第3回教育講座「GIGAスクール構想」(1月29日)

第3回教育講座
「GIGAスクール構想にどう立ち向かうか
〜現場の実態と工夫〜」案内(1月29日)

●コロナ感染状況のため,中止となりました●

「校務効率化,ICT機器の使い方,コミュニケーションの取り方,ICTを活用した宿題等…」がいわれていますが,学校現場で1人1台端末使用が押しつけられている中で,どのような工夫をして授業や活動をおこなっているのかを学校現場から2人の青年教員に報告してもらいます。
その後,ブックレット執筆者から
GIGAスクール構想の問題点や教育に及ぼす否定的影響を浮き彫りにし,現場での対抗軸をどう打ち立てるか,問題提起します。

日 時 2022年1月29日(土) 13時半〜16時15分
ところ たかつガーデン(大阪府教育会館)BF1オリーブ
参加費 500円(今年度サポーターは無料)

【第3回教育講座チラシ】

  

第2回教育講座(10月9日)(更新)感想

第2回教育講座
GIGAスクール構想で 子どもは?学校は?

学校のICT化,GIGAスクール構想前倒しがすすんでいます。
しかし,授業中にYouTubeやゲーム,家庭では着替えているところを写真流したなどの問題も。
オンライン授業も配信している学校では「(ある生徒は)数学はわかりにくいので授業を受け,それが終わると,下校してオンライン」
「配信に手や時間を取られて登校して授業を受けている生徒が放ったらかしになる時間ができる。そうなると「せっかく学校に来て授業を受けているのに…」と感じて学校で授業を受ける意義や必要性が失われないか心配」

また,「オンライン授業、緊張感うすく 子どもら「どうしても眠くなる」 宿題出すだけの学校も」(9月23日 神戸新聞NEXT)

いま,学校はどうなっているのか,語りあいませんか。

と き 2021年10月9日(土) 13時半〜16時半    
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)BFオリーブ
参加費 資料代等500円(サポーター無料)     

「デバイス一人 1 台実現で学習がこう変わる」
「すべての子どもたちに,最適で多様な学びを」

GIGA スクール構想の前倒しで,
今学校ではどのような問題が起きているのか,
教科指導や生活指導はどうなっているのか,
ICT 利活用のメリットは何かを報告してもらいます。

そして「GIGA スクール構想スクール」のねらいや
本質とは何かを問題提起し,検討していきます。

【参加者の感想】

子どもたちとその保護者とともに考えたい

●各市の「オンライン授業」の様子がよく分かりました。「市長のトップダウン」による「オンライン授業」で,大混乱は3市とも同じでしたね。特別支援学級,障害のあることもたちの教育にも「オンライン」や「GIGAスクール」は全く使えないことも考えていきたいです。あと「ダッシュボード」については,全ての市民,子どもたちとその保護者,地域の方と一緒に考えなければいけないと思いました。

「何のために」問わなければ

●GIGAスクール構想の裏に,大企業の思惑があり,子どもの成長・発達について考えているわけではないことがよく分かりました。何のためにこれをしないといけないか,現場としても問うていかないと思いました。トップダウンだから,保護者に先に言われたからしなくちゃとちょっと変な慣れになってしまっていいました。
 いまのやり方に疑問を持ち,声を上げていくことをしていかないとと思いました。

子どもたちを食い物にする手助けをさせられる

●各市の報告,とてもわかりやすかったです。どの市も結局は,現場を無視してトップダウンで下ろしてくるやり方が腹立たしいし,何とかしなくてはいけないと思いました。
 講演は難しかったけれど,ちゃんと学習しなければ,子どもたちを食い物にする手助けを知らない間にさせられることになるのだなぁと怖くなりました。時間が足りなかったので,第二弾も企画していただきたいです。

学校教育が大切にしてきたものを失いかねない

●実際の学校現場の話も聞き,改めてGIGAスクール構想の危険性を痛感しました。過度に依存しすぎると集団での学びの軽薄化,ふれあいができなくなるなど,これまで学校教育が大切にしてきたものを失いかねない結果にもつながりかねません。目の前の子どもにとって,どうなのかを常に考えて「GIGAスクール構想」を考えていきたいと思います。
 また,話を聞き,単に教育界の問題ではなく,財界や企業のねらいも含めて,いわれるだけでなく,目の目の子どもたちにとって上手なつきあい方をこれからも考えていきたいと思いました。

「ICTの教育効果はない」

●「連続講座にして,3〜4回できないか」と思う内容でした。現場からの報告は,とくにトップダウンの激しい地域からの発信で,いまの学校,子どもたちにとってGIGAスクール構想に基づくICT化の激化が及ぼしている影響,混乱について知ることができた。
 報告者が「ICTの教育効果はない」と言っておられ,その通りと思っていた。
 この学習をはじめとして,もっと広く学習を発信していきたい。

とても危険な中でおこなわれている

●一人一台タブレット(PC)の強引な普及の問題について,ゆっくりじっくり考える時間を我々現場の教師は奪われる中で,とにかく授業の中で使う,子どもたちに使わせることを日々上から強要されているのが,コロナ禍を後ろ盾にいま,全国的におこなわれているのを感じながらも,何も具体的な対処,対抗ができないでいる自分を,もどかしく感じる毎日です。
 今日の講座は,日本の教育のAI化がとても危険な政治的な中で行われていることが,より鮮明になって,とても勉強になりました。

