高校入試がまったく不公平になります!(一括テキスト版)

ご存知ですか?
高校入試がまったく不公平になります!

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1 チャレンジテストで内申が決まる

※チャレンジテストとは、大阪府内の公立中学校の1~3年生全員(約22万人)が受験。1、2年生は年度末の1月に行い、得点に応じて個人の内申書の成績を変更し、3年生は6月に実施。

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2 お子さんの中学校の内申書は?

 中3のテストでは、各中学校が競い合う団体戦となっています。その結果によって、各中学校全体の内申書評定平均が決まり、平均が高い学校ほど多くの生徒に良い成績がつけられるようになります。逆に低い学校では、頑張っている生徒でも良い成績はつけられません。

※大阪府の「内申点」は5段階評定です

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大問題! チャレンジテスト

① 入試がまったく不公平に

中学3年生では…内申の学校平均「4」の中学校では、「1」はつけられません。

「1」を1人つけると、「5」を3人つけないと平均「4」になりません

「5」「4」ばかりの中学と「1」~「3」ばかりの中学が

内申の学校平均「2」の中学校では、「5」はつけられません。

「5」を1人につけると、「1」を3人つけないと平均「2」になりません

=こんな内申点では希望校にいけない

〈えっ!?本当〉

①6月のテストで、その後3月までの1年間の、各学校の内申平均が決定されます。(6月以降に、いくら頑張っても反映されません)

②5教科のテスト結果で、テスト教科外の「音・美・体・技家」の内申平均も決定されます。(体育や音楽などが優れていても反映されません)

内申書の比重はとても大きい

高校入試は、学力検査(450点)+内申書(450点)の900点満点で決まります。

内申書の評定が1ランク下がると、当日の入試で、10点下がるのと同じ(学力検査と調査書の比率が半々の場合)

合否判定のしくみ

※各高校が、学力検査と内申書の比率を決めます
(7:3,6:4,5:5,4:6,3:7の5タイプがあります)
学力検査:調査書(内申書)が5:5の高校では

●入試当日の学力検査……450点満点
(国・社・数・理・英各教科90点×5=450点)

●各学校からの調査書……450点満点
(国・社・数・理・英・音・美・体・技家
5段階評定の内申点×10点  各教科50点×9=450点)

合計900点満点で合否判定されます

② 学校でいくら頑張っても…

-中学1・2年生では、チャレンジテストで、1人ひとりの内申点が決まります-

 府内の中学校は大混乱しています。学校が責任をもってつけた成績が、チャレンジテストの結果によって変えさせられる事例が、府内各地で1万件をこえています。

 「英語の評定が1学期に『4』、2学期に『4』であった生徒の内申書評定が『2』に落とされた」など、たった1回のテストで1年間の評定がひっくり返されています。

 ある市では、内申書変更に対する府教委への協議の申し出が700件をこえましたが、まったくの門前ばらいにされました。

各学校で生徒の成績が、次々と……(例)

  *府教委作成、H27年度「評定の範囲」より

中1 英語の場合

 テストで50点以下をとると「3」、26点以下で「2」に下げられます。(学校の成績評定が「4」以上でも)

中2 国語の場合

 テストで83点以上とると「5」、71点以上で「4」に上がります。(学校の成績評定が「3」以下でも)

内申書の成績を学校で決定できない?

〈子ども・保護者に説明ができない〉

 各学校が責任をもってつけた1年間の成績が、たった1回のテストによって、むりやりに変更させられ、日常の授業やとりくみで、いくら頑張っている生徒であっても正当に評価することができません。「なぜ、こんな評定になったのか?」子ども・保護者にきちんと説明できないような評定は、内申書の成績にはできません。

内申書が意味のないものに

 学校における、生徒の平素のとりくみが反映されないのであれば内申書の意味がなくなります。

「内申書は何のために?」文部科学省HP Q&Aより

 調査書(いわゆる内申書)は、高等学校等の入学者選抜のための資料として作成されるものであり、生徒の平素の学習状況等を評価し、学力検査で把握できない学力や学力以外の生徒の個性を多面的にとらえたり、生徒の優れている点や長所を積極的に評価しこれを活用していくという趣旨のものです。

テストだけがんばればいい? 大切な友情が…

「子どもを追い立て格差を広げる!」これが教育?

・私、2段階も落ちた

・学校の平均点を下げるから「俺たちテストに参加しないほうがいいかな」(実際に休んだ生徒がいます)

・毎日、テスト対策の勉強ばっかり

・もう転校するしかないな

・通っている学校によって内申書に差が出るなんて…

こどもたちのこんな思いをさせていいの?

中学校校長会は、府教育庁に求めています
「高校入学者選抜方法について、調査書に記載する評定については各中学校にゆだねられたい。」(H28年度大阪府公立中学校校長会「要望書」)

<学校と地域がこわされます>

① くり返しのテストが、子どもと学校に大きなストレスと負担をかけ、教育を大きくゆがめます
② 入試に有利な中学校と、不利な中学校が地域の違いによってつくり出され、学校と地域がこわされます

 各学校のPTAや地域の自治会をはじめ、教育関係者や議会、マスコミなど、府民的な対話と懇談を大きく広げていきましょう。

入試は来年の3月です。まだ間に合います。求めていきませんか?

大阪府教育庁には、「チャレンジテスト廃止・撤回」を
大阪府内各市長さん教育委員会には「チャレンジテストへの参加撤回」を

子どもと教育・文化を守る大阪府民会議事務局(大阪教職員組合内) TEL 06-6768-2330 FAX 06-6768-2239