 先生のお話は,どれも興味深かったのですが,少人数の参加なら実際にクレパスや絵の具で色の使い方,作り方を見せて頂けたら良かったかと,時間や労力などいろいろな課題もあるかもしれませんが,またご検討ください。大人もやってみて子どもの苦労を知りたい…です。ラミネートの絵の具指導,さっそくやってみますね(^_^)
 もっと早く先生のお話を聞けばよかった。先週から絵の具を始めてしまいました。

「明日も来たい」学校に
●大根,プール,花火,自分の好きなもの,遊んだいるところ,物語,身近にある,子どもたちにとっても親しみのあるものを題材にした学びは,最近増えつつある「AI生成」の作品に対してどう考えるかのヒントとなるような気もします。
 また,子どもたちが作品を楽しんでつくれる工夫も,どの作品も認められて大切にされていることも大事と思います。また,紙版画を通じて,判子や印刷のしくみついても繋がるのは,実物に触れることのできる図工の学びの一つだなと思います。
 子どもたちの自己表現を(文でしたら作文ですが),より多彩な形でできるのも図工の魅力ですね。
 最近,学校が子どもたちにとっても教職員にとっても「今日は楽しかった」「明日もまた来たいな」「明日が楽しみだな」と思える場になっているのか,とても気になっています。今日の図工の実践は,まさに子どもたちが「明日もまた来たい」と思う実践だったのではないかと思います。

  

第2回教育講座・図工大好き(9月16日)

 第2回教育講座
図工大好き
〜子どもの表現が生まれる教室〜

9月16日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア

「こんな大きな絵,どうやって描いているのだろう」と,印刷会社の担当者を感嘆させた,「大根の絵」。
毎回,「おおさかの子どもと教育」の表紙を飾る絵です。
四つ切(約50cm×70cmほど)いっぱいに描かれた大根は,子どもたちの表現によって,躍動感あふれる作品となっています。

第2回教育講座は,「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」です。
「おおさかの子どもと教育」99号〜104号の表紙と「表紙の絵のことば」を中心に,実践者にお話していただきます。
どんな実践で,子どもたちの絵が生まれたのか,クラスや子どもたちの様子も含めて描画等の技術的なことも語っていただきます。
美術が専門でない方も,気軽に参加できます。お忙しい時期と思いますが,ぜひご参加ください。

◆第2回教育講座◆
「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」
講師・報告者 (大阪美術教育の会)
とき:9月16日(土)13時半
ところ:たかつガーデン3Fカトレア
資料代:500円(教文センターサポーターは無料)

■ビラのDLはコチラ■

今後の予定
【第3回教育講座】
部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜
10月14日(土) 13時半〜
たかつガーデン 3Fローズ

  

第2回教育講座・図工大好き(9月16日)

 第2回教育講座
図工大好き
〜子どもの表現が生まれる教室〜

9月16日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア

「こんな大きな絵,どうやって描いているのだろう」と,印刷会社の担当者を感嘆させた,「大根の絵」。
毎回,「おおさかの子どもと教育」の表紙を飾る絵です。
四つ切(約50cm×70cmほど)いっぱいに描かれた大根は,子どもたちの表現によって,躍動感あふれる作品となっています。

第2回教育講座は,「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」です。
「おおさかの子どもと教育」99号〜104号の表紙と「表紙の絵のことば」を中心に,実践者にお話していただきます。
どんな実践で,子どもたちの絵が生まれたのか,クラスや子どもたちの様子も含めて描画等の技術的なことも語っていただきます。
美術が専門でない方も,気軽に参加できます。お忙しい時期と思いますが,ぜひご参加ください。

◆第2回教育講座◆
「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室」
講師・報告者 (大阪美術教育の会)
とき:9月16日(土)13時半
ところ:たかつガーデン3Fカトレア
資料代:500円(教文センターサポーターは無料)

■ビラのDLはコチラ■

今後の予定
【第3回教育講座】
部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜
10月14日(土) 13時半〜
たかつガーデン 3Fローズ

  

学校統廃合・小中一貫教育 大阪交流集会(6月18日)

