■保護者の感想■
●このたびは勉強会に参加させていただいて感謝いたします。
私たちの個人情報を販売されていることは知っていましたけど,学校の情報まで,利用されている可能性があることを知り,恐ろしく思いました。
個人情報の売買は,ハッキングされて,個人情報が盗まれたのちに行われている行為だと思っていました。ですが,何かを検索するだけで個人情報が売られていたなんて衝撃すぎました。
今の自民党はそれをあえて知らないふりをして,Google等の企業から献金をもらうため,私たち国民の個人情報までも売り飛ばしているのではないかと疑わないといけません。知らないと言うことは本当にこわいです。
デジタル教育をすすめると物覚えが悪くなる結果は「ああ,やっぱりな」と納得いたしました。デバイスを与えず,デジタル教育を全く知らないアナログで授業を受けていた上の3人の子どもたちは基礎的な学習がしっかりし,ボキャブラリーも多く,創造する力があります。ですが,一番下の子どもは常にデバイスが手元にある環境で育ててしまったので,ボキャブラリーも少なく,想像力も薄いです。個人の個性かと思っていたのですが,デジタルがありすぎる弊害かもしれません。
勉強会の次の日に,学校の先生の知り合いを含む4人で集まる機会があり,海外のICT事情について話しました。
私立で先生をされている知り合いは,「私もアナログの授業が大切と思うので,一切デバイスを使った授業をしていません。私の考えはまちがえてなかったのですね!嬉しいです」反対に公立で働いている方は「公立はタブレット授業をしているかチェックされる。嫌でも使わないといけない。しかたない」と,先生たちもICT授業に対する思いは複雑でした。ですが,「アナログ授業に戻してほしい」というのは共通の思いでした。
北欧がどんどん,アナログ授業に進んでいることがハッキリと結果になって現れているのに,日本はデジタル教育に突き進む…。先ほど述べた,企業献金目当て,教育をねじ曲げる。許されないことです。
私たちが声を上げていく必要があることを強く感じた勉強会でした。
■2024年4月25日 子どもと教育市民学習会■
「日本の教育はどこに向かうのか」感想
●とても勉強になりました。びっくりすることばかりでした。
情報の速さに追いついていけない状態で、これからの課題を自分なりに考えていかないといけないなと思いました。ありがとうございました
●時代遅れの人生を生きている(85歳)私には驚く現実を教えていただいた。
データが商品化されている資本主義の進み具合に恐怖を覚えた。孫たちの教育の今後が懸念される。日本人の個人情報を大事にすべきだとの感覚の鋭さが心配だ。
100歳まで生きて、個の尊厳を守りたい。
●普段何気なく当たり前に使っているGoogle検索が情報提供につながっていることに驚き認識が甘かったと感じた。またタブレット1人1台の教育改革はそのことのみにとどまらず、大きな流れの中に組み込まれている背景を知り、本来の子ども中心に考えるべき教育が犯されていく恐ろしさを感じました。このような世の中で育った子どもはどのような大人・人格に成長するのか?!豊かな育ちを保障する大人の責任を感じます。
●教育でも医学や栄養学でもなんでも日本は欧米の5年・10年遅れを行っていると昔から聞いていましたが、本当にそうだと思いました。メディアがポンコツだから。もう一つは権利意識・主権者感覚の低い「平和ボケ」の日本人が量産されているから本当に頭の痛い構図だな〜と思います。「コアナンバー制度」ほんまにそうですね。
文科省に日本の子どもたちを守る姿勢が欲しいと思いました。