「学校づくりと教職員」研究会(6月20日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2024年6月20日(木)17時 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【5月7日メモ】
●教育観,教育方針,学校観,指導観の違い「教員のウェルビーイングを高める」
何がソーシャルキャピタルを疎外してきたのか,
方針の違いによって自律性(主体性)が奪われるためではないか
若手=アドバイスを受けるも,うまくいかず,ベテラン=学校観や指導観の違い
従属変数=ソーシャルキャピタル尺度の内,温かい協働的関係,管理職との関係,相談できる仲間,バーンアウトスケール,教員の自律性(主体性),専門性を活かせているかどうか
独立変数=学校観を,尺度をつくって調べる。
困難や悩み=クラス運営,部活動,授業準備・教材研究,授業の実施,授業評価,公開授業、学力,学テ対策,生徒指導,校務分掌,進路指導,支援を必要とする生徒,不登校,仕事量の多さ,報告書などの事務処理,成績,評価育成システムによる評価,同僚,学年団の共同,管理職との関係,保護者,家庭生活の両立,食い違いについて,指導方針の違い,小中連携,働き方改革
●⑴調査対象=校種,職種 ⑵教育実践のキーワード 教育課程の編成権と教師の専門性
⑶校種間の違いをふまえた専門性論が不足しがち,人事異動が教員の専門性に影響
●調査の課題=何を明らかにするのか,今の学校がどういう問題に悩んでいるのか。今の調査から何を捉えていくか=専門性の概念
●小中にしぼったらどうか ●幼保の問題も,小中(一貫)
調査仮説=あらゆる領域で働き方が問題になっているが,教育の中で浮き彫りになるもの=民主主義のあり方,生きがいを問うこと 教師の専門性=教職 社会的に共有すること 社会的意味をもつ専門性→学校における,専門(職)性
次回,具体的な設問を検討

  

「学校づくりと教職員」研究会(5月9日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2024年5月9日(木)17時 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【3月29日内容】
ビースタの考え方の解釈=よい教育は,誰を対象に,
どんな目的で教育をおこなうかによって変わる(ケアの応答性と類似)
→教員は,教育に携わる中で,何を大事にしているか
学校とは,学校教育の目的とは,自分が大事にしたいことは,教員とはどんな存在?
学校はどうあるべきと考えているか,実際の学校はどうなのか,
同僚の先生との考え方のズレもしんどさの理由になっているかも
次回,具体的な設問を検討

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(3月29日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2024年3月29日(金)15時 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【2月5日メモ】
●何を調査すべきか(松浦)これまでの調査
・職能成長とバーンアウト予防のためのソーシャルキャピタルについての研究
・教員の職能成長と学校の活性化に寄与する教員の評価システムはどのようにあるべきか
・学校で教員が育つには 教員評価システム,管理職の役割,研修のあり方の観点から
管理職自身も疲弊している→管理職の役割をどう捉えるか,
調査の方法,調査対象はっきりさせていく,不登校=子どもの疲弊 学校も疲弊
管理職の職能性を切り替える 教員育成支援システムにすべき
先行研究=ビースタ「よい教育とは何か」,ハーグリーブス「専門職としての教師の資本」
「行動を変える仲間を最も重要な手段は,仲間を尊敬すること」
ウィッティー、ウィスピー「民主的専門職論」 民主的専門職性の提起(専門職性の整理と国際勧告)
専門職としての職能組織への加入と倫理綱領
●八木 調査プラン ケア論議=社会関係論に繋げたい 教育→知識はグローバルな共有財
教職のあり方=「教師の資質」も 個々の持ち物論への警戒(ビースタ)
コモンズをどう考えるのか→教文センター ユネスコ共有財2015年「Rethinking Education Towards a global common good?」 ユネスコ定期雑誌Prospects「Unlearning, relearning, staying with the trouble: Scenarios and the future of education」
公共public財と共有commons財 似て非なるものだが,重なる部分もある
●知識は共有物 commons
新任=何をどう教えるかで苦労する 内容・方法,学問との関わり,同僚との関わり
教師仕事がしんどい=やる気を失っていることが考えられる 内発的動機付け理論
何が教育の働きがいを奪っているのか,先生は何に困っているのか,苦しんでいるのか 入れてほしい

