「GIGAスクール構想」ブックレット第2弾刊行!

■校内研修の感想(現場教師)■

紙も大切にしながら,より効果のある学習をすすめたい
●本日は,ICTの課題や現状を教えて頂き,ありがとうございました。昨今の「とりあえずICTを導入しよう」という流れの中,PISA等の問題点や具体的なデータをもとに話してくださったたため,子どもたちにどうICTを活用させるべきなのかを考えるよい機会になりました。
 この個人データやプライバシー保護で様々なトラブルがある社会の中で,子どもたちにどうICTと向き合う力を身につけさせ,どう体験させるのか,教師を含めた大人達が考える必要があるなと感じました。
 学習においては,ICTを活用する場を精選し,ペン・ノートといった紙も大切にしながら,より効果のある学習になるよう,日々進めていきたいと考えます。
 改めて,本日はありがとうございました。

●ICTによる学習について,教育もSDGsも進んでいるといわれている北欧でも,現状は手探りであることを知り,まだまだ研究が続けられる課題なんだなと思いました。
 本稿のテーマは「ICTの効果的な活用」なので,従来の学習方法とICTとよい点をじっくり吟味して,使うことが大切であり,「知ること」を恐れてはいけないと感じました。
 子どもたちへの指導はもちろん,自身のスマートフォンやパソコン,インターネットの使用についても,今一度考えさせられる,とても興味深い内容もあり,保護者向けの研修なんかもいいなと思いました。

ICTを道具として使うことが大切なのだと改めて感じることができた
●今の世の中では,便利さによって手放せないものとなっているICTだからこそ,学習においても効果的に活用していかなければならないと感じています。ただ,本日の研修を受けて,便利さにばかり目を向けずに,その後ろにある,学力への影響や脳への影響も考えておかなければならないことが学べました。
 とはいえ,個別最適な学びにはICTの成せる部分は大きいと思うので,教師がまた,大人がしっかりとコントロールしながら,ICTを道具として使うことが大切なのだと改めて感じることができました。本日は,貴重なお話をいただき,ありがとうございました。
 
●ICTについては,どんどん授業に取り入れていくべきものだと思っていましたが,使い方が大切だということを改めて考える機会となりました。パソコン画面に授業をしてもらうのではなく,ICT機器を利用して,子どもたちに館得させたり,発表のための資料をつくらせたり,有効な活用の方法を示さなければならないと思いました。
 お話にあった「ネットの怖さ」を正しく教えることは,すごく大切だと思ったので,今からでも何かの形で伝えなければいけないと思いました。ネットは依存性,中道区政,身体発達への影響も大きいので,使い方についてコントロールする力を早期から身につける指導も必要だと感じました。
 本日は貴重なお話,ありがとうございました。

データやプライバシーに関しても,伝えていかないといけない
●ICTは道具として効果的に使っていこうと,改めて思いました。何でもかんでもICT機器に頼るのではなく,使うことのメリットやその効果を考えて活用していきたいと思います。思考力を育てるためには,ペンとノートを使って書くことが大事ということからも,使うとき,使わないときのメリハリをつけていこうと思います。
 また,データやプライバシーに関しても,伝えていかないといけないことだと感じました。ICTをコントロールする力をつけるためにも,便利さ,危険性,正しい使い方を伝えていけたらと思います。
 
●ICTの効果的活用については,自分がほとんど使えないことから,効果的なところには行き着きません。最低限の知識は持たなければと,改めて思いました。
 子どもたちが喜んでタブレットに向かっている姿を見て,複雑な気持ちです。学習内容の定着には余り有効ではないということでしょうか…。
教師が見極めて指導していくことが大事
●ICTをとりあえず,どんどん使っていこうみたいな考えや雰囲気があったので,そうではないんだなと考えさせられました。子どもの発達段階に応じて,効果的に使うこと,家と学校とが連携して使い方やマナーを教えることなど,教師が見極めて指導していくことが大事なのだと思いました。今回,日本だけではなく,他の国の状況やデータ等も教えていただけたので,ICTに関する法や問題など,深く学ぶことができました。本当にありがとうございました。

●ICTについてやインターネットのことについて,知らないことをたくさん知ることができた研修でした。これまでのデータを基に,話してくださったので,とても割りやすかったです。アメリカの例で出てきたような,個人が机に向かって対ICTと向き合うような使い方ではなく,子どもたちの好奇心をくすぐるような使い方を模索していきたいと思います。
 また,情報の扱い方について,意識が低かったと感じました。便利だからこそ,使う頻度や使い方を見極めて,上手に賢くつきあっていきたいと思います。ありがとうございました。

子どもたちのデータを保護し,正しく使えるように指導できるようにしていきたい
●今日はありがとうございました。いろいろな便利な機器が増えている中で,学習能力が低下していくのは,確かにそうだろうなと思いました。ICTを使うことで,子どもたちが得られることは何か,またICTに頼りすぎない意識を持って,教師が教えられることを考えていきたいと思いました。
 また,データについて,自分は正しく扱えているだろうかと改めて感じました。子どもたちのデータを保護し,正しく使えるように指導できるよう,自身の使い方も見直していきたいです。貴重なお話,ありがとうございました。
 
●いろいろ考えさせられる研修でした。ICTの活用に関しては,教員自身も考えながら気をつけて使わないといけないと思いました。
 自分の子どもの学校では,ICT活用が進んでいて,Teamsを使っての動画の提出や課題の提出(家の近所の好きなところを撮ろう)(家の中のお気に入りを撮ろう)等,何も考えずに提出させていましたが,こわくなっています。
 何も知識が無いと,言われたことを当たり前にしてしまうので,慎重に扱わないといけないと思いました。

デバイスコントロールして,子どもの実態に合わせて
教育課程編成と結んで活用することが大事
●個人的には大変興味深く関心を持って聴かせていただいたのですが,表題の「ICTの効果的活用法」という部分はもう少し深掘りしてほしかったです。タブレットやスマートフォンの長時間の使用が脳の記憶を司る前頭前野に影響を与え,学習の定着に適していないという事実は膨大な資料を基に説得力のあるお話で,たくさんの学びがありました。教師の立場として,ICTの持つ有効性と危険性を改めて気をつけて理解しなければならないと思いました。デバイスをコントロールして,子どもの実態に合わせて教育課程編成と結んで活用することが大事だとわかりました。本校では,タブレット使用における学校のルール作りを定めていけたらなと考えています。

●素敵な研修の機会,ありがとうございました。ICT活用がうたわれる中で,やみくもに使っていくのではなく,発達特性であったり,よさや危険性などをよく理解しながら,活用していくことの大切さをよく感じることができました。日本はもちろんのこと,様々な世界の情勢などにも目を向けていければと思います。ありがとうございました。