学校統廃合・小中一貫教育大阪交流集会

■新版パンフレットはコチラ■

6月18日(日) 13時半〜16時 たかつガーデン・3Fカトレア
(大阪教育文化センター教育講座の一環として行う)
●講演
「『少子化=学校統廃合』は正しいのか
ー少子化時代における学校と地域のあり方を考える」
        講師 中山 徹さん(奈良女子大学)

◆地域・高校からの報告
1「大阪府立高校統廃合の現状と公教育の価値について」
2「『子育てするなら岸和田で』を再び実現するためにII
ー岸和田市の幼保再編計画と小中適正化計画に関わっての取り組み」
3「豊中市における新たな学校統廃合・再編計画~南部2校+3校義務教育学校・学園制」

◆参加者の感想◆

資料代 500円(教文センターサポーター無料)

■大阪交流集会のチラシはコチラ■

◆今年の教育講座◆
●第2回教育講座 「図工大好き〜子どもの表現が生まれる教室〜」 図工・美術
9月16日(土) 13時半 たかつガーデン 3Fカトレア

●第3回教育講座 「部落問題の解決とは〜今問われる課題を明らかに〜」
10月14日(土) 13時半 たかつガーデン 3Fローズ

●環境教育 1月予定

■研究会へ参加される皆さん■

■教文センターの2023年度サポーターになって下さい■

■ あなたも教文センターのサポーターに ■

サポーターになるには

① 右のQRコードから直接申し込む。

② 下の■申し込み先■をクリックして,送付先の住所・氏名等必要事項を記入の上,件名に「サポーター希望」とお書きの上,メールを発信してください。

後日,直近の大阪教育文化センターだより,おおさかの子どもと教育とあわせ,郵便振替用紙をお送りいたしますので,郵便局で振込をするか,直接教文センター事務局へカンパをお渡しください。
なお,ゆうちょ銀行や郵便局内のATMも利用可(局によっては土日利用可)

■ 申し込み先 ■

  

第33回共同研究集会(3月21日)

 大阪教文センターは,3月21日に第33回共同研究集会を開きます。岸田政権下で憲法のもとで「当たり前」がどんどん壊されていく状況の中,「憲法を守る」から「憲法を実現する」「個人の尊厳を実現する」日本をめざす集会となるよう,以下の内容で行います。ぜひ多くの方の参加を希望します。
第33回共同研究集会 
と き:3月21日㈷ 13時半 
ところ:大阪府教育会館【訂正】2Fコスモス

【骨子】(テーマ) 今だからこそ,「憲法を生かす教育」について考えあおう
        ー個人の尊厳を重んじ,真理と平和を希求する子どもを育むー
 「安保3文書」の閣議決定によって,いま日本は「戦争か,平和か」の大きな岐路に立たされています。「戦争する国づくり」を許さず,憲法に基づき,日本と世界の平和をどう実現していくのか。あらためて「憲法を生かす教育」に焦点を当て,「個人の尊厳」を根本に据えた,平和,人権,地球環境,民主主義の課題へのとりくみや教育・学校づくりについて,実践報告をもとに語り合い,研究を深め合う集会に。

【基調提案】個人の尊厳を実現していく,人間的共同性を育む教育を
        〜平和,人権,環境,民主主義の課題と結んで〜
(基調提案 田中康寛事務局次長)
 ①いま日本社会は「戦争か平和か」,そして教育も重大な岐路に直面
 ②「憲法を生かし」,個人の尊厳に基づく人間的共同性を育む教育を
 ③子どもの輝き,教師の輝き,教育の輝き—身近な教育実践から—
 ④平和,人権,地球環境,民主主義の課題と「憲法を生かす教育」

【実践報告】
 ①【小学校】「命の大切さ,平和を考える」授業・集団づくり
 ②【中学校】「日常の教育活動の中で,平和・人権意識をはぐぐむ」
 ③【高校】「個人の尊厳,共感・連帯をはぐくむ」学校づくり

■ビラのDL■

【次ページに感想】 “第33回共同研究集会(3月21日)” の続きを読む

  

第5回教育講座・授業づくり(1月28日)

