第4回教育講座「環境教育」(1月22日)

集まって話そう地球の環境、私たちの未来
~大阪環境教育交流会(第4回教育講座)へのおさそい~


#気候変動問題ってどんな問題なの?
#自然エネルギーについて知りたい!
#外来生物は生物多様性にどう影響するか?
#プラスチックで海洋生物にどんな影響が出るの?
#多発する自然災害にどう備える?

■ビラはコチラ■

■機関紙掲載ビラはコチラ■

SDGsやプラスチック汚染問題、など環境をめぐるいろんな課題がさまざまな形で取り上げられようになっています。学校でも授業やクラブ活動、行事などで環境教育に取り組むことが多くなっています。しかし一方で「環境問題をどのように子どもに提示して良いかわからない」とか
「そもそも環境問題についてよくわからない」といった声も多くあります。

環境教育研究会では学校での教育実践を交流すると同時に、地域など学校外で環境教育に取り組む団体とも交流や検討を行ってきました。こういった経験を多くの人と共有するために環境教育交流会を行います。
交流会の中では、学校でどのように環境問題に取り組んだかという実践報告と検討、参加団体の活動や資料の展示、配布、紹介を行います。

日 時 1月22日(日) 13時半〜16時半(13時開場)
会 場 大阪府教育会館(たかつガーデン) 3Fカトレア
資料代 500円 (教文センターサポーター、学生は無料)

●13:35〜14:30
実践報告①「国際問題講座実践報告」
気候変動の問題を中心に学習した高校の授業実践です。気候変動についてどう考えていますか?様々な立場になって、ロールプレイをしてみましょう。伝説のスピーチと言われた3人に出会ってもらい、自分たちに何ができるか考えてみよう。地球環境問題の本質はどこにあるのか、一緒に探ってみましょう!

●1435〜1530
実践報告②「地球環境を考える出前授業」 豊中市民エネルギーの会
豊中市などの小学校の出前授業の紹介。地球の歴史や生命の進化を知って自然、生命の大切さを知る。現在地球でおこっている地球環境の危機について学ぶ。自分たちの生活を考え、どのような行動が必要とされているかを考える。という内容を2時間の授業で行った。授業の内容や子どもたちの反応について報告。

●15:35〜16:20
全体討議③ 参加団体からの活動紹介や全体討議
      (資料配付・パネル展示あり)
●16:20〜 まとめ 

主  催 大阪教育文化センター 環境教育研究会
参加団体 池田エコスタッフ、豊中市民エネルギーの会、あおぞら財団、せいわエコクラブ

第4回教育講座「環境教育」集まって話そう地球の環境,私たちの未来
30人が参加しました
【感想】
授業づくりも学ぶことができた衝撃的な内容
●自分自身,余り気候危機に対して知識がないまま参加させて頂きましたが,生徒の関心を高める方法など,授業づくりに関する方法も学ぶことができた良い機会になったと思います。たとえば,グループ活動として,報告者が取り組んでいた,温暖化賛成派と反対派に別れてディスカッションする方法などは,自分では思いつかず,文化祭学習の際に行うことができていれば,より興味や理解を引き出すことができたのではないかと後悔するほど衝撃的でした。また,中学校の先生の発表では皆で蝶の育成や植物の育成など,生徒とやってみたいことも学ぶことができ,大変よかったと思います。本日はお招きいただき,ありがとうございました。(高校)

●学校教育現場で,生徒が環境問題を考える取り組みを,工夫して行っている諸活動の報告を,様々な方から聞かせてもらい,興味深く受け取りました。
特に高校の報告には,いろいろな点で考えさせられました。ありがとうございました。彼女の授業に臨む姿勢には,新しい観点がいろいろあり,それについての討論をするのも,意義があるように思いました。

少しずつ協力できるように世界がなってほしい
●普段,学校で習うことよりも細かく知らなかったことをいろいろ知れました。環境というテーマでも様々な活動をされている方がたくさんいて,私はまだまだ考えられていなかったんだなと気づきました。何年も昔からSDGsの活動はあったのに,有名になってきたのは最近だし,私と同年代,年下の方達が声を上げているのはよく聞くし,見るけれどあんまり変わっていないように感じるので,すごく悲しいです。活動が遅いな,と思う。少しずつ協力できるように世界がなってほしいので,私もこまめに電気消したりします!!(高校生)

社会,理科でアプローチが異なることに面白い発見が
●環境教育について,社会科の立場からのアプローチと,理科の立場からのアプローチとが異なるところに面白い発見がありました。社会科からは,政治・経済と環境のつながり,理科は地球そのもの,という具合です。子どもたちにとって様々な角度から学ぶことが大事だと思いました。
地域のいろいろな活動を知れてよかったです。地域の市民の活動が,本当に自分たちの環境をつくるものだと思いました。(高校)

●学校の授業で詳しくやってほしいと思いました。
●いろんな方面の方のお話が聞けて,とても勉強になりました。たくさんの方に,もっと環境について知ってもらえたらよいと感じました。大人の知恵・知識と子どもの興味・学びで,日本や世界の環境がよくなればと思いました。貴重なお話,ありがとうございました。

気候変動と経済活動のつながり,子どもの権利…重要な指摘
●今日は,気候危機というテーマや生物多様性といったテーマに関心のある方の参加があって,いつもとはまた違う方のお話も伺えてよかったです。ただ,学校の授業で,つい「子どもたちにもできること」ということで,省エネやゴミ拾いやエコバッグや…。そういう行動を出口として示す授業ではかえって子どもたちの視野を狭くするように思う。(それがご報告の冒頭で紹介された子どもの反応に繋がるのだろう)
最後に気候変動と経済活動のつながり,子どもの権利,主体性のことに発言が及んだが,非常に重要な指摘だと思う。現実に,気候変動を止めるのに,何が必要か,社会変革に繋がる構造的理解に繋がる環境教育について考えたい。
【追伸】女性が動ける社会をつくるのは,男性です。男社会が邪魔するため,女性が動けない! 男性同士で,女性の社会進出をさまたげる社会を変える行動をぜひ起こしてください!!

