教育実践講座「ザ・作文教育」
●学級づくりと作文教育●
〜表現したいと思える学級をめざして〜
【実践編】子どもの作文をどう読むか
講師:なにわ作文の会
と き:2004年10月12日(土) 13時半〜16時
ところ:たかつガーデン 2Fガーベラ
講師の方は「子どもたちの今を知りたい」「子どもたちの表現を大切にしたい」という思 いから作文教育に出会います。お互いが理解し合えて,成長しあえる学級をつくるために必要不可欠なことが「書く」こと,「表現すること」と語っています。作文で自分自身を見つめ表現する,そして一人ひとりが表現した作品を学級で大切に読み 合う,その積み重ねが安心感や居心地の良さに繋がり,集団の中での成長が感じられる教室になる。そんな体験を経験してみませんか。
【講師の方から】
私が教師として
働かせていただくようになってから
現場はどんどんと変わってきました。
手書きだった通知表がデジタルになったり、
各教室にタブレットが入ったりと、
毎年のように大きな変化が起きています。
その変化の波に乗って、
目新しいことに注目が集まりつつある今ですが、
「子どもたち一人ひとりを大切にする」という
根幹の部分を見失ってはいけないと強く感じます。
できれば毎日一人ひとり、全員と話がしたい。
だけど、そんな要領の良さは私にはなく、
「あの子と話したいことあったのになあ」と
後悔する日も少なくありません。
だからこそ、子どもたちが今何を考え、
何に喜びを感じ、
何に悩んでいるのかなどを知りたくて、
子どもたちの『表現したい』という想いを
大切にしたいと考えています。
その軸となる取り組みとして、
私が学び続けていることが
日記や作文など『書くこと』を
大切にする生活綴方教育です。
自分自身を見つめて表現する。
そして、
一人ひとりが表現した作品を
学級で大切に読み合う。
その積み重ねが、
安心感や居心地の良さへと繋がり、
集団だからこそできる成長が感じられる
教室になっていくと思っています。