環境問題から新型コロナウイルスを考える

環境問題から新型コロナウイルスを考える(国立環境研究所)

7月2日の環境教育研究会で紹介された
「新型コロナウイルス発生の裏にある“自然からの警告”」(国立環境研究所・五箇公一ダニ博士 2020.4 17分)を掲載します。

【TVでおなじみ、ダニ博士が語る】新型コロナウイルス発生の裏にある“自然からの警告”(2020.4公開 17分)

【おもな内容】
・生物多様性は人間が生きていく上で絶対必要
・しかし,現在は史上最悪の絶滅の時代
・生物多様性を脅かす要因
 生息地の破壊・乱獲・汚染・外来種の侵入・気候変動と温暖化
・生物多様性の破壊とグローバル化が感染症を拡大した
 (例 ヒアリは南米から中国,そして日本へ)
 インバウンドがもたらすリスク=寄生生物・感染症
・カエルツボカビ菌の日本上陸=日本の両生類が絶滅?
 実は日本が発祥だった
・病原体・寄生生物にも本来の生息地がある
 →病原体・寄生生物と宿主の間には共進化の歴史
 →感染症対策のための「感染症の生態学」の理解
・病原体も生物多様性の一員
 生物多様性の破壊が新興感染症の根本原因
・新型コロナは甘く見てはならない
(感染力と環境適応力がピカイチ)

→生物多様性の破壊を減速,自然共生社会へ
グローバリゼーションの脱却・地産地消へ

■さらにくわしく■より詳しい内容は,
なごや生物多様性センター設立10周年記念シンポジウム
(2022年1月22日開催)で
国立環境研究所 生物多様性領域室長 五箇公一さんによる
講演「ワンヘルス ~生物多様性保全と感染症管理~」
【公開期限:2023年3月31日】がHP上にあげられています。
なごや生物多様性センター|なごや生きものライブラリー