プロセスを大事にされている丁寧なとりくみ
●様々な環境教育のとりくみを知ることができて良かったです。参考になりました。高校のとりくみは,プロセスを大事にされている丁寧なとりくみで,最後の学生の感想文では,自分の言葉で気候変動に対する考えが述べられており,学習の成果を感じました。特に年が近い人の言葉(伝説のスピーチ等)が与える影響が大きいように思います。
意見交換で,市民エネルギーの会がお話しされた内容がとても興味深かったです。ドイツで環境について学びに行くぐらいなら,地元の再エネのとりくみを実践的に学ぶということの方が確かに教育効果は高いと思います。
学校の先生方と市民活動をされている方が情報交換できる貴重な場だと思います。引き続き,よろしくお願いします。
子どもに,地球温暖化の問題は今に始まったことではないのに,なぜ,子どもに責任を押しつけるのかと言われたことがあります。大人として,できることも,しっかり考えて行動していきたいと思います。

●本日は本当にありがとうございました。たくさんの団体,学校の先生が草の根で環境教育の活動をされていることを知ることができて,とてもよかったです。ぜひ,活動内容を見させていただきたいと思いました。
●いろいろな活動団体のいろいろな発表が聞けてよかったです。私たちにできることをもう少し考え,身近なところからとりくめるようにしたいです。

すごい迫力の報告
●高校の授業,小学校の出前授業,両方とも,すごい迫力でした。生徒たちに訴えるときも,これくらいの迫力が必要なのだと思いました。
環境教育も,小さいうちからが大切で,箕面の例をあげられていて,箕面市民としては,嬉しかったです。その他の団体も,老若男女の方々が熱心に取り組まれていて,頼もしいと感じました。このような交流会を,ぜひ,続けていってほしいと思います。ともにがんばりましょう★(高校)

●高校生には自ら考える,小学生には楽しく工夫され,環境について学ばれているのだなと。環境だけでなく,生物といろいろな問題が地球を取り囲んでいるのだと改めて感じました。今日は参加させていただき,ありがとうございました。
●このような環境教育交流会にはじめて参加しましたが,環境について教育という新しい視点で考えることができてよかったです。

地域で行動する団体の存在に勇気づけられた
●地域で環境問題を考え,行動している団体があることに勇気づけられました。ともすると,教育機関を卒業すると,こうしたことを学ぶ機会であったり,活動する場がないようにもとらえてしまいがちですが,こんなにも地道な活動されている市民団体があることに大きな意義を感じました。今後も勉強を続けていきたいです。(高校)
●環境教育の実践については,先に聞かせてもらってますが,多くの団体が環境問題にとりくんでいることがわかってよかった。参加も多く,準備にご苦労があったと思いますが,ありがとうございました。(退職教員)

ヒントをもらった!
●小学6年生の理科学習は,いろいろな単元がありますが,大きくは「環境」で,最後に調べ学習があります。どのような言葉がけで,どのように調べさせたらよいのか,いろいろとヒントをいただいたと思います。ありがとうございました。

●ひとつひとつの実践は大変すばらしいものでした。高校の社会科の教員の私としては,地球環境の問題を,社会構造(国家独占資本主義経済)の問題としてもとらえたいとも思っています。本日は,ご苦労様でした。ありがとうございます。
●世代を超えたつながりで,問題解決にとりくみたい。いろいろな活動と協働できるような取組ができるといいなあと思ってます。高校生の参加に希望を感じた

●環境問題を考える上で,経済活動との関係でとらえることが根本におかれなければならないと考えます。斎藤幸平さんの「人新世の『資本論』」の中の環境に対する搾取という観点や経済の発展が人々の幸せを本当にもたらのかという根本的な問い直しが必要と思いました。
今日の会に,高校生が参加してくれていることに希望を感じました。今,社会は大人たちの力では打開が困難な問題をいくつかかかえています。子どもの権利条約は,そうした大人では乗り越えることのできない問題を,子どもの力でのりこえようとしています。子どもの意見表明権を今こそ大切にして,社会の発展に生かすことが世界の未来を守ることになると思います。

いま,人類は協力するか,滅亡するかが問われている
●様々な活動をされているのがわかってよかった。若者たちが環境に関心を持ち,未来の社会をつくっていく活動に全力が出せるような状態をつくることが大人の責任ではないかと思う。
子どもたちへの責任を果たすためにも,これからもがんばりたい。人類は「協力するか,滅亡するか」が問われている。この意識を全人類が持つことが必要だ。

学ぶ本質とは
●多様な活動・実践されている方々からの事例がとてもよかったです。高校の先生の「結論は言わず,事実を伝え,それをどう捉え考えるかが生徒の学習」という発言は,我々が活動するときにベースとして大事にしていることで,最近若い教員の方も同じようなマインドでいらっしゃることが多いと感じてます。本日はありがとうございました。

  

第4回教育講座「環境教育」(1月22日)

集まって話そう地球の環境、私たちの未来
~大阪環境教育交流会(第4回教育講座)へのおさそい~


#気候変動問題ってどんな問題なの?
#自然エネルギーについて知りたい!
#外来生物は生物多様性にどう影響するか?
#プラスチックで海洋生物にどんな影響が出るの?
#多発する自然災害にどう備える?