「これでいいのか」を問うことが大切

●この問題は,とても大切な課題だと改めて思いました。「これでいいのですか?」と父母や教職員に問うことが大切だと思います。「彼らは現実的な足場を持っていない」という言葉に元気づけられました。学んだことを,みんなに伝えることに力を注ぎます。

第3回教育講座も「GIGAスクール構想」で準備中(1月29日予定)です。

■A4チラシPDF

【お知らせ】大阪教文センターでは,この9月に「GIGAスクール構想」のねらいや本質などに焦点を絞ったブックレットを刊行しました。

GIGAスクール構想とは,そのねらいと本質は
中教審答申「『令和の日本型学校教育』の構築」との関連性は,
「個人の尊厳」を守り,教育保障を前進させるICTの活用とは

渾身を込めて研究を重ねてきた成果が今1冊のブックレットに

【ブックレットのご注文はコチラ】

  

第1回教育講座(9月18日)概要(更新)

第1回教育講座
「コロナ禍のいまだからこそ,
子どもを大切にした教育活動と教育課程づくりを」

と き 2021年9月18日(土) 13時半〜16時半   
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)2Fカトレア
参加費 資料代等500円(サポーター無料)     

第1回教育講座は,
コロナ禍での教職員・生徒会・学年・子ども同士のとりくみを報告。

■A4ポスターPDF

【概要】第1回教育講座は,コロナ禍で多くの自治体・学校で夏休みの短縮,行事の削減・中止がすすむ中,工夫を重ねながら行事を削減せずに進めてきた中学校のとりくみの報告です。昨年の実践から生徒の問題行動が激減し,「行事を充実させることが生徒指導」と教職員が確信を持ちます。
 報告する中学校では,2部制とした文化発表会(9月),応援合戦を中止にしたもの体育祭(10月)を実施,マスクをしながらも合唱コンクール(11月),学年レクリェーション(3学期)など,感染対策を講じながら普段と変わらない行事をおこなってきました。
 今年は,修学旅行が緊急事態宣言により2学期に延期されたものの,1学期には生徒が中心となって文化発表会の準備,体育委員会が企画・運営するミニ体育大会を実施しています。
 こうしたとりくみをおこなう中で,学校が落ち着いてきたようです。生徒会執行部も乗り出します。7月に入り,これまで紛失やいたずらが多く,教室前に移動していた傘立てをもとの下足場へ移動できないかと,生徒会執行部が職員会議に参加し,提案・プレゼンをおこないます。不安要素もあるのではという教職員の質問に対しても,執行部の生徒は,「私たちは仲間を信頼しています」と答え,粘り強くとりくんでいく姿勢を見せます。
 今,多くの学校で様々な工夫を凝らしながら,授業や行事をおこなっていることでしょう。第1回教育講座は,「コロナ禍のいまだからこそ 子どもを大切にした教育活動と教育課程づくりを」です。
 コロナ禍の折ですが,中学校ばかりではなく小学校や高校の先生など,声をかけあってご参加ください。(大阪教文センターだより№156より)

【お知らせ】第2回教育講座        
GIGAスクール構想で子どもは?学校は?  
10月9日(土)13時半〜           
大阪府教育会館(たかつガーデン)B1オリーブ

【「GIGAスクール構想」ブックレットはこちら】

  

第2回教育講座(10月9日)

第2回教育講座
GIGAスクール構想で 子どもは?学校は?

と き 2021年10月9日(土) 13時半〜16時半    
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)BFオリーブ
参加費 資料代等500円(サポーター無料)     

「デバイス一人 1 台実現で学習がこう変わる」
「すべての子どもたちに,最適で多様な学びを」

GIGA スクール構想の前倒しで,
今学校ではどのような問題が起きているのか,
教科指導や生活指導はどうなっているのか,
ICT 利活用のメリットは何かを報告してもらいます。

そして「GIGA スクール構想スクール」のねらいや
本質とは何かを問題提起し,検討していきます。

■A4チラシPDF

【お知らせ】大阪教文センターでは,この9月中旬以降に「GIGAスクール構想」のねらいや本質などに焦点を絞ったブックレットを刊行します。

GIGAスクール構想とは,そのねらいと本質は
中教審答申「『令和の日本型学校教育』の構築」との関連性は,
「個人の尊厳」を守り,教育保障を前進させるICTの活用とは

渾身を込めて研究を重ねてきた成果が今1冊のブックレットに

  

第1回教育講座(9月18日)

第1回教育講座
「コロナ禍のいまだからこそ,
子どもを大切にした教育活動と教育課程づくりを」

と き 2021年9月18日(土) 13時半〜16時半   

「行事を充実させることが生徒指導」と教職員が確認。
コロナ禍で行事を中止・削減するのではなく,
どうやったら行事が行えるのかを教職員で議論。

そして今年…
修学旅行は緊急事態宣言により 2 学期に延期されたが,
1学期は体育委員会を中心にミニ体育大会を企画・運営,
生徒が中心となって SDGs を取り入れた文化発表会の脚本作成,
生徒会が職員会議で傘置き場の変更をプレゼンするなど,
子ども同士が仲間との信頼関係を打ち出しながら,
子どもが中心となって動いていく。