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(2月5日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2024年2月5日(月)15時 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【12月15日概要】
●教育におけるケア論の深化を→「公教育の目的価値」から深める
ビースタのいう教育実践のオントロジー(存在論)
対象世界(教育実践とその目的)との関連を深める課題をどう捉え,記述するかが重要
公教育の目的=主体化・社会化・資格化(ビースタ)→「学校は子どもたちの主体的な社会化を援助し,社会を再創造する主体としての能力を身につける学習がおこなわれる場であるべき。そして,そのような発達と学習をすべての子どもに保障するために教職員の高度な専門的自律性が不可欠」
「教師の良心の問題としてのみ捉えていては,議論の社会的広がりを余り期待できない。子どもたちにどのような学校を用意するのかという,社会的・公共的な選択問題として考え,議論していくことが必要」
●研究経過の振り返り ①教師が育つ学校の要件を探る ②元気な学校をノミネート ③今求められる教職の専門性  知識・技能,同僚制・社会力,自律性・主体性
教員調査の準備 今後の見通し→延長 何を聞きたいのか,質問項目を考える
●今一度現代の子どもと教師の抱える問題,課題を議論
子どもの生きづらさの実態と背景の検討,教師の抱える課題,学校の抱える課題
教育学研究の課題について→具体的な調査項目を考える

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(12月15日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2023年12月15日(金)17時 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【10月27日内容項目】
⑴「教員の職能成長と専門性」についての調査について(杉浦)
⑵「職能成長と専門性」調査 今後の項目確定と結果分析に係わる仮説(八木)
⑶教師教育学会の報告(松浦)

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(10月27日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2023年10月27日(金)17時 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【9月6日報告】
「集団づくりにおけるケアと自治」全生研での議論を中心に 船越勝
1.今,なぜケアと自治なのか 子どもの変容が深まっている(暴力件数,いじめ,不登校)
いじめ,暴力,不登校の連動を明確にする 集団づくりのあり方を検討 関係論としてとらえ直す
呼びかけの応答としてのケア
照本理論 脱政治化 集団のちから論
70年代 発達的・教育的アプローチ 90年代 政治的アプローチ 00年代 ケア論の導入 統合
2.竹内常一による集団づくりの「ケア的展開」の提起
3.集団づくりにおけるケアと自治を考える
「船越先生のおかげでだいぶ考えや問題意識が整理できたのではないか」

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(9月6日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2023年9月6日(水)16時半 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【4月22日報告】
そもそもケアとは何か,なぜ今,学校でケアが重視されているか
「ケアとは関係であり,出会いである」 学校は子どもの居場所でなければならない
学びと傷つきが表裏一体の関係?→やりたいけれど,傷つきたくない…
学びの本質は喜び。様々な状況,条件の下で,学びが傷つくものになっている。

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(4月22日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2023年4月22日(土)16時〜 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【3月3日報告】「北星学園余市高校訪問調査報告」
「学校も,下宿も子どもたちの居場所になっている。自己形成にとって重要な意味」
「学校づくりと教職員研究会研究計画」教師の成長のプロセスの仮説
教師がどのような経験をしてきたのか=教師の成長
初任者の教員が何を必要としているのか
学生が教員になることを躊躇している=ブラックをよく使う,「自分にはできない」と思う学生が多い。
教師の仕事=教師個人の仕事として捉えている,本来はチームプレイ
新任教員を語る場合=失敗談,  教育実践は失敗するのが常時
人格と人格の関係性が必要,失敗経験の位置づけ

 

  

「学校づくりと教職員」研究会(1月27日)

「学校づくりと教職員」研究会

○とき 2023年1月27日(金)18時半〜 

○ところ 大阪教育文化センター+ZOOM

【12月23日報告】

科研のテーマ「学校での教師の成長」=若手教員が対象,積極的に成長に対して働きかけられないか。どう成長をサポートするのか。

分からないこと=1年間の仕事の回し方,1年間の仕事の見通しがつかない,校務分掌の回し方が分からない,4月会議で検討していることが,何が問題なのか,クラス開きのやり方,叱り方の基準 誰に相談していいのか,どれだけたくさんの仕事があるのか。調査=GoogleFormで卒業生に調査 事例研究として