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■機関紙掲載ビラはコチラ■

SDGsやプラスチック汚染問題、など環境をめぐるいろんな課題がさまざまな形で取り上げられようになっています。学校でも授業やクラブ活動、行事などで環境教育に取り組むことが多くなっています。しかし一方で「環境問題をどのように子どもに提示して良いかわからない」とか
「そもそも環境問題についてよくわからない」といった声も多くあります。

環境教育研究会では学校での教育実践を交流すると同時に、地域など学校外で環境教育に取り組む団体とも交流や検討を行ってきました。こういった経験を多くの人と共有するために環境教育交流会を行います。
交流会の中では、学校でどのように環境問題に取り組んだかという実践報告と検討、参加団体の活動や資料の展示、配布、紹介を行います。

日 時 1月22日(日) 13時半〜16時半(13時開場)
会 場 大阪府教育会館(たかつガーデン) 3Fカトレア
資料代 500円 (教文センターサポーター、学生は無料)

●13:35〜14:30
実践報告①「国際問題講座実践報告」
気候変動の問題を中心に学習した高校の授業実践です。気候変動についてどう考えていますか?様々な立場になって、ロールプレイをしてみましょう。伝説のスピーチと言われた3人に出会ってもらい、自分たちに何ができるか考えてみよう。地球環境問題の本質はどこにあるのか、一緒に探ってみましょう!

●1435〜1530
実践報告②「地球環境を考える出前授業」 豊中市民エネルギーの会
豊中市などの小学校の出前授業の紹介。地球の歴史や生命の進化を知って自然、生命の大切さを知る。現在地球でおこっている地球環境の危機について学ぶ。自分たちの生活を考え、どのような行動が必要とされているかを考える。という内容を2時間の授業で行った。授業の内容や子どもたちの反応について報告。

●15:35〜16:20
全体討議③ 参加団体からの活動紹介や全体討議
      (資料配付・パネル展示あり)
●16:20〜 まとめ 

主  催 大阪教育文化センター 環境教育研究会
参加団体 池田エコスタッフ、豊中市民エネルギーの会、あおぞら財団、せいわエコクラブ

  

第3回教育講座 GIGAスクール構想(12月3日)再掲

アメリカ・カナダで「タブレットによる授業」をボイコット?
1日1時間以上のインターネット利用は学力低下を招く?
第3回教育講座 教育の未来を拓く,学校でのICT「活用術」

と き 2022年12月3日(土) 13時半〜16時半
場 所 大阪府教育会館(たかつガーデン)3Fローズ
資料代 500円(サポーター無料)

「教育の未来を拓く,学校でのICT活用術」をテーマに,GIGAスクール構想にさらに深く食い込み,学校現場で端末をどう活用していけばいいのか探っていきます。

今回は,海外のICT教育先進国でどんな教育が行われているのか,最新の事例を紹介します。また,端末(PC,タブレット,スマホ)の使用について,子どもの成長・発達に与える影響を脳科学の事例研究を紹介しながら,日本におけるICT「活用術」を探ります。
講師は田中康寛さん(大阪教文センター)です。

【おもな内容】
⑴ICT教育先進国の成功と失敗から学ぶ
エストニア,フィンランド,ノルウェー,スウェーデン,オーストラリア,ニュージーランド,アメリカ,…
⑵子どもの成長・発達を大切にするICT「活用術」
教師の指導性,「量より質を」,脳の成長・発達と結んで
⑶個人の尊厳を大切にするICT「活用術」
最初に「ネットの怖さ」を正しく教えること,コントロール「できる」力の育成を
⑷学校のよさ「みんなといっしょに学ぶ」を大切にするICT「活用術」
教育の真実,感動は直接の人格的関わりにある。ICTは補完物
⑸ICT活用と「参加と共同の教育・学校づくり」
教育の公共性を守り,「個人データ主権」の実現へ,幅広い対話と共同を

★GIGAスクール構想ブックレット第2弾  刊行予定!!
 なお,今回の講座にあわせ,GIGAスクール構想ブックレット第2弾を刊行(訂正=1月)する予定です。第1弾からさらに内容を深めたものになっています。

【下のA4チラシのダウンロード】
①下の画像をダブルクリックして開いてから右クリックして「別名保存」するか
②下の画像上で右クリックし,このリンク先画像を別名で保存すると
PC上のダウンロードフォルダに保存されます。【訂正】ブックレット第2弾は1月刊行予定です。

【機関紙等掲載用10×10cm】
①左の画像をダブルクリックして開いて
右クリックして「別名保存」するか
②左の画像上で右クリックし,
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保存されます。

 

 

このあとの教育講座は…
★第4回教育講座 2023年1月22日㈰ 13時半 3Fカトレア
「環境教育」
⑴気候変動問題(生徒と世界の出会い〜国際問題講座より〜)報告(1時間)
⑵豊中市民エネルギーの会報告(小学校での出前授業)(40分)(予定)
⑶討論 各団体からはとりくみの紹介内容・資料
気候変動問題を中心に,環境教育のとりくみを報告します。