■A4ポスターPDF

第1回教育講座★感想

中身の濃い実践報告だった
●今日はありがとうございました。
とても中身の濃いとりくみだったので,大事なものがちりばめられているなあと思いました。台本選び(づくりも含めて)も,その内容を変えていくところも,子どもたちといっしょに。子どもたち同士がお互いに気づいたことを言い合いながら練習を重ねていく姿。生徒会のアンケートに全てお返事を書くことなど…。報告した先生が子どもたちの思いを大切にされているのと同じように,子どもたち自身もお互いのの思いを大切にし,尊重し合っていると感じました。それを同じ学校の先生たちとも合意をとりつけながらやっていることがまたすごいです。まさに照り返しなんですね。今日のこの場も,参加した人みんなで作った時間なのだなぁ。このような場所にいさせてもらえる幸せを実感しました。
また,学校に帰って先生たち,子どもたちと参加と共同の学校づくりの時間を重ねていきたいと思います。

子どもも教師も行事を通して成長する機会になっている
●子どもたちは自分たちの学校での時間を自分たちで目一杯楽しみたいって思っているんやな。そのことが本当によく伝わってくる報告でした。思いっきり子どもたちが楽しめるように,先生たちが何ができるか,子どもたちといっしょに考えて,作り上げていく,子どもたちだけではなく,先生たちもが行事(行事だけではないと思うけど)を通して成長する機会になっているのがいい,…台本の練り直しで,学年の先生たちがつながるのも。教育課程は,決して子どもたちだけのものではなく,学校という場所の中で子どもも先生もどちらもが,成長し合えるような仕組みになっていけばいいなと思う。リーダーに求めすぎない,リーダーというコトバにしばられないゆるやかさの中で,みんなですすんでいける道筋を見つけていけるのもまた一つの形でもあるなあと少し思いました。でもすごいとりくみに一杯刺激を受けました。ありがとうございました。

今日聞いた実践を参考に何かできないか考えたい
●とてもいい実践を聞かせていただきました。若い先生がこのような実践をされていることに勇気づけられました。
僕は,今の学校に30年前にも居て,2回目の今の学校なんだけど,傘立ては,30年前も今もきょうしつにあるのがあたりまえになっていることに,ハッとさせられました。30年前は,下足にかさを入れる缶を置いて,生徒の登校が終わったら先生が各教室に上げるシステムだったので,廊下も濡れなかったのを思い出しました。それがいちいち雨の日にカサを上げるのがしんどくなって,多少廊下が濡れてもしかたない,ということで,いつの日か,生徒が雨水のしたたる傘を持って上がるようになりました。
今ではそれも当たり前になってしまっています。
来年度久しぶりに肢体不自由の子が入学するので,今日聞いた実践を参考に,何かできないか,考えてみたいと思います。
ありがとうございました。

改めて子どもの変容や劇の意味をつかめた
●実践報告をして,質疑応答の中で改めて子どもの変容や(文化発表会)劇の意味をつかめた気がします。もっと子どもの活躍を映像でお見せしたかったけど,時間の関係でそれができずに残念でした。
また,生徒会活動の発表も,知らない,目に見えない地道な活動があって,今の学校あるのだと先生の苦労や思いが見えるいい機会でした。
一週間前に終わった文化発表会で,また整理もできていない状態でしたが,生徒たちは本当によく頑張ったなあと思います。その生徒たちを知ってもらえて,またその活動に意義づけをしてもらえて嬉しかったです。
日々慌ただしく過ごしていると,行事が終わるとその次がやってきて,しっかり味わおうということが難しいです。そんな中,このような機会を頂き,感謝してます。改めて子どもとともにこの困難を乗り越えて,一歩踏み出していくことの大切を知りました。どんな思いも大切にされる経験は大きい
●ありがとうございました。子どもの意見を聴くというのは,言葉になっていないものも含む「view」なのだと,以前山口先生のお話でお聞きし,そのことをずっと心に留めています。この学校の子どもたちも言葉になっているものもそうでないものも,先生だけでなく,子どもたち同士も,意見を聞き合っているのかなと,お二人のお話をお聞きして感じました。
700〜800のアンケート全てにこたえるのもステキですね。どんな思いも大切にされる経験は大きいと思います。自分が大切にされて,周りの人も学校も大切にしたいと思うようになるのかなと思いました。未来の子たちを大切に思う気持ちもそういうところから生まれるのかなと思いました。

「子どもたちへの信頼に貫かれている」
●「子どもたちへの信頼に貫かれている」という山口先生の言葉が,本当にその通りだと強く強く感じられる,お二人の報告でした。Kちゃんは,劇をともにつくる仲間の中で過ごしてきたから,変わってくることができた。その仲間の一人ひとりのことが信じられて,先生たちにも信じてもらえていると感じられて,一瞬一瞬のせつなせつなの自分のことが信じられて,いつか自分という人を,周りの人たちを,信じられる自分になっていけるかもしれないという,かすかかもしれないけど,確かな信頼を持つことができたのかな…。学校というところは,一人ひとりの子どもに,自分も周りの人の手を借りながら生きていけるかなと思わせてあげるところなのかなと何年間か思ってきているので,本当にすてきな実践だと感じました。みんなで,学校に持ち帰りたいと思います。
先生たちからのお手紙は,生徒会の子たちだけじゃなくて,どの子ももらえたらうれしいだろうなと思います。つまようじアートの子どもたちもだし,3年生の子が1,2年生の子に,とかでもいいと思うなぁ。