 第5回教育講座「授業づくり」
 「子どもが主体的にとりくむ授業をつくりたい
—国語・物語教材「くじらぐも」(小学1年生)を通して—」

授業づくり研究会では,この半年ほど「対話的学びを生み出す授業の構図」(久田敏彦・大阪青山大学)にも学びながら,物語教材「くじらぐも」の教材観や授業計画を検討してきました。そして何度もの教材観や授業計画の書き直しを通して,2学期中盤の授業にのぞみました。単元終了後,授業記録や子どもの感想をもとにさらに研究討議をおこない,今回の報告に至っています。
本講座では,教材研究や実際の授業を通して,「子どもが主体的に取り組む授業とは何か」「物語教材をどう扱うのか」などを考えることができればと思います。

1月28日㈯ 13時半〜16時15分
たかつガーデン(大阪府教育会館)B1オリーブ
資料代 500円(サポーター無料)

【第5回教育講座感想】
自分の授業に新しい気づき
●お話を聞いて,改めて,自分の授業に新しい気づきを得ることができました。子どものがんばり,成長に皆さんの意見から気づくことができたと思います。発問1つで,子どもたちの意見の深まりは,大きく変わっていきます。発問を精選するための時間は,とても大事だと感じました。また,同年代の先生方の意見もすごく参考になりました。改めて,教材研究をさらに進めていけたらと思いました。今日は勉強させていただき,ありがとうございました。

発表者のクラスの理解の深さやイメージの豊かさを感じた
●授業記録から初や活動への意義や意図を学ぶために,大変参考になりました。発問の段階で,迷っていることが多く,今日の実践は自分の少し先を見せてもらっているような感覚でした。ペアトークや班での議論など,学習集団の高まりを意識していない自分の発見につながり,授業づくりの難しさを感じました。「とりあえず」「いったん」の思いで,入れてしまっているので反省しました。授業づくりの中で,教材分析の大切さはようやく理解してきたのですが,それを授業に起こすことの難しさに対面しています。また,より一層研究していきたいと思いました。今日の発表で,報告者のクラスの理解の深さやイメージの豊かさを感じました。一年かけて1歩ずつ積み上げてきて読むことへの楽しさを記録から感じました。ありがとうございました。

子どもたちが登場人物のようにイメージして読めているなぁと
●4場面授業記録から。「しゅー!って感じ」「ぷくぷくおよいでいった」「気持ちいいところ」等々。子どもたちが登場人物になったようにイメージして読めているなぁと感心しました。そのイメージの中に,くじらぐものスピード感,「空を泳ぐ」キレイな表現,すてきだなぁと思いました。質疑討論の中で,お話のあった「どんなものが見える?」「どっちの方向に?」といった,自然な形で同化して読めるように促していく方法をもっと学びたいなとおも追いました。授業記録の中で,先生と子どもたちのあたたかなやりとりがよいなと思いました。教材分析の深さと,子どもとの関係性,たくさん学ばさせていただきました。ありがとうございます。

短い感想文の中に学習のプロセスで生じた変化が示されていた
●とても興味深い報告,有り難うございました。課題とされた「同化体験の不十分さ」ですが,久田先生が それがいかに難しいことかコメントされていましたが,フロアからの意見にも合ったように,この実践は既に作品世界への自己投入に,かなり成功されていると感じました。感想文だけではわからない学習後の「成果」も,また学びたいと思いました。話が変わりますが,自分自身も,今でもふと,空を見上げて「あの雲,〜に似ているなぁ…」って何気に雲を見つめ,そこから空想の世界に遊んだりすることがあるのですが,それって例えば,日常の悲しみや苦しみから一瞬だけでも逃れたりする「方便」になる気がしますが,こういったボーッとする時間,一見何もしていないような時間こそがイメージを豊かに膨らませ,ときに現実の困難さを相対化したり,空想の世界に遊んだ先に見えてくる幻想が現状を変えていく力へと転化したりするのかなぁって思ったりしました。
ちなみに僕が,注目したのが,14番の子どもです。「雲は割れる」という現実的な初発の感想から,「ヤッター」という,作品世界との一体化,そして,最後の「くじらぐもみっけ…」という観察眼の獲得。それぞれ短い感想文ですが,学習のプロセスで生じた変化が,端的に示されていて,興味深かったです。まさに,同化体験を血肉化して,日常に活かす,そんな力の育成ではないでしょうか。

■ビラのDLはコチラ■

 

  

第4回教育講座「環境教育」(1月22日)

集まって話そう地球の環境、私たちの未来
~大阪環境教育交流会(第4回教育講座)へのおさそい~


#気候変動問題ってどんな問題なの?
#自然エネルギーについて知りたい!
#外来生物は生物多様性にどう影響するか?
#プラスチックで海洋生物にどんな影響が出るの?
#多発する自然災害にどう備える?