【授業を受けた生徒の感想】
●これぞ勉強だ、と思った。大学を志望した理由もこの講座のおかげで将来やりたい事が明確になり、書くことができた。中村哲という人を教えていただき、私もこんな人になりたいと思った。
●教育を自ら受けたいと大人(世界)へ訴える行動力、トイレの大切さ、国際問題がいかに私たちに関係しているのか、世界で自分以外の人のために物をつくり助けている人、私はこの講座を通してたくさんの学びと、これから生きる上で役立つ知識を得ることができました。

★第5回教育講座 2023年1月28日㈯ 13時半 B1オリーブ
(仮題)「子どもが主体的にとりくむ授業をつくりたい!」授業づくり

【お知らせ】第33回共同研究集会 2023年3月21日㈫ 13時半 たかつガーデン・2Fコスモス

  

第3回教育講座 GIGAスクール構想(12月3日)

アメリカ・カナダで「タブレットによる授業」をボイコット?
1日1時間以上のインターネット利用は学力低下を招く?
第3回教育講座 教育の未来を拓く,学校でのICT「活用術」

と き 2022年12月3日(土) 13時半〜16時半
場 所 大阪府教育会館(たかつガーデン)3Fローズ
資料代 500円(サポーター無料)

「教育の未来を拓く,学校でのICT活用術」をテーマに,GIGAスクール構想にさらに深く食い込み,学校現場で端末をどう活用していけばいいのか探っていきます。

今回は,海外のICT教育先進国でどんな教育が行われているのか,最新の事例を紹介します。また,端末(PC,タブレット,スマホ)の使用について,子どもの成長・発達に与える影響を脳科学の事例研究を紹介しながら,日本におけるICT「活用術」を探ります。
講師は田中康寛さん(大阪教文センター)です。

【おもな内容】
⑴ICT教育先進国の成功と失敗から学ぶ
エストニア,フィンランド,ノルウェー,スウェーデン,オーストラリア,ニュージーランド,アメリカ,…
⑵子どもの成長・発達を大切にするICT「活用術」
教師の指導性,「量より質を」,脳の成長・発達と結んで
⑶個人の尊厳を大切にするICT「活用術」
最初に「ネットの怖さ」を正しく教えること,コントロール「できる」力の育成を
⑷学校のよさ「みんなといっしょに学ぶ」を大切にするICT「活用術」
教育の真実,感動は直接の人格的関わりにある。ICTは補完物
⑸ICT活用と「参加と共同の教育・学校づくり」
教育の公共性を守り,「個人データ主権」の実現へ,幅広い対話と共同を

★GIGAスクール構想ブックレット第2弾  刊行予定!!
 なお,今回の講座にあわせ,GIGAスクール構想ブックレット第2弾を刊行(訂正=1月)する予定です。第1弾からさらに内容を深めたものになっています。

【下のA4チラシのダウンロード】
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②下の画像上で右クリックし,このリンク先画像を別名で保存すると
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★第3回教育講座感想★
●ネット・スマホの長時間使用で,学力が低下することは,少し前から継承されていました。タブレットの活用にしても,あくまで『道具』としての活用は,頭では分かるのですが。ではどうすれば,ネット・スマホの使用時間を1時間以内に抑えられるよう,自覚的にコントロールできる子どもを育てられるのでしょうか。保護者との協力は欠かせませんが,学校では,やはり啓蒙と禁止ルールなのでしょうか。タブレットを道具として使うのは分かるのですが,どうにも”おもちゃ”のようになるだけで,コントロールする力をどのように育むのか,という実践を学びたいです。ペンとノートを使った方が脳がよく働くのはよく分かりますが,発達に課題を持つ生徒が多く,そもそもの”書く”ことに大きな困難があるのです。そういう部分にうまく使用したいのですが,そのような実践を学びたいです。『日本はICT教育が遅れている』とよく聞きます。ウクライナからの避難してきた学生は,外国にいても母国の授業が受けられるとか。
タブレットが学力低下を招くのは,分かりますが,コレまでのような黒板とチョークの授業で学力が低下してきたのではなかったかと言われてしまうと,どのようにペンとノートの授業を進めていけばよいでしょうか。毎日悩ましく思っております。
大変勉強になりました。フィンランドはじめ,優れた教育だった国が変質しており,ショックでした。頑張ります。

●現場ではなかなかここまで専門的な話を聞くことができないので,とても勉強になりました。現場では,このような学びがないまま,”活用せよ”という圧力のもと,子どもたちにタブレットを使わせてしまっているように思います。「○○が終わったら,ドリルパークしていいよ」という,すき間時間に使わせることもありました。今回様々なデータを見せてもらったことで,そのような使い方をすることで読書や書く活動のような,豊かな学力を育む時間を失ってしまったなあと思いました。
ぜひこのような話が聞ける場が広がり,適切でよりよい効果を育む指導法を考える機会が,どの学校でもあればよいなと思いました。(そのような指導法が本当に見つかるかは疑問ですが…!)
長時間の講義,ありがとうございました。

●ありがとうございました。閣議決定された『政策パッケージ」とても恐ろしいものだと思いました。ただ,彼らのねらい通り,ことが進むとは限らないというお話も聞けて,『これでいいのか?』という議論を学校でも組合でも地域でも広げていくことが大切だと感じました。
これからの教育を担う若い先生たちが,子どもたちに寄り添って,仲間作りをしながら,みんなで学ぶ学校を守っていけるよう,がんばりたいと思います。