自分の実践を振り返る,いい時間になった
●自分がこれまで活動していた内容を発表させていただきました。「自治力を高めるために何ができるか」これからも生徒と一緒に考えていけたらと思います。一年目のとりくみですので,あと三年で伝統にしたいと考えています。
たくさんの質問も,自分の考えを振り返る,いい時間になりました。本日はこのようなすばらしい会に招待して下さり,ありがとうございました。

子どもの想いを大切にした学校づくり
●今日は改めてお二人の話を聞かせていただき,子どもの想いを大切にした,学校づくりをされていることを強く感じました。学校として,それを続けていくことは決して,簡単ではないと思いますが,推し進めることができているのは,子どものよい表情,変容がその先にあると,多くの先生も感じているからではないかと思いました。
小学校教員で,今6年生を持っていますが,今日見せていただいた中3の子どもたち,生徒会の子どもたちのように,自分の発言に自信を持って,中学生に上がれるよう,小学校でできるとりくみを続けていきたいと思いました。貴重なお話を聞かせていただき,本当にありがとうございました。

「人と人とが交流の中で成長する場」としての学校の意義・役割は
●昨今,オンラインでの学習会などは増えたが,なんとなくの感覚だけれど,一人でモニターに向き合う会議,学習会でなく,同じ空間を共有しての学習会というのは,よいなあと思う。
学校行事,生徒会活動の中で,子どもたちが直接つながり,対面でのコミュニケーションの中で成長していくお話を聞き,改めて「人と人とが交流の中で成長する場」としての学校の意義・役割について思うことができた。
「コロナ禍の中での工夫あるとりくみ」だけに止まらない,コロナ禍が終息してからも大切にしていかなければならないものを学べた気がする。
ありがとうございました。

【お知らせ】第2回教育講座
GIGAスクール構想で子どもは?学校は?
10月9日(土)13時半〜
大阪府教育会館(たかつガーデン)BFオリーブ

  

再度 教育課程づくり集会(3月28日)

■A4チラシ閲覧・DLは上の写真をクリック■
■A5版チラシ閲覧・DLはコチラ■

大教組教育課程づくり集会

○と き 2021年3月28日(日) 13時〜16時半
○ところ たかつガーデン(大阪府教育会館)8F

教育課程を問い直す
〜新型コロナウイルス禍をきっかけに〜

昨年度末の全国一斉臨時休校
小学校では コロナ禍のもと
新学習指導要領の全面実施へ
夏休み大幅短縮と行事の中止
学校はなにをすればいいのか
学校は誰のためのものなのか
様ざまなことが交錯する中で
教育のあり方を考えてみたい

●シンポジウム●
コロナ禍での教育課程づくり
〜今こそ教育課程づくりを真ん中に〜
コーディネーター 山口 隆さん
(大阪教育文化センター事務局長)

●講演●
「今こそ教育課程づくりで大切にしたいこと」
講師 植田健男さん(名古屋大学名誉教授)

主催 大阪教職員組合 共催 大阪教育文化センター
この集会は,大阪教文センターとしては第31回共同研究集会を兼ねて開催します。

  

大教組教育課程づくり集会(12月26日 延期)

大教組教育課程づくり集会 延期

 ■チラシDL A4縦■

大教組教育課程づくり集会 延期となりました

○と き 2020年12月26日(土) 延期いたします

教育課程を問い直す
〜新型コロナウイルス禍をきっかけに〜

3 月からの全国一斉臨時休校
小学校では コロナ禍のもと
新学習指導要領の全面実施へ
夏休み大幅短縮と行事の中止
「学校とは何か」を問う毎日
学校は誰のためのものなのか
様ざまなことが交錯する中で
教育のあり方を考えてみたい

●シンポジウム●
コロナ禍での教育課程づくり
〜今こそ教育課程づくりを真ん中に〜
コーディネーター 山口 隆さん
(大阪教育文化センター事務局長)
パネラー 小中高 支援学校の教員

●講演●
「今こそ教育課程づくりで大切にしたいこと」
講師 植田健男さん(名古屋大学名誉教授)

主催 大阪教職員組合 共催 大阪教育文化センター

  

大教組教育課程づくり集会(12月26日)

 ■チラシDL A4縦■

大教組教育課程づくり集会

○と き 2020年12月26日(土) 13時〜17時
○ところ たかつガーデン(大阪府教育会館)8F

教育課程を問い直す
〜新型コロナウイルス禍をきっかけに〜

3 月からの全国一斉臨時休校
小学校では コロナ禍のもと
新学習指導要領の全面実施へ
夏休み大幅短縮と行事の中止
「学校とは何か」を問う毎日
学校は誰のためのものなのか
様ざまなことが交錯する中で
教育のあり方を考えてみたい

●シンポジウム●
コロナ禍での教育課程づくり
〜今こそ教育課程づくりを真ん中に〜
コーディネーター 山口 隆さん
(大阪教育文化センター事務局長)
パネラー 小中高 支援学校の教員

●講演●
「今こそ教育課程づくりで大切にしたいこと」
講師 植田健男さん(名古屋大学名誉教授)

主催 大阪教職員組合 共催 大阪教育文化センター

  

第3回教育講座「授業づくり」

大阪教育文化センター第3回教育講座
授業はたのしくやりたいね
〜子どもはわかって楽しい できて楽しい

■■チラシDL A4縦■■

2020年11月7日(土) 13時半〜16時半

●セミのぬけがらのスケッチしたよ!
いろんな生き物のいる教室でワクワク
ドキドキする授業でもどんどん発言!
今日の授業はどんなことが起きるかな
授業で大切にしている子どもの気持ち