■ビラはコチラ■

■機関紙掲載ビラはコチラ■

SDGsやプラスチック汚染問題、など環境をめぐるいろんな課題がさまざまな形で取り上げられようになっています。学校でも授業やクラブ活動、行事などで環境教育に取り組むことが多くなっています。しかし一方で「環境問題をどのように子どもに提示して良いかわからない」とか
「そもそも環境問題についてよくわからない」といった声も多くあります。

環境教育研究会では学校での教育実践を交流すると同時に、地域など学校外で環境教育に取り組む団体とも交流や検討を行ってきました。こういった経験を多くの人と共有するために環境教育交流会を行います。
交流会の中では、学校でどのように環境問題に取り組んだかという実践報告と検討、参加団体の活動や資料の展示、配布、紹介を行います。

日 時 1月22日(日) 13時半〜16時半(13時開場)
会 場 大阪府教育会館(たかつガーデン) 3Fカトレア
資料代 500円 (教文センターサポーター、学生は無料)

●13:35〜14:30
実践報告①「国際問題講座実践報告」
気候変動の問題を中心に学習した高校の授業実践です。気候変動についてどう考えていますか?様々な立場になって、ロールプレイをしてみましょう。伝説のスピーチと言われた3人に出会ってもらい、自分たちに何ができるか考えてみよう。地球環境問題の本質はどこにあるのか、一緒に探ってみましょう!

●1435〜1530
実践報告②「地球環境を考える出前授業」 豊中市民エネルギーの会
豊中市などの小学校の出前授業の紹介。地球の歴史や生命の進化を知って自然、生命の大切さを知る。現在地球でおこっている地球環境の危機について学ぶ。自分たちの生活を考え、どのような行動が必要とされているかを考える。という内容を2時間の授業で行った。授業の内容や子どもたちの反応について報告。

●15:35〜16:20
全体討議③ 参加団体からの活動紹介や全体討議
      (資料配付・パネル展示あり)
●16:20〜 まとめ 

主  催 大阪教育文化センター 環境教育研究会
参加団体 池田エコスタッフ、豊中市民エネルギーの会、あおぞら財団、せいわエコクラブ

第4回教育講座「環境教育」集まって話そう地球の環境,私たちの未来
30人が参加しました
【感想】
授業づくりも学ぶことができた衝撃的な内容
●自分自身,余り気候危機に対して知識がないまま参加させて頂きましたが,生徒の関心を高める方法など,授業づくりに関する方法も学ぶことができた良い機会になったと思います。たとえば,グループ活動として,報告者が取り組んでいた,温暖化賛成派と反対派に別れてディスカッションする方法などは,自分では思いつかず,文化祭学習の際に行うことができていれば,より興味や理解を引き出すことができたのではないかと後悔するほど衝撃的でした。また,中学校の先生の発表では皆で蝶の育成や植物の育成など,生徒とやってみたいことも学ぶことができ,大変よかったと思います。本日はお招きいただき,ありがとうございました。(高校)

●学校教育現場で,生徒が環境問題を考える取り組みを,工夫して行っている諸活動の報告を,様々な方から聞かせてもらい,興味深く受け取りました。
特に高校の報告には,いろいろな点で考えさせられました。ありがとうございました。彼女の授業に臨む姿勢には,新しい観点がいろいろあり,それについての討論をするのも,意義があるように思いました。

少しずつ協力できるように世界がなってほしい
●普段,学校で習うことよりも細かく知らなかったことをいろいろ知れました。環境というテーマでも様々な活動をされている方がたくさんいて,私はまだまだ考えられていなかったんだなと気づきました。何年も昔からSDGsの活動はあったのに,有名になってきたのは最近だし,私と同年代,年下の方達が声を上げているのはよく聞くし,見るけれどあんまり変わっていないように感じるので,すごく悲しいです。活動が遅いな,と思う。少しずつ協力できるように世界がなってほしいので,私もこまめに電気消したりします!!(高校生)

