2023年度 各研究会のとりくみ

● 環境教育研究会
【1】研究会
① 5月例会 5月20日 6人
気候変動問題学習会(河野講演)を7月に実施する
澤田 「化学変化とエネルギー 授業より」
② 気候変動問題学習会 7月8日(土) 11人 705室
  河野 仁 「大気放射学による地球温暖化予測と異常気象」と実験
   1. 温室効果額による気温上昇
   2. 大気放射学
   3. 日本の気候変化と集中豪雨、異常気象
   4. アフガニスタンの干ばつ、洪水と気候変動の影響
③ 9月例会 9月2日(土) 6人
 環境教育ハンドブックプラン紹介
 有田川小水力発電とバイオ発電
 忠岡町産業廃棄物処理場
 バイオマス・ストロー
 台湾の原発事情
 「氷河は前例のない速度で溶けている」

④ 10月例会 10月21日(土) 7人
 FSC認証紙
 環境教育ハンドブックプラン検討
 小推力発電 原発ゼロの会 見学会報告
 遺伝子組み換えの問題
 「メタバースで二酸化炭素排出量が増大する」

⑤ 12月例会 12月10日(土) 4人
 「一緒に私たちの未来を再考する」
   ユネスコ-教育のための新しい社会契約 第2章 破壊と新たな変革
環境教育交流会を2月18日に実施する。(別紙資料)

【2】組合教研活動
  府高教研 環境と公害分科会 12月9日
 報告 「地域での中高生の環境活動報告」
「有田川小水力発電所バイオマス発電所見学報告」
「遺伝子組み換えをどう考えるか」
「大阪湾に原発汚染水」
「プラスチックをどう教えるか」
  参加者数 11名
 理科教員だけでなく国語科教員や地域で活動するNPOなど、幅広い参加があった。
報告も原発から小水力発電・生物多様性までわたる多彩な内容だった。特にせいわエコクラブからの報告は、地域での活動や自然観察から子どもたちが日常的に参加している活動が紹介された、その活動を通じて子ども達が学び成長する姿が非常に印象的であった。有田川の小水力発電・バイオマス発電は工夫を重ねて効率の良い発電をしている。遺伝子組み換えや、ゲノム編集が暴走していることを生徒に伝える必要がある。汚染水やプラスチック問題についても、注視していく必要があるだろう。若い参加者も加わった活気あふれる分科会となった。

●教育委員会制度研究会
1.開催状況
2023年度は、2023年5月~2024年2月にかけて下記の通り計7回の研究会開催となった。
5月20日、7月8日、8月6日、9月3日、10月22日、12月3日、2月10日
2.2023年度研究会活動の概要
本研究会ではここ数年間、教育委員会制度(教育行政)に関する政策動向について検討しながら、今後の研究会の運営方針について議論を重ねてきた。今年度は、下記のような議論を行った。
【研究会の運営について-テキスト・アーカイブズ制作】
 研究会としての数年間の蓄積をまとめ、「テキスト・アーカイブズ」制作を進めている。
●テキスト制作の概要
(1)教育と教育行政のつながり(関連)の可視化をめざす。
(2)日々の教育活動と教育条件整備・環境整備はどうつながるのか?あるいはどうつなげるのか?、教育条件整備・教育環境整備を進めるうえで、できることは何か?という問いをもとに、「教育条件整備」「教育環境整備」について、教育・教育行政・教職員組合の角度から3グループ(①~③)に分かれて検討を進めている。
①「教育条件整備」「教育環境整備」について、そもそも論から考える(理念・原論・仕組み)
 教育委員会制度が生まれた背景、現在の政策などの論点整理。
②「教育条件整備」「教育環境整備」について、教職員組合から考える
「管理運営事項」を出発点として、過去の議論を振り返りながら情報を整理。
③「教育条件整備」「教育環境整備」について、学校(学級・PTA・教育実践など)から考える
 研究会メンバーから「参加と共同の学校づくり」の実践をレポートしてもらい検討。
 日々の学校運営・学級運営の中で、教育条件整備・環境整備が、教師個人・学級・学年・学校・地域などそれぞれの単位でできることがあるのではないか、という問題提起。
例):学級編成・編制、校舎や体育館の整備(網戸やガスコンロ、屋根、舗装の設置・整備)、学習指導要領改訂と教育課程づくりなど。