●数学どんな授業だったら,楽しい?
「難しくてて全然わからなかったけど
わかったときの,モヤモヤがなくなる
感じが気持ちよかったです」との感想
付録は小中高で使える夢中になる計算

「授業で大切にしていること」(小学校から)
「楽しい数学の模擬授業」(中学校から)
コメンテーター 久田敏彦さん(大阪教育大学名誉教授)

【発表者の言葉から】授業は、子ども達と一緒に作る舞台
 私の中で授業のイメージに近いのが、演劇です。勿論、授業という舞台の主役は子ども達。そして教師は脚本家、監督、小道具、大道具、そして出演もします。演劇だとセリフは決まっていますが、授業で決まっているのは、発問や「こんな力をつけてほしい」という教師の願いや教材くらいで、あとは子ども達が作っていってくれます。だから思わぬハプニングが起きたり予想せぬ感動があったり、ライブ感満載です。

【第3回教育講座の感想】
●授業の主人公はやはり子どもでありたい。そう強く思いました。オンラインやICTを活用した授業が言われる中で、目の前の子どもと一緒につくっていくことの大切さ、悩み、発見する中で、楽しさや喜びを感じられるような授業をしていきたい。コロナでより一層授業の進度や成績などがよく気にされている。けれども、「楽しい」「わかった」「またやりたい」と子どもが思える授業でなければ、また、そんな学校でなければ、安心して学校に来たいと感じることが難しくなってしまう。個別最適化された学びよりも、みんなで考え、楽しかったと思える集団の学びを、そのために、子どもの顔を思い浮かべながら教材研究もしていきたいと思った。自分の勤務する学校でも、いくつかの制限があるが、それでも、子どもが学んでみたいと思える授業づくりをこれからもしていきたいと思う。今日は、本当に勉強になりました。ありがとうございました。

●久しぶりに数学の授業を受け、頭を使いました。頭が衰えていることがわかり、悲しかったですが、考えることっておもしろいなと思いました。こんな風に中学校でも楽しく数学が学べたら、子どもたちも数学が好きになると思いました。カプレカ数の引き算は、子どもたちとやってみたいです。また、あのブラックボックス、私も作りたいです。1年生に、濁音、半濁音を教えるときに使ってみたいです。また、自分の話をみなさんに聴いていただけてよかったです。

●「個別最適化された学び」「協働的な学び」と言われるが、本日の実践報告、模擬授業の中で感じたのは、「個を尊重し」「学習集団の中で学ぶ喜びを伝える」授業の姿だった。それは、今の政府のすすめる「教育」とは、本質的なところで異なるものだと思う。また、今日の報告に共通することは、「オンラインでは生まれない人と人との学びを通したつながり」を大切にされた授業だということである。学問の無限の広がりは、「オンライン」や「個別最適化された学び」だけでは、決して子どもたちに伝わらない。それを伝えることができる場としての「学校教育」「授業づくり」だと思った。

●報告を聞いて「目の前の子どもたちの顔を思い浮かべながら、その瞳を輝かせよう」そんな思いで授業の準備をされているのかなぁと思いました。深い専門性と柔軟な対応によって授業がすばらしいものになっていくことも報告を通して理解することができました。○○スタンダード、個別最適化では得られないものをたくさんいただいたように思います。

●学校現場をリアルに認識し直したいと思って参加させていただきました。

■今後の教育講座■
第4回教育講座
2月23日(火) 予定していましたが,中止します

  

第2回教育講座「2学期の学級づくり」

大阪教育文化センター第2回教育講座
「2学期の学級づくり・文化活動・楽しい特活」

今年はいつもとはちがう夏になった。
子どもたち,先生… 大丈夫かな?
学校の日常が奪われているからこそ
子どもたちとつくってみませんか
心から笑いあえる楽しい活動を。

講 師 甲斐真知子さん(元小学校教諭)
報告者 (小学校教諭)・(中学校教諭)

2020年9月26日(土)13時半〜16時半
■■チラシDL A4横■■ ■■チラシDL A4縦■■

■■機関紙等掲載用PDF(はがき大)■■

■第2回教育講座の感想■

●今日の講演,Yさんのお話から文化活動の意義を,様々な角度から学ぶことができました。なんとなく自分で感じていた大切なものを”譲れない”という言葉で表現され,改めてコロナ禍だからこそ,教育者として,何を大事にしていくか,考えなければいけないと思っています。
 守りに入るのではなく,子どもたちとともに,できることを,今まで以上にたくさん探していきたいです。
●自分の実践をふり返ることができて良かったです。うまくいかないことがあったけど,それでもコロナ禍で新しいスタイルの文化発表会ができたことは前進だと思いました。甲斐先生のお話にあった「譲ることのできない教育活動」という言葉や文化活動で「自我」を育てていくという言葉に勇気をもらいました。
 Tさんの発表でも,小学校で工夫しながら,様々な取り組みを進めていて,そこの子どもたちは幸せだなぁと感じました。そこからもやはり「学校の意義」を考えて実践していくことの重要性を改めて感じました。
 困難にぶつかったときは,「一人でがんばらない」というのも勉強になりました。同僚の存在もそうだけど,今回生徒たちが意欲的に取り組み,それが希望であり,支えでした。
 舞台の幕開けに,役者達に伝えた言葉を思い出しました。「この状況でも劇ができる,その姿が,みんなが希望なんやで」
 