社会,理科でアプローチが異なることに面白い発見が
●環境教育について,社会科の立場からのアプローチと,理科の立場からのアプローチとが異なるところに面白い発見がありました。社会科からは,政治・経済と環境のつながり,理科は地球そのもの,という具合です。子どもたちにとって様々な角度から学ぶことが大事だと思いました。
地域のいろいろな活動を知れてよかったです。地域の市民の活動が,本当に自分たちの環境をつくるものだと思いました。(高校)

●学校の授業で詳しくやってほしいと思いました。
●いろんな方面の方のお話が聞けて,とても勉強になりました。たくさんの方に,もっと環境について知ってもらえたらよいと感じました。大人の知恵・知識と子どもの興味・学びで,日本や世界の環境がよくなればと思いました。貴重なお話,ありがとうございました。

気候変動と経済活動のつながり,子どもの権利…重要な指摘
●今日は,気候危機というテーマや生物多様性といったテーマに関心のある方の参加があって,いつもとはまた違う方のお話も伺えてよかったです。ただ,学校の授業で,つい「子どもたちにもできること」ということで,省エネやゴミ拾いやエコバッグや…。そういう行動を出口として示す授業ではかえって子どもたちの視野を狭くするように思う。(それがご報告の冒頭で紹介された子どもの反応に繋がるのだろう)
最後に気候変動と経済活動のつながり,子どもの権利,主体性のことに発言が及んだが,非常に重要な指摘だと思う。現実に,気候変動を止めるのに,何が必要か,社会変革に繋がる構造的理解に繋がる環境教育について考えたい。
【追伸】女性が動ける社会をつくるのは,男性です。男社会が邪魔するため,女性が動けない! 男性同士で,女性の社会進出をさまたげる社会を変える行動をぜひ起こしてください!!

プロセスを大事にされている丁寧なとりくみ
●様々な環境教育のとりくみを知ることができて良かったです。参考になりました。高校のとりくみは,プロセスを大事にされている丁寧なとりくみで,最後の学生の感想文では,自分の言葉で気候変動に対する考えが述べられており,学習の成果を感じました。特に年が近い人の言葉(伝説のスピーチ等)が与える影響が大きいように思います。
意見交換で,市民エネルギーの会がお話しされた内容がとても興味深かったです。ドイツで環境について学びに行くぐらいなら,地元の再エネのとりくみを実践的に学ぶということの方が確かに教育効果は高いと思います。
学校の先生方と市民活動をされている方が情報交換できる貴重な場だと思います。引き続き,よろしくお願いします。
子どもに,地球温暖化の問題は今に始まったことではないのに,なぜ,子どもに責任を押しつけるのかと言われたことがあります。大人として,できることも,しっかり考えて行動していきたいと思います。

●本日は本当にありがとうございました。たくさんの団体,学校の先生が草の根で環境教育の活動をされていることを知ることができて,とてもよかったです。ぜひ,活動内容を見させていただきたいと思いました。
●いろいろな活動団体のいろいろな発表が聞けてよかったです。私たちにできることをもう少し考え,身近なところからとりくめるようにしたいです。

すごい迫力の報告
●高校の授業,小学校の出前授業,両方とも,すごい迫力でした。生徒たちに訴えるときも,これくらいの迫力が必要なのだと思いました。
環境教育も,小さいうちからが大切で,箕面の例をあげられていて,箕面市民としては,嬉しかったです。その他の団体も,老若男女の方々が熱心に取り組まれていて,頼もしいと感じました。このような交流会を,ぜひ,続けていってほしいと思います。ともにがんばりましょう★(高校)

●高校生には自ら考える,小学生には楽しく工夫され,環境について学ばれているのだなと。環境だけでなく,生物といろいろな問題が地球を取り囲んでいるのだと改めて感じました。今日は参加させていただき,ありがとうございました。
●このような環境教育交流会にはじめて参加しましたが,環境について教育という新しい視点で考えることができてよかったです。

地域で行動する団体の存在に勇気づけられた
●地域で環境問題を考え,行動している団体があることに勇気づけられました。ともすると,教育機関を卒業すると,こうしたことを学ぶ機会であったり,活動する場がないようにもとらえてしまいがちですが,こんなにも地道な活動されている市民団体があることに大きな意義を感じました。今後も勉強を続けていきたいです。(高校)
●環境教育の実践については,先に聞かせてもらってますが,多くの団体が環境問題にとりくんでいることがわかってよかった。参加も多く,準備にご苦労があったと思いますが,ありがとうございました。(退職教員)