●ありがとうございました。脳科学研究との関連が入っていてよかったです。個人データを国で管理することは必要だと思いますが,資本家階級が国家権力を握っている以上,任せることはできないと思います。デモ民主的な政府でできる方法も探っていくことも可能なのかなと,今日少し思いました。

●大阪市内で,子どもが天気図に「嵐」としたら,教委—校長ー担任に問い合わせがあり,子どもに聞くと毎日晴ればっかりで気晴らしに雨にしたという。子どもには,乗り越える力があると思った。

●聞くこと,聞くこと,驚くことばかりです。ICTをどう使うかは,とても重要なことだと思います。授業でも”書く”ことにこだわっていきたいです。”パッケージ”なんてふざけたことをさせては,ダメです。

●小1の担任をしています。パソコンを授業で使うように推進していこうとする動きをしている相手と組んでいるので,とても苦労しています。学校だよりもペーパーレス化の名の下に,ホームページで確認するようになりそうです。小1でも『スタディアプリ』や「こどもちゃれんじ」など家庭教育にICTが入り込んできているし,担任している子には,YouTuberまでいます。ICTとどう僕らはつきあっていかなければならないのかをもう少し考えていかなければいけないと思いました。

●質問の時間を削り取ってすみませんでした。
教委の中に,「この施策の教育効果」ということを考える視点があるのか,疑問です。単に『文科から言ってきたからおこなっている』と何も考えずにしたがっているのではないでしょうか。『教育』を司るはずの教育行政が,教育を投げ捨てている現状は,ICTでもいえると思います。箕面の子ども見守りシステムは,学校の教員には存在から知らされていないようです。ますます何に使われているのか…。貧困調査に日本財団が関わっていることを考えると,笹川良一→勝共→反社会的カルト集団と考えてしまい,「デジタルデータで取得した貧困情報を,プッシュ型支援としてNPOの皮を被った統一教会のような団体につなぐ」という使われ方も想像してしまいます。

このあとの教育講座は…
★第4回教育講座 2023年1月22日㈰ 13時半 3Fカトレア
「環境教育」
⑴気候変動問題(生徒と世界の出会い〜国際問題講座より〜)報告(1時間)
⑵豊中市民エネルギーの会報告(小学校での出前授業)(40分)(予定)
⑶討論 各団体からはとりくみの紹介内容・資料
気候変動問題を中心に,環境教育のとりくみを報告します。

【授業を受けた生徒の感想】
●これぞ勉強だ、と思った。大学を志望した理由もこの講座のおかげで将来やりたい事が明確になり、書くことができた。中村哲という人を教えていただき、私もこんな人になりたいと思った。
●教育を自ら受けたいと大人(世界)へ訴える行動力、トイレの大切さ、国際問題がいかに私たちに関係しているのか、世界で自分以外の人のために物をつくり助けている人、私はこの講座を通してたくさんの学びと、これから生きる上で役立つ知識を得ることができました。

★第5回教育講座 2023年1月28日㈯ 13時半 B1オリーブ
(仮題)「子どもが主体的にとりくむ授業をつくりたい!」授業づくり

【お知らせ】第33回共同研究集会 2023年3月21日㈫ 13時半 たかつガーデン・2Fコスモス

  

第2回教育講座「集団づくり」(10月22日)再掲

第2回教育講座「集団づくり」
子どもが輝き
成長する集団づくりへ
〜実践上の大切なポイント〜

と き 2022年10月22日(土) 13時半〜16時頃
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)2FコスモスB
資料代 500円(今年度サポーターは無料)

 大阪教文センター今年度の教育講座は「子どもの成長・発達にとって何が必要か」がテーマです。小中学校を中心とした学級集団,学年集団,児童会・生徒会,行事等「集団づくり」の実践報告をします。

 大阪教文センターでは,7月から生活指導研究会に代わり,新たに「集団づくり研究会」を発足すべく,3回の準備会を重ねてきました。そしてこの第2回教育講座から正式に発足します。研究目的を「学校現場の集団づくり実践から,子ども自立と自治を育む視点や大切なポイントを明らかにし,子どもの成長・発達を明らかにしていく」として,学級や小集団,学年,行事,児童会・生徒会,学校全体を含め,集団づくりの方法や理論を明らかにしていきます。
 第2回教育講座 集団づくり研究会1回目の実践報告は,小学校高学年・低学年の実践です。

【実践報告】
①「学級づくりで大切にしていること〜安心できる空間づくり〜」(低学年)
②「3月をみんなで笑って,迎えることができるように〜納得して学校を巣立てるように〜」(高学年)

■第2回教育講座チラシ(カラー)■

■第2回教育講座チラシ(モノクロ対応)■

【次の講座】第3回教育講座は============= 
「教育の未来を拓く,学校でのICT活用術」
12月3日㈯ 13時半 
大阪府教育会館(たかつガーデン)3Fローズ
【内容】⑴ICT教育先進国の成功と失敗から学ぶ
    ⑵子どもの成長・発達を大切にする「ICT活用術」
    ⑶個人の尊厳を大切にする「ICT活用術」
    ⑷学校の良さ「みんなといっしょに学ぶ」を大切にする「ICT活用術」
    ⑸ICT活用と「参加と共同の教育・学校づくり」

  

第2回教育講座「集団づくり」(10月22日)

第2回教育講座「集団づくり」★感想
子どもが輝き 成長する集団づくりへ
〜実践上の大切なポイント〜

と き 2022年10月22日(土) 13時半〜16時頃
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)2FコスモスB
資料代 500円(今年度サポーターは無料)

