第35回共同研究集会「教育DX」対抗軸としての教育実践(3月20日)

 3月20日(木祝)は,第35回共同研究集会です。大阪教文センターは,これまで田中康寛事務局次長を中心に,世界各国のICT教育の動向を見てきました。しかし日本では,一人1台端末,GIGAスクール構想,教育DX…等,「教育のデジタル化」が強く叫ばれています。そうした中,教育の超デジタル化を推しすすめてきたスウェーデンでは,国を挙げて「デジタルからアナログ(紙の教科書)」へ移行しつつあります。


 端末の使いすぎによる,子どもの成長・発達に与える悪影響などが世界各国の論文でも取り上げられていたり,日本では闇雲にICT機器に授業を任せるなど,教師の専門性に関わる事例なども現れ,学校現場のあらゆることが「デジタル化」する中で,様々な矛盾も現れてきています。いまや「教育のデジタル化」によって,教育のあり方そのものが問われつつあります。
 大阪教文センターは,こうした「教育のデジタル化」の実態やICT先進国の状況を明らかにするとともに,「教育DX」等に関する問題提起と対抗軸としての実践報告をおこなっていきます。


3月20日㈭ 13時半 たかつガーデン 3Fローズ
【講演】…田中康寛事務局次長
演題=「世界に広がるICT教育の見直し〜失ってはならない大切なもの」
【シンポジウム】
コーディネーター 山口 隆大阪教文センター代表
小学校報告 (6年国語の授業を中心として)
中学校報告 (学年のとりくみ・文化発表会を中心として)