平和と国際連帯教育研究会 9月研究会

「アレン・ネルソンとの10年」

報告者:平塚淳次郎さん(元府立高校教員)

日時:2014年9月11日(月)午後6時30分より

会場:大阪府教育会館たかつガーデン705号室

参加費:資料代300円

アレン・ネルソン(1947~2009)さんの貴重な講演やインタビュー映像、政治学者ダグラス・スミスさんとの対談、劇が風マンガによる戦争体験や人間性を取り戻していくストーリーなど、感動的なドキュメンタリーが完成しました。戦争という殺戮に関わった一人として、ネルソンさんは戦争や暴力の恐ろしさを訴え、人間が平和に生きていくための道筋を力強く語りかけています。

このDVD「九条を抱きしめて-元米海兵隊員アレン・ネルソンが語る戦争と平和」の一部を視聴。その講演の日程調整・通訳をされた平塚さんにお話を聞きます。

平塚さんからのメッセージ

 1998年2月、ベトナム帰還兵の通訳の依頼を受け、講演を担当。赤裸々な戦争体験の告発と強烈な平和希求の年にうたれる。友人数名とともに関西ネットワークを結成し全国公演の日程を調整。ネルソン氏の10年間の活動は1年に平均150日余り日本に滞在。10年間の行動は1000回以上(うち、講演会800余、学校424校 府立高校100校近く)

 枯葉剤の影響とみられる多発性骨髄腫により2009年死亡。

(アレン大阪平和教育研究協議会が作成した「VTR『戦争に反対した人々』」は、20年前につくられて、大阪の教育現場だけでなく、全国に普及され、多くの子どもたちに視聴され、日本の反戦・抵抗の歴史をしっかり学ぶことに役立ってきました。今回は、このVTRがどのようにしてつくられ、どんな利用のされ方をしてきたのか、その結果、子どもたちの歴史認識はどう変わったのかを、VTR製作と普及の中心となって活躍された山上俊夫さんにお話しいただきます。