 大阪教文センター今年度の教育講座は「子どもの成長・発達にとって何が必要か」がテーマです。小中学校を中心とした学級集団,学年集団,児童会・生徒会,行事等「集団づくり」の実践報告をします。

 大阪教文センターでは,7月から生活指導研究会に代わり,新たに「集団づくり研究会」を発足すべく,3回の準備会を重ねてきました。そしてこの第2回教育講座から正式に発足します。研究目的を「学校現場の集団づくり実践から,子ども自立と自治を育む視点や大切なポイントを明らかにし,子どもの成長・発達を明らかにしていく」として,学級や小集団,学年,行事,児童会・生徒会,学校全体を含め,集団づくりの方法や理論を明らかにしていきます。
 第2回教育講座 集団づくり研究会1回目の実践報告は,小学校高学年・低学年の実践です。

【実践報告】
①「学級づくりで大切にしていること〜安心できる空間づくり〜」(低学年)
②「3月をみんなで笑って,迎えることができるように〜納得して学校を巣立てるように〜」(高学年)

■第2回教育講座チラシ(カラー)■

■第2回教育講座チラシ(モノクロ対応)■

★第2回教育講座の感想★
「自分の思い・考えを出させる」に共感
●『「安心できる空間づくり」=自分の思い,考えを出させる』に共感しました。グローバル化の一方で,様々な分断と対立が生じている現在の今だからこそ 大切なことだと思います。自分たちの思いを出し合い,他人の声に耳を傾けて,一致点妥協点を探りながら,すすめていく…。「社会の形成者」を育てることの重要性を改めて認識しました。

実践を理論から裏付けていくことで見えてくるものがある
●お二人の実践の濃さがよく伝わってきました。当たり前に話したり,動いたりしている中に集団づくりの宝があるのだろうなと思い,聞きました。実践を理論の側面から裏付けていくことで,見えてくるものがたくさんあると思いました。実践からつかめるものが増えるように,考えていきたいと思いました。

「教師の専門性」を考えられれば…
●新しい研究会の船出の教育講座,まずは無事に開催できてよかったです。それぞれの実践は,あくまでも「個」としての実践なので,その中からの大切なことやあるいは「1人の教員の専門性」(その人だからこそできること)と「教師の専門性」(教師に共通しての要素)を考えられれば…と思う。教科の学習集団について,中学校は音楽で週1Hの授業,全学年の中でどのように学習集団づくりをしておられるのか,聞いてみたい。

授業へのこだわり・集団づくりへの熱い思い
●先生の子どもたちへの語りかけや会社活動などがとてもいいなぁと感じました。丁寧に,言葉を使ってわかり合えるように関係づくりをしたり,「何で解散したと思う?」と総括させたり,いい加減にしてしまいがちな部分を立ち止まって考えさせる。しかも明るいやさしい雰囲気でやっているんだろうなぁとイメージでき,安心感の中で子どもたちは自己表現を磨いているのだと感じ,学ぶことがたくさんありました。
『教科の本質に迫ったときから子どもの予測できない発言に興味,面白みを感じた』というのが面白かったです。そして,授業へのこだわりを持ちつつ,学級集団づくりにも熱い思いを持っておられるのがすごいと思いました。そして,今の子どもたちにあう方法を探して見つけているのもすごいと思いました。

実践の中で他者意識や集団意識が
●お二人の実践から多くのことを考え,学ぶことができました。自治のベースには,子どもの権利を保障することが不可欠ですが,前半の実践では,子どもの声を聞き取り,聞き合う方法・仕組みがたくさんありました。自治の確立に向けては,後半の実践は原案づくりからなされており,その過程でヤンチャな子たちの他者意識,集団意識が育まれていました。今後考えたいこともたくさんあるので,引き続きよろしくお願いします。

【次の講座】第3回教育講座は============= 
教育の未来を拓く,学校でのICT「活用術」
12月3日㈯ 13時半 
大阪府教育会館(たかつガーデン)3Fローズ
【内容】⑴ICT教育先進国の成功と失敗から学ぶ
    ⑵子どもの成長・発達を大切にするICT「活用術」
    ⑶個人の尊厳を大切にするICT「活用術」
    ⑷学校の良さ「みんなといっしょに学ぶ」を大切にするICT「活用術」
    ⑸ICT活用と「参加と共同の教育・学校づくり」

  

第1回教育講座(6月11日)

第1回教育講座
「GIGAスクール構想と子どもの成長・発達」

今年度の教育講座は「子どもの成長・発達にとって何が必要か」をテーマ。
第1回講座は「GIGAスクール構想と子どもの成長・発達」が主題です。
「GIGAスクール構想を浸透させ学びを豊かに変革していくカタチ」として
StuDX styleなど 文部科学省からたくさんの事例集が出されています。
1人1台の端末が,子どもの成長・発達にどんな影響をもたらすのか,
その背景とともにこれからの授業実践を考える理論と実践を学びます。

日 時 2022年6月11日(土)13時半〜16時半
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)B1オリーブ
資料代 500円(今年度サポーターは無料)


■上のチラシのDLは画像をクリックして別名保存■

●今後の教育講座と共同研究集会の日程●
第2回教育講座 10月22日㈯ 「自治活動づくり」
   たかつガーデン・2FコスモスB
第3回教育講座 2023年1月28日㈯ 「授業づくり」
   たかつガーデン・B1オリーブ
第33回共同研究集会 2023年3月21日㈫
   たかつガーデン・2Fコスモス

