集団づくり研究会(3月30日)

集団づくり研究会
とき 2023年3月30日(木) 15時
場所 大阪府教育会館(たかつガーデン)705号室

内容 小中学校の集団づくり(引き続き)

できたての研究会です。研究者とともに実践をすすめています。
ご参加をお待ちしています。

【2月19日報告】
前回用意してもらっていて議論できなかった集団づくりのとりくみについて報告を受け、研究・討論した。学校全体のとりくみでは、勤務する小学校では、「なかよし集会」という縦割りの組織があり、その組織としてウオークラリーをおこなったり、月1回の清掃をおこなったりしており、子どもたちも喜んでそれに参加し、よい役割を果たしている。とりくみとしては、①子どもたちに気持ちを言葉で表出させること、②意見が違うときに、類似するところを見つけ出し、妥協点を見出す、③集団として、自分たちを見る力を身につける、ということを大事にとりくんできた。書く力については、ずいぶん伸びてきた。これは特に国語教育で意識的にとりくんだことが大きい。意見が違うときには、あなたがやりたいことは次回にとりくむということでいい?と働きかけるなど、いっしょにとりくむときは、子どもたちがみんなでとりくむことを大切にしている。
集団づくりについては、9月には中あそびとして「なんでもバスケット」と「ばくだんゲーム」に、10月には、外あそびとして「ドッジボール」と「ふえおに」にとりくんだ。11月は、5年生から合同のお楽しみ会の申し入れがあり、「しっぽとり」と「ドッジボール」にとりくんだ。5年生と1年生では力の差があるので子どもたちが工夫して「しっぽとり」では1年生は3本のしっぽにすること「ドッジボール」では、5年生がある程度手加減して投げるなどをやり、1年生も楽しくとりくむことができた、という報告があり、その報告をめぐって研究・討論した。いくつかの質問のあと、討論では、集団のトーンをどうつくりだすかが大切。行事や文化活動をとおして子どもたちの中に前向きな流れをつくりだすことが必要ではないか、また、縦割りは往々にして高学年が低学年をしはいしていうことを利かせるというように否定的な役割を果たすことがあるが、報告者の学校では、縦割り集団がとてもいい役割を果たしている、などの意見が出された。