教育実践講座 小学校6年 国語「海の命」
と き:2024年11月2日(土) 13時半
ところ:大阪府教育会館 2F 藤
資料代:500円(サポーターは無料)
6年生最後の国語の授業に位置づけられている「海の命」(立松和平作)
教材研究を通して,教材観を鍛え,授業展開を考える。
【報告者の教材観】
海の命は、太一が父と与吉じいさ二人の生き方に触れる中で、太一自身の生き方を見つめなおす物語である。父と与吉じいさは…二人とも海の命の循環を大切にし、…(中略)…海に対して謙虚な姿勢でいたことから海自身を尊重していることがわかる。父に憧れを抱き海に潜る太一は、父への憧れから瀬の主を打つことで一人前の漁師になれると考えるが、二人の海の命を大切にする「村一番の漁師」の考えに触れ、瀬の主を海の命と重ねて向き合うことで海の命を殺さずに守ることを貫く。太一が海とともに生きることを選ぶことを通して、人としての成長が読める物語である。