■6月11日感想■

●ICT活用については,矢継ぎ早すぎて現場で検討も批判もなく,導入されている気がします。現場で利用することや利用を控える立場で分断も起こっていて,とても難しい問題だと思います。
内容も複雑で,伝えるにしてもくどくなり,さすがにやり方が姑息だなと思います。
この感想を書いている間もスマホで漢字を調べて記入してしまっているので,うまくICTとつきあうことも大切かと思う。伝え方は工夫しないといけませんね。

●田中先生,今日は本当に衝撃的な学びをわかりやすくお知らせ頂き,とても貴重な時間になりました。日本の教育を主管しているのは,もはや文科省ではない,という事実には正直大きなショックを受けました。今後GIGAがすすめられていく中で,視点をいただきましたが,今後この流れに対抗して行くには,どう行動していけるのかの視点がもしあれば,次回の学習会でお話いただきたいです。

●この講座のことを知るまで,GIGAスクール構想に関して全く無知なものでしたが,今日の講座は非常に興味深い内容でした。
情報量が多いので,また自分で資料等を改めて見直さなければならないですが,この講座をキッカケにGIGAスクール構想への関心を深めていこうと思います。
あと,子どもへの影響の前に,まず自分自身のスマホやネットの利用に対する見方や意識を再考する必要性も感じさせられました。

●ありがとうございました。理解できないこともありましたが,この先勉強する励みになりました。教師経験がないため,自分の子どもや孫のことを考えながら,このままでは正しいと思っていたことが実は間違っていたかもと考えさせられました。

●学校とは,教育とはを改めて考えさせられました。グループ学習・学び合いなど,学校の存在がなくなってしまう,おそろしい事態です。
●途中からでしたが,GIGAスクール構想の大きな流れの中に,今の学校教育があることが分かってきました。本校でも1年生はタブレット導入となり,活用が始まっていますけど,貧困のため購入できない家庭あり,余計に不注意になり授業に集中できない生徒あり,困難です。学校現場で,何ができるのか,と悩ましい毎日です。

●最後だけ参加ですみません。今年度からiPadを使うという目的で,高校1年からタブレットが採用された。私は情報の教師ですが,何でもタブレットで解決できないという考え方は昔から変わっていない,調べる道具ではなく「調べられる道具」であることがとてもよく分かった。

●脳の働き,面白かったですが,難しかったです。もっともっと広範な市民,国民に聞いてほしいです。財界の力も大きいですが,各政党の力もかなり働いているのでしょうか。ほんの一部の人だけですすめられているのでしょうか。

●10年ほど前に,コンピュータ苦手教師で退職。今回の講義に納得。いよいよ資本が子どもたちの脳に(教員も?)襲いかかっていることをまざまざと感じる講義で,背筋が寒くなる思い。この現状を打開していく方途について真剣に考えさせられている。今や現場を離れてしまって,どんなことができるか考えている。本当にありがとうございます。

●ICT活用による,民主的教育理念の破壊の最終段階か!解決は国政変革よりない感じです。
●①そもそも教師が「こんなんあったらいいな」「こんなことできたらいいな 便利だな」から出発していない。はじめに端末ありき,とにかく使ってみてくださいから始まっている。
②利用とは裏腹に,利用されている危険性を知らされていない。
③個人情報保護の対策が不十分。ビッグデータ利用の制限・対策不十分
④脳科学や発達科学が考慮されていない。
⑤政策の大きな流れ。
以上のことを広く知らせるには,どうするかをもっと考えたいと思いました。ありがとうございました。

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② 下の■申し込み先■をクリックして,送付先の住所・氏名等必要事項を記入の上,件名に「サポーター希望」とお書きの上,メールを発信してください。

後日,直近の大阪教育文化センターだより,おおさかの子どもと教育とあわせ,郵便振替用紙をお送りいたしますので,郵便局で振込をするか,直接教文センター事務局へカンパをお渡しください。
なお,ゆうちょ銀行や郵便局内のATMも利用可(局によっては土日利用可)。

■ 申し込み先 ■

  

第3回教育講座(1月29日)の中止のお知らせ

第3回教育講座(1月29日)の中止のお知らせ

新型コロナウイルス感染がこれまで以上に拡大しています。
大阪府においては,1月27日〜2月20日まで蔓延防止措置等重点措置が発令されています。
こうした状況ですので,
1月29日(土)13時半 
たかつガーデン BF1 オリーブ で行う予定であった
第3回教育講座
「GIGAスクール構想にどう立ち向かうか」を中止といたします。

参加を予定していた皆様,
ご迷惑をおかけしますが,
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

なお,今後の大阪教文センターの講座等については,
本HP 新着記事や教文センターTwitterをご参照ください。

  

第3回教育講座「GIGAスクール構想」(1月29日)

第3回教育講座
「GIGAスクール構想にどう立ち向かうか
〜現場の実態と工夫〜」案内(1月29日)

●コロナ感染状況のため,中止となりました●

「校務効率化,ICT機器の使い方,コミュニケーションの取り方,ICTを活用した宿題等…」がいわれていますが,学校現場で1人1台端末使用が押しつけられている中で,どのような工夫をして授業や活動をおこなっているのかを学校現場から2人の青年教員に報告してもらいます。
その後,ブックレット執筆者から
GIGAスクール構想の問題点や教育に及ぼす否定的影響を浮き彫りにし,現場での対抗軸をどう打ち立てるか,問題提起します。

日 時 2022年1月29日(土) 13時半〜16時15分
ところ たかつガーデン(大阪府教育会館)BF1オリーブ
参加費 500円(今年度サポーターは無料)

【第3回教育講座チラシ】

  

第2回教育講座(10月9日)(更新)感想

第2回教育講座
GIGAスクール構想で 子どもは?学校は?