●今回の講座のキーワードは「譲らない」「譲れない」だと感じました。子どもを真ん中に置くからこそ,ゆれる(T報告では揺らぐ)のだと思います。その揺れる中でも譲れないものこそを精選すること,その精選されたところから生まれる実践によって,オリジナルな文化的空間が生まれるのだと思います。
 それらのレベルがたとえ,学校全体に広がることができなくても,学級や学年から文化的なにおいや風を漂わせ,吹かせていくことが大切なのだと感じました。
 今こそ,私たちが教育のプロとして専門性を発揮するときが来ています。そしていつでも大切にしている子どもを真ん中に据えた実践の重要性が増しています。ひいては,教育とは何か?学校とは何か?という根本への問い直しを旺盛に行うチャンスが広がっています。その一翼を今日の講座がまさに担っていたと思います。
●本日の話を聞いて,職場でも頑張ろうと思う気持ちがもらえました。行事の精選が同じようにいわれているので,譲れないものは何か,もう一度実践を見返したいと思います。また学年で共有し,行動していきたいとも思いました。そのために,今日の話も活用したいと思います。
●4月の提言で教文センターの事を知るきっかけになり,サポーターを申し込みました。サポーターの会員証をいただきながら,何をすることもなく,いただいた封筒の中に今回の案内があり,参加しました。
 特活は,教務の立場として時間をかけすぎていることに対して,職場で提起し,時間を減らす形を2年前にとりました。そのような中で,今日のお話を聞き,しっかり目標を持ち,さまざまなタイミングで見える化し,高めていける場をつくることが大切だと考えました。この場があるのなら,時間を減らさず,保障していくことの方がいいと感じています。
 この教育講座,次回は同じ職場にも声をかけていこうと思いました。

■今後の教育講座■
第3回教育講座
11月7日(土) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア
授業づくり

第4回教育講座
2月23日(火) 13時半〜 たかつガーデン3Fカトレア
1年のまとめ(仮)

  

教育講座「コロナ禍のもとでの 子どもたちとの出会い…」

6月27日第1回教育講座「コロナ禍のもとでの
子どもたちとの出会い・つながり・学級開き」

COVID-19による3ヶ月間の休校措置。
それから子どもとやっと出会えた日。
緊張と今までとちがう教室の雰囲気。
「学習の遅れを取り戻す」というけれど,
「学び」は教科の学習だけなのだろうか。
これから子どもたちとどうつながる?

キレイに見るにはコチラ(PDF・DL用)

内 容 現場からの報告(小学校・中学校)
    休校中のとりくみの中で考えたこと
    学校再開後の子どもの姿・こんな工夫をしてみた

コメンテーター 山口妙子さん(大阪教育大学講師)

日 時 2020年6月27日(土) 13時半〜16時半

■6月27日 第1回教育講座の感想■

●今日はありがとうございました。話すことで自分自身の実践を相対化することができました。Hさんの”愛”あふれる学級,子どもとの関係,”ドライ”といいながらも子どもとの関係を楽しんでいるKさんの実践,どれもが個性的ですばらしいものだなと感じました。そして,その中に流れる子ども理解のまなざし,授業づくりの観点は普遍的なものであるなとも,同時に感じました。
 そこに山口さんのコメントにより,実践への意味づけ・位置づけがはっきりしたのではないかと思います。めまぐるしく変化するこの情勢の中で,子どもたちと豊かな実践を紡ぐためにもぶれずにあり続ける教文センターの存在がより一生際立つときが来ているように強く思います。
 
●今日感じたことは,「ゆとり」って大切だなということです。私は5年目の教員で,いわゆる「ゆとり世代」の人間です。今まで「ゆとり=悪いもの」という世の中の流れの中で,イヤな思いをしてきたこともたくさんあります。ただ,教員にも子どもにもある程度「ゆとり」がないと,命さえも奪いかねないのでは?と感じています。
 子どもの自己表現(お話の中ではガチャガチャという言葉で言われていましたが)をまるごと受けとめるには,教員の心や身体に「ゆとり」がなければいけないし,子どもたちにも「ゆとり」がなければ限界に達し,学校嫌い,勉強嫌いの子を大量につくり,そのストレスをいろんな形で出してしまってどんどん自己肯定感を下げてしまうと思います。その「ゆとり」をつくるためには,教育課程の編み直しが大切だと思います。今は「詰め込み」をしている場合ではない!と本当に思えました。

●分散登校中の子どもたちをつなぐとりくみが素敵でした。子どもたちをつなぎ,安心させ,授業をともに楽しむ,そういった考えを根底に持ち続けられるようにしていきたいと思いました。
 子どもたちはたった2週間の通常授業で,これまでにない疲れを見せています。市では,この上7月上旬から7時間授業を行うことになっています。保護者からは「子どもに無理させんといてな」と,不安の声が上がっています。私は,増えたコマはゆとりの時間にしたいなと思います。
 
●3月から6月にかけて,暗中模索の日々でした。教文センターの提言「いまだかつてないとりくみを」が出されたとき,提言の中身を読んで,コロナ禍の今こそ,子どもから出発する教育とは何だろうかということを問い直さねばと思いました。最近,教育実践を聞く機会が少なかったのですが,今日は3名の先生方の報告を聴いて,前向きな気持ちになることができました。