ヒントをもらった!
●小学6年生の理科学習は,いろいろな単元がありますが,大きくは「環境」で,最後に調べ学習があります。どのような言葉がけで,どのように調べさせたらよいのか,いろいろとヒントをいただいたと思います。ありがとうございました。

●ひとつひとつの実践は大変すばらしいものでした。高校の社会科の教員の私としては,地球環境の問題を,社会構造(国家独占資本主義経済)の問題としてもとらえたいとも思っています。本日は,ご苦労様でした。ありがとうございます。
●世代を超えたつながりで,問題解決にとりくみたい。いろいろな活動と協働できるような取組ができるといいなあと思ってます。高校生の参加に希望を感じた

●環境問題を考える上で,経済活動との関係でとらえることが根本におかれなければならないと考えます。斎藤幸平さんの「人新世の『資本論』」の中の環境に対する搾取という観点や経済の発展が人々の幸せを本当にもたらのかという根本的な問い直しが必要と思いました。
今日の会に,高校生が参加してくれていることに希望を感じました。今,社会は大人たちの力では打開が困難な問題をいくつかかかえています。子どもの権利条約は,そうした大人では乗り越えることのできない問題を,子どもの力でのりこえようとしています。子どもの意見表明権を今こそ大切にして,社会の発展に生かすことが世界の未来を守ることになると思います。

いま,人類は協力するか,滅亡するかが問われている
●様々な活動をされているのがわかってよかった。若者たちが環境に関心を持ち,未来の社会をつくっていく活動に全力が出せるような状態をつくることが大人の責任ではないかと思う。
子どもたちへの責任を果たすためにも,これからもがんばりたい。人類は「協力するか,滅亡するか」が問われている。この意識を全人類が持つことが必要だ。

学ぶ本質とは
●多様な活動・実践されている方々からの事例がとてもよかったです。高校の先生の「結論は言わず,事実を伝え,それをどう捉え考えるかが生徒の学習」という発言は,我々が活動するときにベースとして大事にしていることで,最近若い教員の方も同じようなマインドでいらっしゃることが多いと感じてます。本日はありがとうございました。

  

第4回教育講座「環境教育」(1月22日)

集まって話そう地球の環境、私たちの未来
~大阪環境教育交流会(第4回教育講座)へのおさそい~


#気候変動問題ってどんな問題なの?
#自然エネルギーについて知りたい!
#外来生物は生物多様性にどう影響するか?
#プラスチックで海洋生物にどんな影響が出るの?
#多発する自然災害にどう備える?

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■機関紙掲載ビラはコチラ■

SDGsやプラスチック汚染問題、など環境をめぐるいろんな課題がさまざまな形で取り上げられようになっています。学校でも授業やクラブ活動、行事などで環境教育に取り組むことが多くなっています。しかし一方で「環境問題をどのように子どもに提示して良いかわからない」とか
「そもそも環境問題についてよくわからない」といった声も多くあります。

環境教育研究会では学校での教育実践を交流すると同時に、地域など学校外で環境教育に取り組む団体とも交流や検討を行ってきました。こういった経験を多くの人と共有するために環境教育交流会を行います。
交流会の中では、学校でどのように環境問題に取り組んだかという実践報告と検討、参加団体の活動や資料の展示、配布、紹介を行います。

日 時 1月22日(日) 13時半〜16時半(13時開場)
会 場 大阪府教育会館(たかつガーデン) 3Fカトレア
資料代 500円 (教文センターサポーター、学生は無料)

●13:35〜14:30
実践報告①「国際問題講座実践報告」
気候変動の問題を中心に学習した高校の授業実践です。気候変動についてどう考えていますか?様々な立場になって、ロールプレイをしてみましょう。伝説のスピーチと言われた3人に出会ってもらい、自分たちに何ができるか考えてみよう。地球環境問題の本質はどこにあるのか、一緒に探ってみましょう!