学校のICT化,GIGAスクール構想前倒しがすすんでいます。
しかし,授業中にYouTubeやゲーム,家庭では着替えているところを写真流したなどの問題も。
オンライン授業も配信している学校では「(ある生徒は)数学はわかりにくいので授業を受け,それが終わると,下校してオンライン」
「配信に手や時間を取られて登校して授業を受けている生徒が放ったらかしになる時間ができる。そうなると「せっかく学校に来て授業を受けているのに…」と感じて学校で授業を受ける意義や必要性が失われないか心配」

また,「オンライン授業、緊張感うすく 子どもら「どうしても眠くなる」 宿題出すだけの学校も」(9月23日 神戸新聞NEXT)

いま,学校はどうなっているのか,語りあいませんか。

と き 2021年10月9日(土) 13時半〜16時半    
ところ 大阪府教育会館(たかつガーデン)BFオリーブ
参加費 資料代等500円(サポーター無料)     

「デバイス一人 1 台実現で学習がこう変わる」
「すべての子どもたちに,最適で多様な学びを」

GIGA スクール構想の前倒しで,
今学校ではどのような問題が起きているのか,
教科指導や生活指導はどうなっているのか,
ICT 利活用のメリットは何かを報告してもらいます。

そして「GIGA スクール構想スクール」のねらいや
本質とは何かを問題提起し,検討していきます。

【参加者の感想】

子どもたちとその保護者とともに考えたい

●各市の「オンライン授業」の様子がよく分かりました。「市長のトップダウン」による「オンライン授業」で,大混乱は3市とも同じでしたね。特別支援学級,障害のあることもたちの教育にも「オンライン」や「GIGAスクール」は全く使えないことも考えていきたいです。あと「ダッシュボード」については,全ての市民,子どもたちとその保護者,地域の方と一緒に考えなければいけないと思いました。

「何のために」問わなければ

●GIGAスクール構想の裏に,大企業の思惑があり,子どもの成長・発達について考えているわけではないことがよく分かりました。何のためにこれをしないといけないか,現場としても問うていかないと思いました。トップダウンだから,保護者に先に言われたからしなくちゃとちょっと変な慣れになってしまっていいました。
 いまのやり方に疑問を持ち,声を上げていくことをしていかないとと思いました。

子どもたちを食い物にする手助けをさせられる

●各市の報告,とてもわかりやすかったです。どの市も結局は,現場を無視してトップダウンで下ろしてくるやり方が腹立たしいし,何とかしなくてはいけないと思いました。
 講演は難しかったけれど,ちゃんと学習しなければ,子どもたちを食い物にする手助けを知らない間にさせられることになるのだなぁと怖くなりました。時間が足りなかったので,第二弾も企画していただきたいです。

学校教育が大切にしてきたものを失いかねない

●実際の学校現場の話も聞き,改めてGIGAスクール構想の危険性を痛感しました。過度に依存しすぎると集団での学びの軽薄化,ふれあいができなくなるなど,これまで学校教育が大切にしてきたものを失いかねない結果にもつながりかねません。目の前の子どもにとって,どうなのかを常に考えて「GIGAスクール構想」を考えていきたいと思います。
 また,話を聞き,単に教育界の問題ではなく,財界や企業のねらいも含めて,いわれるだけでなく,目の目の子どもたちにとって上手なつきあい方をこれからも考えていきたいと思いました。

「ICTの教育効果はない」

●「連続講座にして,3〜4回できないか」と思う内容でした。現場からの報告は,とくにトップダウンの激しい地域からの発信で,いまの学校,子どもたちにとってGIGAスクール構想に基づくICT化の激化が及ぼしている影響,混乱について知ることができた。
 報告者が「ICTの教育効果はない」と言っておられ,その通りと思っていた。
 この学習をはじめとして,もっと広く学習を発信していきたい。

とても危険な中でおこなわれている

●一人一台タブレット(PC)の強引な普及の問題について,ゆっくりじっくり考える時間を我々現場の教師は奪われる中で,とにかく授業の中で使う,子どもたちに使わせることを日々上から強要されているのが,コロナ禍を後ろ盾にいま,全国的におこなわれているのを感じながらも,何も具体的な対処,対抗ができないでいる自分を,もどかしく感じる毎日です。
 今日の講座は,日本の教育のAI化がとても危険な政治的な中で行われていることが,より鮮明になって,とても勉強になりました。

「これでいいのか」を問うことが大切

●この問題は,とても大切な課題だと改めて思いました。「これでいいのですか?」と父母や教職員に問うことが大切だと思います。「彼らは現実的な足場を持っていない」という言葉に元気づけられました。学んだことを,みんなに伝えることに力を注ぎます。

第3回教育講座も「GIGAスクール構想」で準備中(1月29日予定)です。

■A4チラシPDF

【お知らせ】大阪教文センターでは,この9月に「GIGAスクール構想」のねらいや本質などに焦点を絞ったブックレットを刊行しました。

GIGAスクール構想とは,そのねらいと本質は
中教審答申「『令和の日本型学校教育』の構築」との関連性は,
「個人の尊厳」を守り,教育保障を前進させるICTの活用とは

渾身を込めて研究を重ねてきた成果が今1冊のブックレットに

【ブックレットのご注文はコチラ】