●学校が再開してやはり,この間の子どもが抱く不安な気持ちやしんどさを受けとめることの大切さを改めて実感しました。集団あっての学び,学習集団の形成,大切さを気づける,それを子どもたちに伝え,教員集団も自覚することが学校本来の役割ではないかと思いました。算数の授業をするたびに「算数通信」で子どもの様子や内容,感想なども載せて発行しています。コロナの中でこそつながりと集団形成を,今求められていることを認識でき,励みになった講座でした。

  

大阪教育文化センター 第7回教育講座(2月11日)

第7回教育講座案内

 この案内チラシのダウンロードはこちら(PDF)

大阪教育文化センター 第7回教育講座(2月11日)

全面実施直前!どうする小学校英語

2月11日(火)13時半~16時半
たかつガーデン 3Fカトレア

【教育講座の内容】
①なぜ英語が小学校に?
②学習指導要領の全体像
③現在進行形・いま英語の授業は…
 どんな授業になっているのか
④質疑・討論
 子どもの困り感・教師の困り感
 英語の評価はどうなる?
 私たちは何を大事に授業を
⑤その他

 昨年11月,現役高校生を始め,教職員や国民の大きな反対運動の影響によりセンター試験に代わる大学入試共通テストで、英語民間試験の導入が延期されました。国語・数学の記述式問題も見送りとなりました。

 しかし,今年4月から小学校で新学習指導要領の全面実施,中学校は来年,高等学校は今の中学1年から年次実施となります。

 すでに学習指導要領の移行期間に入っている小学校高学年の英語の授業で「授業がわからない」「英語が嫌いになってきた」といった感想を漏らす子どもも出てきています。

 英語教育はどうなっていくの? 「英語嫌い」が増えていない?

 授業はどうしているのかなどの疑問をもとに,全面実施直前の「小学校英語」に切り込みます。

中学校や高校の先生もこれからどんな子が入学してくるのかという観点からもぜひ参加を

○参加費 500円(サポーターは無料)

  

大教組教育課程づくり集会(11月24日)

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大教組教育課程づくり集会

○とき 11月24日(日) 13:00

○ところ アネックスパル法円坂

教育課程づくりは学校づくり〜新学習指導要領でもスタンダードでもなく子どもたちを真ん中に〜

ミニ学習会「一人からできる教育課程づくり」
シンポジウム「教育課程づくりで学校を変える」

記念講演「今こそ求められる教育課程づくりとは?」
講演:植田健男(名古屋大学名誉教授)

主催 大阪教職員組合 共催 大阪教育文化センター

※(注意)大阪教育文化センターは、大教組が主催して11月24日(日)におこなわれる上記集会を共催することを決定いたしました。それにともない、11月30日(土)に予定していた「教育課程づくりを私たちの手に」をテーマとした第6回教育講座はおこなわず、上記集会に合流することといたします。

  

第5回教育講座 スマホ・LINEのトラブル(11月16日)

第5回教育講座 11月16日(土)
「困っていませんか? スマホ・LINEのトラブル」

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資料●統計調査から●
① スマートフォン 小学生の所有率……90.8%
②スマホの平均使用時間 全体=3.7時間,
高校女子=6.1時間
高校女子の午前0〜3時使用=33%
③ ネット上だけでコミュニケーションを取る友達がいる=37.5%(未成年全体)
高校生男子=46.6%,高校生女子=52.4%
④ ネット上の友達に実際に会うことを希望する…64.8%(高校女子)

⑤ SNSの利用
他の投稿を閲覧
…高校男子=72.8%,高校女子=83.5%
自ら投稿する
…高校男子=33.0%,高校女子=63.1%
裏アカウント所有率 
高校女子=69.9%,中学女子=41.7%

⑥低年齢層のインターネット利用状況
1歳=18.3%,2歳=46.6%,
3歳=45.2%,4歳=56.4%,
5歳=67.8%,6歳=66.3%,
7歳=68.9%,8歳=71.2%,
9歳=77.3%

※「未成年者の携帯電話・スマートフォン利用実態調査」(DigitalArts 2019/05/24)
平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(内閣府)より

  

第4回教育講座 コンピュータとのつきあい方(10月26日)


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大阪教育文化センター 第4回教育講座
コンピュータとのつきあい方
~プログラミング教育にもふれて~
10月26日(土) 13時半~16時半
たかつガーデン 3F カトレアA (近鉄「大阪上本町」駅・大阪メトロ「谷町9丁目」)

 「来年度,小学校でプログラミング教育が必修化」という言葉をあちこちで目にします。学習指導要領の総則・算数・理科・総合的な学習の時間には「プログラミングを体験しながら論理的思考力を身につける…」などが書かれています。

 「プログラミング教育って何をするの?」そもそもなぜプログラミング教育を小学生から学ばせるのか,その背景は?