●1435〜1530
実践報告②「地球環境を考える出前授業」 豊中市民エネルギーの会
豊中市などの小学校の出前授業の紹介。地球の歴史や生命の進化を知って自然、生命の大切さを知る。現在地球でおこっている地球環境の危機について学ぶ。自分たちの生活を考え、どのような行動が必要とされているかを考える。という内容を2時間の授業で行った。授業の内容や子どもたちの反応について報告。

●15:35〜16:20
全体討議③ 参加団体からの活動紹介や全体討議
      (資料配付・パネル展示あり)
●16:20〜 まとめ 

主  催 大阪教育文化センター 環境教育研究会
参加団体 池田エコスタッフ、豊中市民エネルギーの会、あおぞら財団、せいわエコクラブ

  

第3回教育講座 GIGAスクール構想(12月3日)再掲

アメリカ・カナダで「タブレットによる授業」をボイコット?
1日1時間以上のインターネット利用は学力低下を招く?
第3回教育講座 教育の未来を拓く,学校でのICT「活用術」

と き 2022年12月3日(土) 13時半〜16時半
場 所 大阪府教育会館(たかつガーデン)3Fローズ
資料代 500円(サポーター無料)

「教育の未来を拓く,学校でのICT活用術」をテーマに,GIGAスクール構想にさらに深く食い込み,学校現場で端末をどう活用していけばいいのか探っていきます。

今回は,海外のICT教育先進国でどんな教育が行われているのか,最新の事例を紹介します。また,端末(PC,タブレット,スマホ)の使用について,子どもの成長・発達に与える影響を脳科学の事例研究を紹介しながら,日本におけるICT「活用術」を探ります。
講師は田中康寛さん(大阪教文センター)です。

【おもな内容】
⑴ICT教育先進国の成功と失敗から学ぶ
エストニア,フィンランド,ノルウェー,スウェーデン,オーストラリア,ニュージーランド,アメリカ,…
⑵子どもの成長・発達を大切にするICT「活用術」
教師の指導性,「量より質を」,脳の成長・発達と結んで
⑶個人の尊厳を大切にするICT「活用術」
最初に「ネットの怖さ」を正しく教えること,コントロール「できる」力の育成を
⑷学校のよさ「みんなといっしょに学ぶ」を大切にするICT「活用術」
教育の真実,感動は直接の人格的関わりにある。ICTは補完物
⑸ICT活用と「参加と共同の教育・学校づくり」
教育の公共性を守り,「個人データ主権」の実現へ,幅広い対話と共同を

★GIGAスクール構想ブックレット第2弾  刊行予定!!
 なお,今回の講座にあわせ,GIGAスクール構想ブックレット第2弾を刊行(訂正=1月)する予定です。第1弾からさらに内容を深めたものになっています。

【下のA4チラシのダウンロード】
①下の画像をダブルクリックして開いてから右クリックして「別名保存」するか
②下の画像上で右クリックし,このリンク先画像を別名で保存すると
PC上のダウンロードフォルダに保存されます。【訂正】ブックレット第2弾は1月刊行予定です。

【機関紙等掲載用10×10cm】
①左の画像をダブルクリックして開いて
右クリックして「別名保存」するか
②左の画像上で右クリックし,
このリンク先画像を別名で保存すると
PC上のダウンロードフォルダに
保存されます。

 

 

このあとの教育講座は…
★第4回教育講座 2023年1月22日㈰ 13時半 3Fカトレア
「環境教育」
⑴気候変動問題(生徒と世界の出会い〜国際問題講座より〜)報告(1時間)
⑵豊中市民エネルギーの会報告(小学校での出前授業)(40分)(予定)
⑶討論 各団体からはとりくみの紹介内容・資料
気候変動問題を中心に,環境教育のとりくみを報告します。

【授業を受けた生徒の感想】
●これぞ勉強だ、と思った。大学を志望した理由もこの講座のおかげで将来やりたい事が明確になり、書くことができた。中村哲という人を教えていただき、私もこんな人になりたいと思った。
●教育を自ら受けたいと大人(世界)へ訴える行動力、トイレの大切さ、国際問題がいかに私たちに関係しているのか、世界で自分以外の人のために物をつくり助けている人、私はこの講座を通してたくさんの学びと、これから生きる上で役立つ知識を得ることができました。

★第5回教育講座 2023年1月28日㈯ 13時半 B1オリーブ
(仮題)「子どもが主体的にとりくむ授業をつくりたい!」授業づくり

【お知らせ】第33回共同研究集会 2023年3月21日㈫ 13時半 たかつガーデン・2Fコスモス