 大阪教文センター第4回教育講座「コンピュータとのつきあい方~プログラミング教育にもふれて~」はズバリ文部科学省推奨の実践例を読み解きながら,「プログラミング教育」とその背景,来年度からの各職場での「扱い方」に迫ります。また,メディア・リテラシーについても考えあいます。

【授業づくり研究会】

 【概要】大阪教育文化センターは10月26日,第4回教育講座「コンピューターとの付き合い方」~プログラミング教育にも触れて~を開催しました。
 来年度から全面実施される小学校新学習指導要領において新たにプログラミング教育が実施されます。また,最近では突如として現れた「Society5.0」が様々な研修で紹介されています。新学習指導要領は2017年改訂であり,Society5.0はその後に提唱されたものですが,合わせて教育の現場に影響を与えようとしています。今回の講座は,これらの動向が政府のどのような目論見の下で進んでいるのか,今後,教育現場にどのような影響を与えるのかを考える機会として企画されました。

プログラミング教育を見てみよう
 はじめに,政府,文科省はどのようなことを考えているのかを知るために文科省の推奨実践を見ることから始めました。紹介されたのは政府広報「Society5.0すぐそこの未来」,つくば市総合教育研究所のプログラミング教材プログラミンを使っての小学校1年国語「スイミー」の実践の二つの動画(これらの動画はインターネット上で公開されていますので是非検索してご覧ください)と,スクラッチを使ってのリズムを使う実践と助詞を学ぶ実践でした。実践の中には無理やりプログラミング教育をとりいれたために必然性がなく,これでは使わないほうがいいのではないかという,本末転倒のものもあり,参加者からは時に失笑がもれる場面もありました。

プログラミング教育の背景としての教育政策
 続いて,プログラミング教育の背景としての教育政策,学習指導要領のプログラミング教育について解説がなされました。まず,学習指導要領では「プログラミングを体験しながら(中略)論理的思考力を身につけるための学習活動」であり
①プログラミングという科目ができるわけでない。
②プログラミングの技術を学ぶわけではない
③毎回電子機器を使うわけではない(アンプラグド)という確認がなされました。

 その上で論理的な思考力が小中高の新学習指導要領にどれだけ出ているのかを示し,中高でも技術や情報だけでなく体育の「コミュニケーション能力や論理的思考力の育成」のように広く教育活動に影響を与えることが紹介されました。また,文科省・総務省・経産省作成の「小学校を中心としたプログラミング教育ポータル」(こちらもインターネットで見ることができます)では事業区分として文科省よりも圧倒的に総務省が多くなっていること,文科省委託事業の小学校プログラミング教育に関する指導案一覧ではAppleやNTTドコモ,グーグル,トヨタなど大企業が参加していることなどが報告されました。

 Society5.0の政府の狙いについて解説をいただきました。教育再生実行会議第11次提言ではSociety5.0が頻繁に登場しています。教育再生実行会議は安倍首相の諮問機関でありながらこれまでに道徳の「教科化」や小学校英語,小中一貫教育などに大きな影響を与えてきました。Society5.0の重大な狙いの一つは学校を市場(学校の市場規模は5兆円ともいわれており財界にとっては魅力的な市場)として企業に開放することにあり,新学習指導要領にある「社会に開かれた教育課程」は財界・大企業から見れば学校への企業参入という意味を持ち,注意しなければならないことが報告されました。

現場はそれどころではない
その後研究討議では4つの班に分かれて現場の状況が話し合われました。各市町村によってICT機器の導入状況は大きく違っている状況。また,英語や道徳など新しいことが多すぎて十分に対応できていない悲鳴や怒りに近い状況が報告されました。
 
議論を通して
 授業づくり研究会では,今回の教育講座に向けてSociety5.0の狙いについて検討を重ねてきました。もちろん技術の進歩は歓迎すべきものであり,時代の変化に対応し教育の実践も変化が求められる部分もあります。しかし,どのような時代になっても教育において忘れてはならないのは,目の前にいる子どもたちのためによりよい教育をするということです。

 しかし,今回のプログラミング教育やSociety5.0は,政府主導で経産省や総務省,企業が「教育」を人材育成のための「市場」として利用するために「教育」が利用されている恐れがあります。また,残念ながら政府主導で取り組まれる案件に対して,文科省や各教育委員会が強く反発できない状況も近年の政治を取り巻く特徴ではないでしょうか。では,現場にいる私たちに求められるものは何でしょうか。それは「新しいからやる」でも「上から言われたからやる」でもなく「目の前にいる子どもたちにとって良いからやる。良くないのであれば立ち止まって考える」ことではないでしょうか。
 
 たしかに「AIが発達し,今ある仕事の40%が将来無くなる」や「少子高齢化で従来の市場が縮小している」,「世界の動きに乗り遅れてはいけない」と社会全体が何となく不安になり,社会の中にある学校もその影響を受けているのかもしれません。講座で紹介したいくつかの実践は,本来の「プログラミングを通して学ぶ」ではなく,「プログラミングをするために学ぶ」にいつのまにか目的がすり替わっているものがありました。
 
 新しい技術を使ってより分かりやすい授業を考えることは歓迎すべきことですが,教育の市場化が狙われる中で「ICT機器さえ使っていればよい」という安易な発想で,目の前の子どもたちのための教育がないがしろにされる恐れには十分に注意しなければなりません。プログラミングは「試行錯誤」を繰り返して論理的に考えていくことを学ぶそうです。パソコン上では何度間違えてもやり直せば構いません。しかし,教育においてはその時その時が勝負であり,「誤」のまま教育を終える子どもがいてはならないのです。Society5.0に関する動きは今後も目を離すことはできません。

 また来年度の全面実施後には,プログラミング教育に対する現場への圧力は強まることが予想されます。教育の現場は忙しく余裕がありません。しかし学校を取り巻く状況が変わっているからこそ,本当に子どもたちにとってよいことなのかを一つ一つ確認していくことが必要ではないでしょうか。